2026年1月にデビュー6周年を迎えたSixTONESが、全国ツアー『MILESixTONES』を開催中。デビューから現在までの“軌跡”と、未来への“道しるべ”が表現されている3年ぶりのアリーナツアー。全50公演という脅威の公演数を記録している本公演から、MAQUIAは折り返し地点となる3月29日・横浜アリーナ最終日昼公演をレポート!
- 息つく間もない、怒涛のライブ体験
- メロいポイント①極上の楽曲と、豊かな音色
- メロいポイント②アリーナ中に感謝を伝えたファンサ
- メロいポイント③“6”に宿る哲学──揺るがない結束
- メロいポイント④美ジュアル更新中! 衣装とヘアメイクの完成度
- メロいポイント⑤MCの絶え間ない掛け合いと、ファンとの「ダチ」感
- メロいポイント⑥一人一人が主役、6通りの魅せ方
- 規格外のアイドルたちの姿に目が離せない!
息つく間もない、怒涛のライブ体験
最初から最後まで、何度もクライマックスが訪れるような約2時間半。
「周年だからこそ近い距離で」とアリーナに舞い戻ったSixTONES。そこには思いきりアイドルを楽しむ姿と、今まで歩んできた道への確かな誇り、そして何より支えてくれたファンへのまっすぐな感謝があった。メンバー同士、そしてファンとの強い絆が随所に感じられる、まさにナマモノのステージ。
MAQUIAでは、そんな公演の魅力を、SixTONESの冠ラジオ番組「SixTONESANN」でも話題にのぼった“メロい”ポイントに分けて徹底レポート!
※一部ライブのネタバレを含みます。
メロいポイント①極上の楽曲と、豊かな音色

『Battery』ではそれぞれがかけていたサングラスを外し、ゆっくりと口元に添える仕草。その瞬間がモニターに映し出されると、会場は一斉に歓声に包まれた。
会場に入ると一見意外なほどシンプルな機構。だからこそ、これから始まる演出への想像が自然とふくらんでいく。上空約8メートル、スモークに包まれたシルエットがゆっくりと浮かび上がり、デビュー曲『Imitation Rain』が流れる。
ダイヤ型の個人ステージから、火花を散らしながら6人が登場した瞬間、会場の空気は一変。
京本大我さんがソロパートの〈Ah〜〉で不敵な笑みを見せると、会場のボルテージが急上昇。
田中樹さんのラップ部分では、火花が激しく炸裂し、幻想性と華やぎが重なり合う、鮮烈なオープニングとなった。
地上に降り立った6人は続けて、妖艶なダンサブルチューン『DRAMA』をムービングステージで披露。しなやかで大胆なダンスで観客を自然とライブの世界へ引き込んでいく。
『WHIP THAT』では、6方向に分かれて挨拶タイム。
なかでも森本慎太郎さんの「今日は3月末。そんなことは関係ありません。私からみんなに新年のご挨拶をさせていただければと思います。謹賀新年〜、横浜everybody〜、謹賀新年!みんなこの公演TVに出るよ〜」という自由な挨拶に、会場のバイブスは一段と跳ね上がる。
再びメインステージに集結した6人が再度『WHIP THAT』に合わせて跳ねると、色とりどりの光が交差し、会場はまるでクラブのような熱狂に包まれていった。
その後、上着を脱ぎ去り、一度ステージを後にする6人。開幕直後とは思えない熱の高まりに、取材席からも「すごい……」と声が漏れ聞こえるほど。序盤にして、すでに会場の温度はかなり高まっていた。
続く先輩たちの楽曲も、単なる再現ではとどまらず、SixTONES色に染め上げていく。KAT-TUNの『THE D-MOTION』、SMAPの『Battery』といった名曲が新たな表現で届けられていた。真紅に染まった背景に浮かび上がる6人のシルエットは、輪郭だけでも誰かがわかるほどの存在感。
上質なバラード曲『わたし』では、MVをなぞるように花束をそっと抱き寄せ、切なげに扱う繊細な仕草が印象的。映画のワンシーンのような演出に会場が釘付けに。
パワフルなロックチューン『共鳴』ではメインボーカルのジェシーさん、京本さんのアカペラからスタート。一語一語をクリアに歌い上げ、歌詞のもつ力をまっすぐに届けていた。
メロいポイント②アリーナ中に感謝を伝えたファンサ
アリーナならではの距離の近さを生かしたファンサービスも、このライブの大きな魅力。中盤のメドレーは『僕が僕じゃないみたいだ』からスタートし、“Baby6”と名付けられた外周トロッコに一人ずつ乗り込み、客席との距離を一気に縮めていく。その途中通りがかった、取材席へと声をかける珍しい一幕も。
「どうも、メモしてくれてありがとうございます!」とジェシーさん。
「ありがとう〜、ありがとう〜、いい記事書いてね」と田中さん。
メンバーそれぞれのファンサも印象的。松村北斗さんは少し照れたような表情で手を振り、京本さんは 口元をハムっとさせながら優雅にお手振り、髙地優吾さんは誰しもに「目が合った!」と思わせる満開の笑顔で弾ませ、森本さんはリズムに乗るように手を叩きながら通り過ぎていった。
メロいポイント③“6”に宿る哲学──揺るがない結束

『NEW WORLD』にて、髙地さんに向けて、しっぽふりふり攻撃をする京本タイガーさんを、愛おしげに見つめる田中さん、森本さん。二人はこの後も顔を見合わせて微笑んでいました。
今回のアリーナツアーではバックダンサー、バンドを加えず、ソロ曲やユニット曲もなかったため、すべての楽曲を6人だけで成立させていた。
それでも個々の存在感の強さゆえか、「アリーナが小さく見える!」と錯覚してしまうほど。
場内の各所に散らばり丁寧にファンに感謝を伝える一方で、ここぞという場面では、一つに集う姿も印象的だった。“Baby6”(外周トロッコ)で外周を巡ったのち、『ふたり』のラストでは、後方スタンドに6台が一列に並び、まるでMVのワンシーンを再現するかのような構図に。
その後トロッコを降りた6人は、『音色』のラストパートで再びセンターステージへ集う。そのまま希望と決意を爽やかに描いた『NEW WORLD』へとつなぎ、背を向けたまま拳を掲げる6人。
ばらばらに広がっていた光が、ひとつに重なるような瞬間だった。わちゃわちゃと寸劇を繰り広げながらも、笑顔で力強く楽曲を届けていく。
落ちサビとなるジェシーさんのパート、〈あの日の偶然の出会いから始まった 僕らのストーリーきっと奇跡なんだ〉というパートでは、5人が彼を囲み、鼓舞するようにまっすぐに視線を向ける。その姿は、演出というよりも、これまでの歩みそのものを映しているようにも見えた。
続く『Amazing!!!!!!』では、揃ったダンスと力強い炎の演出が重なり、迫力のあるステージに。ジュニア時代から披露してきた特別な意味を持つこの楽曲で、京本さんが〈SixTONESの(本来は俺らの)音色は終わらない〉と歌い上げる場面は、感極まる瞬間だった。
メロいポイント④美ジュアル更新中! 衣装とヘアメイクの完成度
近距離で目にすると、思わず見惚れてしまいそうになるほど磨き上げられた6人のビジュアル。
ヘアメイクで特筆すべきは松村さん。陶器のような肌に、眉間から目元へと流れるように配されたラインストーンが、光を受けて繊細にきらめく。さらに上下のまぶたの目尻にかけて黒のラインを効かせ、ライブでしか出会えないビジュアルで、登場の瞬間から会場を沸かせていた。
また、とりわけ目を奪われたのが、終盤の6人の衣装。異なる作品のヒーローが共演しているような一見バラバラにも見えるスタイリングながら、不思議とまとまりを感じさせた。個性を活かしながら、SixTONESらしさを成立させている点が印象的だった。
ジェシーさん
羽飾り付きハットと大きなマント。裏地の柄が動くたびにのぞき、ゆれ動くたび異なる表情を見せる。スパンコールのパンツにブーツを合わせ、王子のようでもあり、どこか怪盗キッ○のような雰囲気も。
京本さん
ボルドー×ゴールドの伝統的な配色にリムレスメガネを着用し、まるで帝王のよう。クラシックとモードが溶け合った、気高くも優美なスタイリングだった。
森本さん
デニム素材のセットアップで、異素材や装飾を重ねたクラフト感の強いスタイリング。ラフな中にファーやゴールドが一際ラグジュアリーな輝きを添えていた。
田中さん
スカーフを腰元や頭に巻いた海賊風のスタイル。ファー付きのミリタリージャケットとデニムで、ヴィンテージとストリートが自然に混ざり合い、余裕感が彼らしいスタイリング。
松村さん
ダルメシアン風のロングファーが印象的。脇が大きく開いた黒のタンクトップ、チョーカー、大振りのネックレスを合わせて、全体にラグジュアリーでありながら、どこか危うさをはらんだ色気を漂わせる。
髙地さん
赤を基調にしたロングコートが主役。スパンコールや刺繍、フリンジが動きに合わせて表情を変え、黒のインナーとパンツで細身のスタイルが際立っていた。ハットやサングラス、ゴールドアクセサリーが重なり、ボヘミアンとロックが混ざり合ったスタイルに仕上がっていた。
メロいポイント⑤MCの絶え間ない掛け合いと、ファンとの「ダチ」感
MCが始まると、まずはジェシーさんがギャグで会場を温める。その様子を、ほかのメンバーが給水しながらニコニコと見守る、ゆるやかな空気からスタートした。
Team SixTONES(SixTONESのファンネーム)の熱気について、メンバーが触れる一幕も。
田中(ステージにあぐらをかいて座り込みながら会場を見渡して)「今13時だよ。すごいね!俺らはさ、みんなが来てくれてる以上、全力本気でやらないといけないわけじゃんね、でもそっちはさ、来てるお客様なんだから、極論もう適当に見てたっていいわけじゃん。でもさ、ちゃんと盛り上げて盛り上がってくれるのがすごくない?」
ジェシー「これ(ペンライトの打点を示して)筋肉痛なるよね」
田中「もちろん疲れてるだろうなとは思うけど、本当に休んでくれとは思わないです。なんか、なんかわかりやすく盛り上がってくれてるわけなんで」
京本 「さっき元気すぎて、こう(トロッコで)一周してるじゃない。で、俺が手を振ったりピースとかしている中、俺に向かってバキュン(撃つ動作)ってやってきた人がいたのよ」
田中 「自分のことを京本が見に来てると思ったんだ」
京本 「ファンサされちゃったからどうしようかと思ってた。俺がキャーって言うべきだったのか」
田中「だってファンサしてくれているわけだからね」
京本「で、その人、うちわ何も持ってないの」
田中「メンバーが私のライブに来てる、と思ったんじゃない。まあ楽しみ方は自由なんであれですけれども(笑)」
森本「でもさ、SixTONESのライブの人たちってみんな上の方まですごいじゃない、その盛り上がり具合が」
そう言って、誇らしそうに客席を見上げる。こういった言葉の数々から、ファンへの信頼が自然と伝わってきた。
そして、スタジアムツアーの発表では、この日いちばんともいえる轟音のような歓声が上がる。それを嬉しそうに眺めた田中さんが「俺が筋トレ始めたの、これがあったからなのよ。(スタジアムの)設営があるから」とファンへ笑いかけ、森本さんが「俺もね、筋トレ始めたのこれがあるからなんだよ。芝の手入れしなきゃいけないから」と被せる。
また、ライブ会場に来られなかったファンにも配慮を欠かさない。松村さんが「今、この会場の外の世界にも、おんなじ動画が(インスタに)流れている」
「この会場にいない人たちは、直接の言葉を聞けないから今日の(夜)ライブ終了次第インスタライブやります(田中さん)」と、全員を置いていかない、さりげない気遣いも印象に残った。
後半戦へ向けて立ち上がるファンの様子を見て「今普通に雑談してたね(笑)」と田中さんが客席に愛あるいじり。わかりやすく愛を叫んだりはしないけれど、皆が行動で愛と信頼を示していた。
驚かされたのはやはり客席の一体感。全体を通して、ペンライトの大きな動きは途切れることがなく、メンバーが着替えで不在の間にも揺れ動き続ける。
とりわけ熱量が高かったのが、後半戦、高さ約13メートルの“Mother6”(巨大トロッコ)にメンバーが乗って登場し、『S.I.X』を皮切りに、キラー&アップテンポの楽曲が続く場面。ペンライトの波がうねるように広がり、会場全体がひとつの海となる。
そして終演直後、すぐさま巻き起こる大きなSixTONESコール。ファンの熱量とメンバーの熱量が、同じ温度でぶつかり合っていた。
メロいポイント⑥一人一人が主役、6通りの魅せ方

CREAKはライブ初披露。『TOP SECRET』を終えた直後、冒頭で松村さんが見せた「シーっ」とニヤリと笑いながら、軽くノックする仕草が、ひときわ印象に残る。
6人それぞれが主役級の輝きで、ステージをまるごと支配していた今回のツアー。そのなかでも、思わず目を奪われた瞬間をピックアップ。
ジェシーさん
場の空気を一段引き上げる存在。優雅にメロディに身を任せ、全身で歌を表現していた。包み込むような優しい声から、『NEW WORLD』の澄んだ透明感のある声、『Rebellion』での力強く煽るような声まで、七色の歌声を使い分け、会場を掌握。彼が前に出ることで、メンバーや観客の熱量が連動して高まっていく様子も印象的だった。メンバーカラー“赤”が象徴する通り、その中心的なエネルギーは圧倒的だった。
京本さん
視線を向けた瞬間に、そのまま世界へ引き込まれるような吸引力。京本さん自身のプロデュース楽曲『Violet』では伸びやかなフェイクで、会場中が息を呑む音がしたほど。隙のない端正な顔立ちから覗く、艶やかな表情で楽曲の余韻をより深め、芸術の如き存在感で壮大なストーリーを描き出していた。
森本さん
自由奔放でコミカルな動きの連続に目が離せない!歌終わりにスクワットしたり、一人独特なリズムを刻んでいたり、その一方で“Mother 6”(巨大トロッコ)〟 の天井につかんばかりの頂点から、客席を煽る、漢な姿も。アンコールでも彼らしさは全開。スーツケースを出前の配達員のように背負って登場したかと思えば、掲げ、ステージ真ん中に鎮座させる。最後は回収、持って退出! おかげで湿っぽさ皆無のラストに。
田中さん
SixTONESらしさの核を担うラップは『Imitation Rain』から全開。どこか気怠げに身体を預けながら繰り出すラップと安定した音程で牽引。MCでは、メンバーの言葉を即座にわかりやすいように自然に補足したり、聞き応えあるMCを30分きっかりでまとめるなど、懐の深さと手腕を発揮していた。一方「俺トイレ行ってくるわ」とMC中に離席する場面も(笑)。
松村さん
彼が歌うと、言葉に奥行きが生まれ、歌詞が“物語”として立ち上がる。繊細に魅せたかと思えば、ダイナミックなダンスや驚くほど高いジャンプまで! その文学性と身体表現のコントラストで沸かせた。自身プロデュース楽曲『予知夢』では、荘厳で神秘的な空気感を醸し出し、SixTONESの新たな一面を引き出していた。
髙地さん
常に笑顔を絶やさない、まさにアイドルのプロフェッショナル! 口角をあげて楽しそうに歌い上げる姿に多幸感が連鎖していく。『僕が僕じゃないみたいだ』で「あれ、まちがえちった」と無邪気な笑顔で自己申告、会場全体がほっこり。アンコールの『この星のHIKARI』でファンのコーラスを聴いた後には「みんなうますぎ! 君たちはアーティストだね」と感嘆の声をあげ、会場をメロつかせていた。
規格外のアイドルたちの姿に目が離せない!
SixTONESのライブは、まさに“生きている”と感じられるライブだった。
この日MAQUIAスタッフは少し早めに新横浜へ到着し、ひと息つこうと思ったものの、カフェやファミレスはどこも長蛇の列。ようやく入れたファストフード店では、ファンと思しき人たちが朝からフルコンボセットを食べていて、「元気!」とびっくりしたのだが、ライブを終えてその理由を実感。
6人は、すべての瞬間を全力で歌い、踊り、隅々まで目を凝らし手を振っていた。そこに惰性も妥協もなく、そしてその熱に呼応するように客席も声を上げ、ペンライトを振り、大きな笑顔を見せる。
取材席でメモを取っていたはずが、気づけば身体が自然と動き出し、終演後には思わず息が上がるほどの充実感。
この熱量を、昼夜、そして全50公演挑戦すると決めた事実に、ただ圧倒される。
今秋スタジアムツアーの開催を発表したSixTONESが、次はどんな楽曲で、どんな演出で魅せるのだろう。その景色に早くも期待の声が高まっているが、それも彼らへの愛と信頼があってこそ。
着々と未踏の地へ突き進む6人の姿から、これからも目が離せない。
SixTONES
SixTONES(ストーンズ) メンバーは、ジェシー、京本大我、森本慎太郎、田中樹、松村北斗、髙地優吾。2015年5月1日結成。2020年1月22日にCDデビュー。2026年は記念すべきデビュー6周年。
撮影/詫間由佳
公開日:
















































































































