健康の基本は、食事から栄養をしっかり摂ること。そこで毎日摂りたい栄養成分について改めてお勉強! 知っているようでいて、実は更新されている情報もあるのでぜひチェックを。
食事と生活を見直して、目指せ100年動ける体!
\今知っておきたい/ 栄養成分基礎知識(食事編)
病院などでの栄養相談の経験を生かして、食育活動やレシピ開発、食のコンサルティング、講演など、多方面で活躍中。
[栄養成分 04] 臓器や組織の反応に必須 【ミネラル】
「ミネラルは体を構成する元素の一部で、無機質とも呼ばれ、臓器や組織の様々な反応を起こすために必要。バランスよく摂ることで働きます。女性は特に鉄、カルシウム、亜鉛などを意識して摂って」(浅野さん)
Point
●体の臓器や組織を円滑に働かせる。
●基本の16種類をバランスよく摂ることが大事。
●毎月の生理で女性は鉄が失われやすいので意識して補う。
●動物性食品に含まれるヘム鉄のほうが体への吸収率がよい。
●女性はカルシウムも積極的に補給を。
●加工食品を多く摂っている人は亜鉛が不足しやすい。
●むくみやすい人はカリウムを意識。
【鉄】非ヘム鉄はビタミンCと共に摂るのが◎
赤血球の材料になり全身に酸素を運ぶ役割がある。赤身肉、レバーなど動物性食品に多く吸収率の高いヘム鉄、小松菜など野菜に含まれる非ヘム鉄がある。非ヘム鉄はビタミンCと摂ると吸収率アップ。
【亜鉛】味覚や免疫力、髪や肌の健康などに関与
味覚を正常に保ったり、免疫力向上、髪や肌の健康維持、 生殖機能改善などの作用が。牡蠣、牛の赤身肉、レバー、カシューナッツ、大豆食品などに多く含まれる。
【カルシウム】将来の骨粗鬆症に備え今から意識して補給を
骨や歯を作るほか、血液凝固、筋収縮にも関与。女性は閉経後に骨粗鬆症になりやすいので今のうちから補給を。乳製品、納豆などの大豆製品、魚などに多い。
ミネラルをまとめて摂れる。(上)マルチミネラル 180粒 ¥915/ファンケル (左)ディアナチュラ マルチミネラル 60粒 ¥378/アサヒグループ食品
MAQUIA11月号
イラスト/梶井のりこ 取材・文/和田美穂 構成/山下弓子(MAQUIA)
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