体温の高い人は肌もボディもキレイ、というウワサを検証すべく、美容賢者の冷えとり事情をリサーチ。「MAQUIA」3月号から、冷えを招くNG習慣を紹介します。
「平熱高めが美人の証」を徹底検証!
キレイな人がやっている
冷えとりTIPS
内科医
石原新菜先生
イシハラクリニック副院長。健康ソムリエ講師。漢方や自然療法などを取り入れ、体質改善アドバイスを行う。明るい人柄も人気。
冷え性な人は必読。美容と健康に役立つメソッド満載の石原先生の著書。『やせる、不調が消える 読む冷えとり』¥1300(主婦の友社)
石原先生の実践冷えとりTIPS
(右)ユニクロのヒートテックインナー
「下着に重ねばきすれば、お腹が冷えるのを防げます」。ヒートテック ウエストウォームショートパンツ ¥990/ユニクロ
(左)しょうが紅茶
「温かい紅茶に、しょうがをすりおろして入れるだけ。しょうがには血行促進作用があるため、冷えとりにはぴったりですよ」
体温高めの人と
低めの人の違いって?
内科医の石原新菜先生によると、「医学的な平熱の定義は36. 55℃から37.23℃。ところが、そのラインに達している女性は約2割。中には35℃を切る人もいます。体温が低い原因は、血流の停滞。筋肉などで作られた熱は、血液にのって全身に運ばれます。血流のよい人は体の末端まで熱を運べるから冷えないし、血流が滞っている人は熱を運べず体が冷えるんです」。
血流の滞りで下がった体温は、生活習慣改善で上向きになるそう。
「体温を低くする習慣はやめて、筋肉を動かしたり体を温めたりする習慣を始めましょう。早ければ、1カ月で0.5℃から1℃平熱が上昇します。体温が上がれば、代謝もアップ。脂肪が燃える、肌のターンオーバーが整うなど、美容にもメリットがたくさんあります」
体温の高い人
「生まれつき平熱の高い人は、外見も中身もエネルギッシュ。自身の健康を過信する傾向があるので注意を」
●血色がよい
●肉づきがよい
●ポジティブ
●たんぱく質をよく摂る
VS
体温の低い人
「体質的に冷えやすい人は、一見具合が悪そう。でもその分気をつけて生活するので、長生きする傾向に」
●色白
●筋肉が少ない
●ネガティブ
●食が細い
体温を低くする6つのNG習慣
ストレスてんこ盛り
ストレスのせいで自律神経のうち交感神経が優位になると、血管が収縮して冷える。
毎日シャワー派
シャワーだけだと、当然体が温まらない。結果、睡眠の質が低下し、さらに冷える原因に。
運動不足
体温の約40%は筋肉が生み出している。運動不足で筋力が衰えれば、当然体温が下がる。
水の飲みすぎ
汗をかかずに水ばかり飲むと、むくみや冷えに。水は、のどが乾いたときに飲めば十分。
たんぱく質不足
たんぱく質が不足して筋肉が減ると、熱量も低下。炭水化物寄りの食生活には注意して。
頭熱足寒ファッション
熱をたくさん作る筋肉は下半身に多い。冷えを防ぐなら、頭寒足熱ファッションが正解。
MAQUIA 3月号
撮影/橋口恵佑 イラスト/黒猫まな子 取材・文/風間裕美子 企画・構成/若菜遊子(MAQUIA)
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