40代になると、姿勢が崩れたり痛みが出たり。そんなボディを整えるストレッチを、美スタイルをキープしている木下ココさんが指南!
体の不調と変化をラクにする
大人のための「ココストレッチ」
ココストレッチって?
世田谷にある自身のダンススタジオで講師も務める木下さんが、滞りがちな現代人向けに指導しているストレッチ。バレエの動きを参考にしているから体幹に効き、美姿勢に。(https://www.js-dance-studio.com バレエエクササイズクラスは毎週日曜16時半から)
体の不調改善ストレッチ
まずはプリュス世代にありがちな不調を解消するストレッチからスタート。変化がすぐ感じられ、ボディラインが整う実感も早い!
肩こり
固まった肩甲骨を動かし、体の側面を伸ばすストレッチは肩こり解消にぴったり。「最初は腕が曲がっていてもOK。まずは続けて!」
1
骨盤の真下にかかとがくるように立つ。一方の手で体を支えながら、もう一方の手を上へと伸ばす。
2
腕を斜め上に伸ばし、体を傾ける。腕も頭も遠くに引っ張られるイメージで伸ばす。片側5回ずつで、両側繰り返す。
3
オフィスでは、両腕を背もたれに置き、後ろで手を組んで休憩。PC疲れが解消され肩もラクに。
\3がキツイ人は/
椅子からおりて立ち、写真のように背もたれに手を置いてしゃがむ。肩甲骨が動くから、巻き肩の改善に。
脚のむくみ
ストレッチをさぼりがちな太ももの裏側を伸ばし、詰まった股関節もリリースされる動き。脚が上がりにくい人は無理せず低めの椅子や台を使って。
1
片方の脚を椅子にのせ、太もも裏が伸びるのを意識しながら体をゆっくり倒す。5秒キープ。
2
1の姿勢のまま、膝を外側に傾けて股関節をストレッチして5秒キープ。猫背にならないように注意。反対側の脚も同様に行う。
骨盤底筋のゆるみ
さぼりがちな腹筋や骨盤底筋が目覚めるストレッチ。腰痛や尿漏れに悩む人には特におすすめ。もも内側を意識するのがポイント。
1
仰向けに寝て両腕を開き膝を立てる。左右の内ももを互いに寄せるイメージでお尻をアップさせる。
2
タオルなど柔らかいものを脚の間に挟むと内ももを意識しやすい。ゆっくり5〜10回。
そけい部を意識せずお尻を上げるだけだと効果半減。お尻の穴を締め、脚の付け根をぐっと持ち上げる。
ストレス(浅い呼吸)
「胸骨周りが固くなると呼吸が浅くなり、気持ちに余裕がなくなります。フォームローラーにのるストレッチで胸をぐっと開いて」
仰向けに寝て両腕を開き、ローラー(初心者は柔らかめが◎)を背中の下に入れて、上下にコロコロ。呼吸しながらゆっくり行う。10往復くらいを目安に。
MAQUIA 10月号
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/高橋里帆〈Happy Star〉 ストレッチ指導・モデル/木下ココ 構成・文/高見沢さとこ 企画/髙橋美智子(MAQUIA)
衣装/すべて本人私物