マスク生活も早3年、ふと気づけば口元が老けたという人も多いはず。身体調律家・木村祐介さんに教わる口角アップエクササイズをはじめ、口角を下げないためにできる5つのアプローチを公開!
お疲れ・不機嫌印象はここから来ていた
口元老けにストップ!
パーソナルフェイストレーナー、身体調律家として活躍。独自のメソッドには、アスリートから女優まで多くのファンが。
口角を下げないためにできること5
身体調律家の木村さんが1~3のエクササイズを指導。テンションをかけることで表情筋が引き締まり、口角がフワッとアップする。
1 マスク下でもできる
チュー顔エクササイズ
「チュー顔をするだけで、口輪筋につながる表情筋や、あごやデコルテに効率よくアプローチ。砂時計ゾーンにテンションがかかり、真顔に戻ったとき、口角がフワッと上がります」(木村さん)
姿勢を正して
唇を「う」の形に
背中が丸まらないよう姿勢を正し、大頬骨筋や笑筋を引っ張るように「う」の形に。なるべく前へと突き出す。
2 マスクを外したら
口角上げエクササイズ
「口角を上げる大頬骨筋と、そのとなりの小頬骨筋にアプローチするエクササイズ。つくり笑いではなく、自然と口角が上がった好感度の高い笑顔になれます」(木村さん)
指で押さえながら口角を上げる
口角を目いっぱい引き上げて笑顔をつくり、小鼻のわきを2本の指で押さえる。
口を大きく開けて「あー」
指で口角と頬を固定したまま「あー」と口を開く。目をカッと開くとうまくいく。
3 頬と口角も上がる
ほうれい線解消
「神経を刺激しながら頬をストレッチすることで、筋肉にしなやかさを取り戻し、頬の位置がアップ。真顔に戻るとほうれい線が消え、口角が上がります」(木村さん)
神経を刺激しながらチュー顔
頬骨をたどっていくと凹みのようなツボが。ここを2本の指で押さえ「う」の唇に。
チュー顔のまま唇を横へ
「う」の唇を指と反対の真横に動かし、頬全体にテンションを。反対側も同様に。
4 マスク下でもできる
話し方や舌の位置にも注意を
「私は、ふだん話すときも唇を前に突き出し、上唇がめくれるように意識。唇を薄く巻き込まないようにしています。また、だまっているときは口内で舌をダランとさせず、常に天井部分(口蓋【こうがい】)にピタッと密着。こうしていると口角が下がりません」(小田)
舌先が下の歯の裏側につくと口角がダウン。舌先は常に上の歯の裏側のつけ根にタッチさせ、舌全体を天井部分に添わせるように。
5 口角上げが得意なコスメを味方に
「スキンケアで口角をキュッと上げるためには、唇だけでなく『まわりを攻める』アイテムを選ぶのが正解。伸縮性のあるシートマスクや口のまわりまでケアできる口元専用美容液がおすすめです」(小田)
(右)頬と口角をグイッと引き上げ、形状記憶。カネボウ スマイル パフォーマー 4枚入 ¥6050/カネボウインターナショナルDiv.(左)唇と唇のまわりにハリを。センサイ トータルリップトリートメント 15ml ¥11000/カネボウ化粧品
MAQUIA 8月号
撮影/岩谷優一〈vale.〉(モデル) ヘア&メイク/広瀬あつこ スタイリスト/福永いずみ モデル/佐藤さき(マキアビューティズ) イラスト/熊野友紀子 取材・文/小田ユイコ 構成/山下弓子(MAQUIA)
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