肌ダメージが加速する夏。皮脂テカ、毛穴、乾燥崩れはもちろん、エイジングの加速をくい止めるため、朝・昼・夜の冷スキンケアを身につけて。

皮脂テカ、毛穴、乾燥崩れを冷んやり回避!
夏の冷スキンケア始めます
エステティシャンとして多くの人を肌トラブルから救ってきた経験を活かし、スキンケアやコスメの使いこなしをレクチャー。
\冷スキンケアを夏の習慣に/
酷暑が当たり前になった今、
冷スキンケアは必須項目
「ここ数年、夏の酷暑が秋まで続き、亜熱帯化したと言われる日本。これまでの常識的な夏ケアでは対処しきれず、肌ダメージが深刻化しています。それはまさしく、高温と紫外線による暑さがもたらすダブルパンチ。また、暑い屋外とエアコンの利いた屋内との“気温と湿度の落差”も、肌にとって大きな負担に。暑さをしのぎ、ダメージを受けた肌をクールダウンさせる“冷スキンケア”は、もはや国民的な必須ケアとも言えます。朝、昼、夜、それぞれのタイミングに合わせた冷やし方を覚えましょう」(水井真理子さん、以下同)
夏、肌温度が40°Cになると肌は老ける!
今、スキンケアサイエンスで話題の細胞老化。細胞老化の主な原因は紫外線と「熱」。紫外線は肌内部に浸透すると熱に変換され、31℃ほどだった肌温度も、直射日光を5分浴びれば40℃にまで上昇してしまうという。すると肌内部で炎症が起こり、肌細胞が老化細胞に。肌の弾力低下、皮脂トラブル、バリア機能の低下が起こってしまう。

紫外線が肌内部で熱に変換される事実をかんがみると、細胞老化の原因のほとんどが「熱」だといっても過言ではない。
データ提供/ラネージュ
夏は毛穴が1.5倍目立つ!
夏になると毛穴が気になるのは、実際目立つ毛穴の数が増えているせい。右のグラフの冷温は8℃、高温は最近の真夏では当たり前になった35℃。毛穴の数は1.5倍になるというから驚き。しかも気温が35℃になると皮脂量は2倍以上に。酷暑がデフォルトになった日本で毛穴目立ち、皮脂テカは免れることのできない宿命かも。

データ提供/コーセー

洗顔後8℃で計測

引き締まった毛穴
▼

洗顔後35℃で計測

大きく開いてしまった毛穴
画像提供/コーセー
洗顔後、気温を8℃から35℃まで変化させ、高解像度CCDカメラで毛穴を撮影し、目立つ毛穴の数を計測。すると毛穴の数は約1.5倍に。
MAQUIA 7月号
イラスト/ナカヤマ皐月 取材・文/小田ユイコ 構成/山下弓子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
公開日:










































































































