2021年秋冬、キラキラコスメが見事に復活! 派手だったり、子供っぽい印象の強かったラメも、大人にも似合うように進化。「MAQUIA」12月号で連載中の『神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場』では、女性ウケはもちろん、男性ウケも意外と高い、人気のキラキラの今どきの取り入れ方、教えます。

大人 キラキラメイク 神崎恵

神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
きゅん♡を誘う女になる

Megumi Kanzaki

神崎 恵

1975年生まれ。美容家であり、3人の息子をもつ母。ひとりひとりに合わせたメイクやビューティスタイルを提案するアトリエ「mnuit」を主宰し、美容誌をはじめ、各女性誌で連載を持つ他、コスメブランドのアドバイザーを務め、女性を美しく導く製品の開発、プロデュースなど活動の幅を広げている。書籍の累計発行部数は144万部を超え、最新刊『老けない美容、老ける美容』(講談社)が話題に。 

SCENE:キラキラメイク
質感と色を主役にキラキラコスメでピュアな透明感を!
メイクの話だけではなく、ファッションやヘアスタイルにもある、男脳と女脳の差。好みにはズレがあり、一致するほうが珍しい。そんな中、キラキラとか、ツヤツヤには、つい目がいくかわいさがあるらしい。双方を「かわいい」と言わせてしまうこのキラキラツヤツヤ、「かわいいよね」という男友達や仕事仲間の一言に、この風合いのどこにその魅力が?と探らずにはいられなくなる。


女性側の理由は簡単だ。もともとキラキラしたものやうるうるしたもの、輝きやツヤのあるものに心惹かれる、それは理由をあれこれ並べて説明するより、「ただただ好き」というのが一番しっくりくるように思う。それは目にうつるだけで幸せを感じてしまうくらい、わかりやすい。わたしたち女性の核には、キラキラに反応するセンサーみたいなものが、もともと備わっているのかもしれない。


そのほかにも理由はある、顔の上のキラキラでいうなら、眼差しを潤ませたり、唇をぷっくり見せたり、肌をなめらかに見せたり。顔の上のパーツひとつひとつを美しく見せてくれる。これも心奪われ求めてしまう大きな理由だ。
では、なぜこのキラキラは男心も引き寄せるのか? 「キラキラってしてると、なんか目がいっちゃうんだよね」、「うるうるしてるだけでかわいいのに色っぽくてさ」。話を聞いていると、女の本能とはまた別のベクトルで、男の本能も刺激するらしいことがわかる。


そういえば、小さな子供たちもキラキラへのときめきは半端ない。おばあちゃま方の小物も服もキラキラしがち。子供から大人まで、老若男女関係なく魅了するこのキラキラ、おそるべし! 本気でそう思ってしまうのだ。


今季なら愛でるだけで幸せになってしまう、贅沢に繊細にきらめくアイカラーがいい。透明感たっぷりの色の中にきらめきが溶け込んでいて、まぶたにひとはけするだけで、眼差しはうるみ、ピュアな空気が溢れ出す、そんなアイカラー。そこに、ぽわんと色づくクリームチークを差し込めば、どんな大人の顔もピュア顔になれてしまう。だから、大人こそキラキラを! この秋冬は無垢な自分の顔を楽しみのひとつに加えてほしい。

神崎恵さん

きらめく甘さと
ふわふわニットの風合いを存分に楽しむ

キラキラシャドウに合わせるなら、今年は断然淡い色のニットコーデと決めている。ニットのふわふわ、やわらかな甘さに、この透明感たっぷりのきらめきが重なる……。想像するだけで「かわいい」しかでてこない組み合わせだ。合わせるものは、全部やわらかさと透明感にこだわって統一させ、全身でピュアな空気感を纏いたい。
髪も甘めを意識し、高めポニーテールかゆるふわ巻きのダウンスタイルがいい。顔の上のきらめきを引き立てるため、小物はまろやかに発光するパールをセレクト。
色のインパクトではなく、色と風合いの甘さを楽しみながら組み立てると、大人の透明感をうまく引き出せるような気がしている。


神崎流・美人レシピ

ざっくりニットでやわらかさを表現

目元のキラキラを際立たせたいから、着る服は光沢やツヤを封印して、ぬくもりのあるふわもこニットをセレクト。さらに、キルティングスカートでやわらかくボリューミーな印象に。

目元以外はフォギーでキラキラを引き立てて

女性らしさと透明感アップを狙った、ピンクトーンのメイク。ベース、チーク、リップ、輝度の高いラメシャドウ以外、全てフォギー質感にすると、今どき感のある大人な仕上がりに。

a ルナソル アイカラーレーション EX18 ¥6820/カネボウ化粧品(11月19日限定発売) b レ・メルヴェイユーズ ラデュレ クリームブラッシュ 02/編集部私物

a パレット左下のピンクを上まぶた全体に、上まぶたの目頭から黒目あたりに、右上のシャイニングカラーを重ねて求心的な目元に。ルナソル アイカラーレーション EX18 ¥6820/カネボウ化粧品(11月19日限定発売) b 血色を思わせるチークは、頬の中央高めに横長になじませて。レ・メルヴェイユーズ ラデュレ クリームブラッシュ 02/編集部私物

ピュアさを高めてくれる王道ポニーテール

ニットとスカートにボリュームを出している分、髪はできるだけコンパクトにまとめたい。高めの位置のポニーテールなら、大人のキラキラにふさわしいピュアさをアピールできる。

MAQUIA 12月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/天日恵美子 ヘア/津村佳奈〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)


※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年11月21日発売号

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