俳優やシンガーソングライターとして多彩な才能が光る、阪本奨悟さん。シリーズ4作目となる『舞台「鬼滅の刃」其ノ肆 遊郭潜入』で、主演の竈門炭治郎役が決定。そんな阪本さんに作品の魅力と「竈門炭治郎」への意気込みや、日頃からの健康法を教えてもらいました。
- 大好きな炭治郎役に選ばれて、「夢が叶ったな」と思いました
- 炭治郎らしい“揺るがない熱き想い”を、歌や殺陣を通して表現していきたい
- 肺の筋トレ、食と睡眠が最高のパフォーマンスに繋がる
- 俳優としても、アーティストとしても成長していきたい
- 阪本さんの美肌と笑顔に注目♡素顔を垣間見るオフショット
- 11月から大阪・東京にて『舞台「鬼滅の刃」其ノ肆 遊郭潜入』が上演
大好きな炭治郎役に選ばれて、「夢が叶ったな」と思いました
見る人の期待を超えていく『竈門炭治郎』になりたい
「『鬼滅の刃』は、テレビアニメ最初のシーズンの『「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』を観て、「こんなに面白い作品があるんだ!」と感激して、原作(漫画)を一気読みした、思い入れのある作品。そんな大好きかつ、大人気作品の主役に選ばれるなんて……!と自分でも驚きました。夢のひとつが叶ったような、嬉しい気持ちでいっぱいです。演者仲間やスタッフの方、歌唱指導の先生など、周りからの反響も大きく、それだけ注目の作品なんだと、改めて実感しました。その一方で、これまでシリーズ3作品続いている舞台。既にイメージや世界観が創り上げられている状態で、世間からの期待値が高まっていることもわかっています。そのため、“それを超えていかないといけない“というプレッシャーも同時に感じています。しかし、炭治郎のことは、出演が決まる前から、「もし自分が炭治郎ならどうする? 」とぼんやりと想像してしまうくらい大好きなキャラクター。なので、物怖じせず、お客さまはもちろんのこと、僕自身も心の底から楽しめるような舞台にしたいと思っています。」(以下阪本さん同)
炭治郎らしい“揺るがない熱き想い”を、歌や殺陣を通して表現していきたい
「いちファンとしてこの作品を読んでいる時から、炭治郎の家族に対する愛情や想いには、すごく共感していました。自分の家族を鬼に滅茶苦茶にされ、それに対する怒りと、残された禰󠄀豆子に対する愛を原動力として、戦い続ける炭治郎。僕にも大切に思っている親や兄姉がいるので、もし自分の家族がこういった仕打ちを受けた時は、炭治郎と同じように、燃え上がるような怒りを覚えると思います。その炭治郎の熱く、揺るぎない思いを、僕なりに表現したいと思っています。僕に表現できる炭治郎。今まさにそれを模索している段階です。まず、一番に大切にしたいことは歌のクオリティ。僕は音楽を長い時間やってきているので、自分なりの“炭治郎の歌“を確立し、歌で感動を与え、心を動かすことができるよう頑張りたいです。そして、炭治郎と鬼との闘いを迫力あるものにするために、歌と同じくらい殺陣も重要になってくると思います。これまでも殺陣を演じたことはありますが、炭治郎の超人的なアクションを表現するために、今回改めて殺陣を基礎から学び直しました。そこも注目していただけると嬉しいです」
肺の筋トレ、食と睡眠が最高のパフォーマンスに繋がる
歌にも芝居にも活きてくる“呼吸筋”の筋トレは、日々の積み重ねが大切
「普段から体力維持のために毎日“肺の筋トレ”をしています。歌手や管楽器の奏者、スポーツ選手などが呼吸筋を鍛えるために使っているパワーブリーズという器具があるのですが、それで息を吸うと呼吸筋が鍛えられるんです。呼吸筋と肺活量は歌のクオリティに直結するので、欠かせない日課に。それ以外だと、腕立て伏せなどの基本的な筋トレも。ジムに行くというよりは、自宅でコツコツとするのが好きです」
健康維持のために、食生活や良質な睡眠を意識
「食事面では、ブロッコリーやキャベツなど、タンパク質やミネラルを多く含む野菜を積極的に食べるようにしています。あとは、鶏肉豚肉牛肉を偏らずにバランスよく! 最近は睡眠にもこだわるようになり、マットレスを低反発のものに買い替えました。それと同じくらい大事なのが、枕専門店で購入した3つのオリジナル枕。形や硬さがそれぞれ異なり、その日の気分によって使い分けています。このマットレスと枕の組み合わせがすごく良くて、睡眠の質が改善されました。これまではうまく寝つけず、次の日に影響が出てしまうことがありましたが、このマットレスと枕にしてからは、寝つきも寝起きもよくなり、翌日は何事にも集中して全力で向き合えるようになりました。あと、寝る前の1時間前になったらスマホは見ない、寝室は常夜灯にし、ヒーリングミュージックを流して落ち着くなど、環境作りにも心がけています」
柴犬のYouTubeや好きなアーティストのライブ映像を見てリラックス
「好きなことをして、リラックスすることも、健やかに生きるためにすごく大事なこと。最近は柴犬の動画を観るのが好きで、その中でもYouTubeチャンネルの「柴犬スティーブ」がお気に入り。飼い主さんのアテレコが面白く、同居するコーギーと猫とじゃれ合っている姿にほっこりします。いつの間にか、SNSのおすすめ欄が柴犬ばかりになってしまいました(笑)。実家ではビーグルを飼っていたこともあって、やはり犬は自分を癒してくれる特別な存在です。あとは、好きなアーティストのライブ映像を流して、「あ~やっぱり、音楽っていいな」と浸る時間もたまらなく好きですね」
俳優としても、アーティストとしても成長していきたい
「例えば2.5次元の舞台だと原作や、アニメ、参考になる資料があるので、演じる役のビジョンが見えるまで、それらを何度も読み返すようにしています。今回の舞台でも、原作や台本を繰り返し読み込んで、自分にできる最大限の準備と努力をして、阪本奨悟だからこそできる竈門炭治郎を演じたいです。そして、この経験を通してさらに役者として成長していけたらと思っています」
自分の中にないものを”ウソ“として表現しないことは、変わらず大切にしたい
「僕がアーティストとしても、俳優としても大切にしているのが、自分の中にないものを”ウソ“として表現しないこと。自分が本当だと思って表現していることと、そうじゃないことでは、伝わりかたが違うと思っているので。自分の中に存在しないものを人形のように表現しても、見ている人たちの心を揺さぶることはできないことを知っているので、これからもたくさんのことを学び、アウトプットして、竈門炭治郎をはじめ、いろいろな役を演じられるような幅のある役者になりたいです。阪本奨悟が演じる竈門炭治郎と、これからを楽しみにしてくれたら嬉しいなと思います」
今後はライブやツアーなどで、ファンの皆さんと感動を共有していくつもりです
「30歳の記念にSAKAMOTO SHOGO Anniversary Live 『30×30』を開催し、1日で30曲を歌ったのですが、達成感がすごくて、余韻をかなり引きずりました。今後は声出しOKのライブやツアーを企画して、さらに皆さんと一緒に楽しめたらいいなと思っています。これからの阪本奨悟にも乞うご期待ください!」
阪本さんの美肌と笑顔に注目♡素顔を垣間見るオフショット
インタビュー本編の写真では、キリっとした表情で私たちを魅了してくれた阪本さん。撮影中は終始笑顔で、楽しそうに撮影をこなしてくださいました。阪本さんの笑顔のおかげで、撮影現場の雰囲気はとっても明るく、まるで太陽のような人! カメラマンが柔らかな光を表現するための小道具として歯ブラシを使った際は、「歯ブラシで素敵な光が表現できるなんて知らなかったです!」と目をキラキラさせ、好奇心旺盛で、人懐っこい一面がチラリ。そして驚かされるのがその肌の透明感と美しさ。日々の努力の賜物ですね。美しいのはもちろんのこと、何事にも一生懸命で、笑顔がまぶしい阪本さんでした。
11月から大阪・東京にて『舞台「鬼滅の刃」其ノ肆 遊郭潜入』が上演
Ⓒ吾峠呼世晴/集英社 Ⓒ舞台「鬼滅の刃」製作委員会
舞台「鬼滅の刃」其ノ肆 遊郭潜入
「週刊少年ジャンプ」にて2016年11号より連載がスタートした、吾峠呼世晴による漫画『鬼滅の刃』。単行本1巻から23巻までの累計発行部数は1億5000万部を突破し、2019年4月から『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』、2020年10月『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開。その後、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』、『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』、『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』を放送。そんな人気漫画を舞台化した『舞台「鬼滅の刃」』は、これまで3作品を上演。シリーズ4作目となる今回の『舞台「鬼滅の刃」其ノ肆 遊郭潜入』では、無限列車での闘いを乗り越え、音柱・宇髄天元と合流した炭治郎が、善逸と伊之助とともに、遊郭に潜入し、花街に潜む鬼を退治する物語を描く。
<公演期間・劇場>
【大阪】2023年11月12日(日)~11月19日(日)メルパルクホール大阪
【東京】2023年12月1日(金)~12月10日(日)TOKYO DOME CITY HALL
<原作>『鬼滅の刃』吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
<脚本・演出>末満健一
<音楽>和田俊輔
<キャスト>
竈門炭治郎・阪本奨悟 竈門禰豆子・髙橋かれん 我妻善逸・植田圭輔 嘴平伊之助・佐藤祐吾/宇髄天元・辻󠄀凌志朗/雛鶴・蛭薙ありさ まきを・倉持聖菜 須磨・西葉瑞希 鯉夏花魁・梶川愛美 堕姫・佐竹莉奈 妓夫太郎・遠山裕介/産屋敷耀哉・廣瀬智紀 伊黒小芭内・宮本弘佑/鬼舞辻󠄀無惨・佐々木喜英 他
※禰豆子の「禰」は「ネ(しめすへん)」が正式表記となります。
1993年6月13日生まれ、兵庫県出身。ミュージカル『テニスの王子様』4代目越前リョーマ役でブレイク。その後、東京を離れ、地元・兵庫にて単身音楽活動を開始。2年間の自主活動を経て、2014年、シンガーソングライターとして活動の場を東京に移す。2017年、福山雅治プロデュース・両A面シングル「鼻声/しょっぱい涙」でメジャーデビューを果たし、映画『恋と嘘』の主題歌や挿入歌、アニメ『奴隷区 The Animation』や劇場版『王室教師ハイネ』のOP主題歌などを担当。また、ミュージカル『刀剣乱舞』やブロードウェイミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』『池袋ウエストゲートパーク THE STAGE』、演劇調異譚『xxxHOLiC』に出演するなど、音楽や舞台などマルチに活躍中。
ニット¥44000、パンツ¥35200/ともにSian PR(CULLNI) 中に着たTシャツ¥14300/JOYEUX(CLOUD LOBBY)その他/スタイリスト私物
撮影/神戸健太郎 スタイリスト/山田安莉沙 ヘアメイク/木内真奈美(オティエ) 取材・文/佐藤 梓 企画・構成/奈良彩花(MAQUIA)※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
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