MAQUIA初登場から約7年。ブレることのないビューティ哲学と正直で飾らない生き方が支持されている田中みな実さんが、3度目のフェイス オブ ザ イヤーを見事受賞! これまでの歴史を振り返りつつ、変わりゆくマインドや今後の生き方について語ってもらいました。
美容への愛も、美しさも。さらなる進化を遂げて――
田中みな実の現在地(いま)
「好き」をみんなと共有したい。それが原点
進化する田中みな実
NOW and THEN
“歳を重ねるほど美容の力を実感。
ここからさらに面白くなりそう”
変化を恐れず、嘘のない
生き方を発信していきたい
昔から好きなものを人と共有したい欲が強いんです。押し強め?(笑)でも、それがビューティ誌に次々お声がけいただくきっかけになったとも感じています。誌面を通して良い!と思うものをご紹介する中で、新たな美容法や美の賢者と出会う機会が増え、ビューティへの感度がますますパワーアップ。視野も広がり、最近は幅広く発信ができるようになってきた気がしています。
受賞を機にこれまでの掲載記事を読み返していたのですが、自分でも笑ってしまうほど嘘がないんですよね。使用するアイテムも、考え方も、月日と共に変わります。でも、基本ベースはずっと変わらない。私は美容においてルールを作らないことにしています。だって、“絶対”なんてないじゃない? 以前はよく言っていた“自分と向き合う”というフレーズも、なんだかストイックすぎると感じて使わなくなりました。無理せず、その日の体調や気持ちに寄り添えるようになると、顔つきが柔和で生き生きしてきたような気も。
36歳を迎えた今は、エイジングの兆しを感じる一方で、高機能なホームケアアイテムがどんどん出てくるから、すごく助けられています。逆に、コスメの進化に置いていかれないようにしなきゃと焦るほど(笑)。若い頃は気付きもしなかった化粧品の本来の実力を年々実感できるようになって、ここからさらに美容が面白くなりそうです。生き方も同じで、いろんな選択をして、経験を重ねた今が良い。自身の選択を信じて胸を張って生きていれば、人は輝けるはず。そんな風に生きていることでどこかの誰かをほんの少しでも勇気づけることができたら幸せです。これからも、その年齢に応じた輝きを放てるような歳の重ね方をしていきたい。
約7年に亘る登場シーンから記憶に残る企画をPICK UP
「最も印象に残っているのは初表紙! ボディ号だったので気合を入れて体を作り込み、当日は水分も摂らずに撮影(笑)。今振り返ってもお気に入りのカバーです。100名品企画では、商品を100点に絞るのが大変だったなぁ。“100点も?”じゃなくて“100点だけ~?”と嘆く私に編集部の皆さんが大笑い。欲張りビューティ企画で出したアイテムは懐かしくなるような、そのときの流行りのアイテムがチラホラ。久しぶりに使ってみたくなりました。渡辺翔太くんとの対談は、男性アイドルの方と美容を語るという内容がとにかく新鮮で。時代の変遷を感じたな~」
“誰かをほんの少し
勇気づけられるような
生き方ができたら、すごく幸せなこと”
MAQUIA2月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(人物) 橋口恵佑(物) 新谷真衣(物) ヘア&メイク/AYA〈TRIVAL〉 スタイリスト/西野メンコ 取材・文/真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)