ちょっとした意識や考え方のシフトで実践できるサステナブルな取り組みを、Z世代を中心に支持を集めるモデルの長谷川ミラさんに取材。彼女が実践するサステナブルな美・衣・食・住とは?
明るく、楽しく私たちができることって?
私たちのサステナビューティLIFE
自分のハッピーを大切にしつつ、独自のスタイルで社会課題について発信するZ世代モデルが伝えたいこと。
長谷川ミラさん
PROFILE:モデル。社会問題やSDGsの話題について、独自の視点で取り上げ、Z世代を中心に支持を集める。ラジオ番組『START LINE』(J-WAVE・毎週金曜16:30~)のナビゲーターを務める。
「どういう社会で生きたいか。
自分で考え、自分で調べる!」
「欧米の著名人が社会問題について当たり前のように発信する中で、日本で同じことをすると、環境活動家扱いされたり、意識高いと言われます」。ロンドン留学中に、社会問題への関心の高さに影響を受け、社会が抱えるさまざまな問題について意識するように。モデル活動と並行して社会問題についての情報発信を行い注目を集める。「今日明日を生きることに精一杯な人も少なからずいる中で、30年後40年後の未来を考える環境問題は自分ごとにしにくい。答えを提示するのではなく、なぜ今この問題に取り組むことが大切なのかを先に発信し、考えるきっかけを作るよう心がけています。そのためには、まず自分のメンタルをケアし、自分がハッピーでいることが大切。その上で、どういう社会で生きていきたいかを考えて、情報を調べ、自分なりの答えを見つけてほしいんです」。
提案1
あえて軽く緩く、ハッピーにやってます
「社会や環境の問題に向き合うときは、一人で背負って100%で頑張るより、みんなが1%を持ち寄ればいい。ストイックになり過ぎると続かないし、ハッピーに生きるのがいちばん大事。その方が、周りも幸せになれるしね。私みたいに緩い人が社会問題について発信してみるのも面白いのでは? だから、あえて軽くやってます」。
自身のYouTubeチャンネル「jenmilaa」の他、ELLE girlの『ミラのDID YOU KNOW?』でも発信中!
提案2
ビジネス本には意外なヒントが!
「書店の目立つコーナーで新刊をひと通りチェックするのが習慣。意外と役立つのが、時代のホットトピックや世の中の流れをわかりやすくまとめたビジネス本。本を読んで気になったキーワードは、さらに英語で調べると海外の最先端事情が学べます。気に入った本は、Instagramストーリーのハイライトでシェアしてます」。
潮流はビジネス本で掴む。「デジタルシェルフ」について解説する一冊。望月智之『2025年、人は「買い物」をしなくなる』(クロスメディア・パブリッシング)
友人から勧められた、フェミニズム入門にもなるベストセラー小説。チョ・ナムジュ著 斎藤 真理子訳『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)
提案3
体に触れるものは
とことん調べて選ぶ
「衣食住でも美容でも、体に触れるものは自分でよく調べてみて、ポリシーやライフスタイルに合うかをチェックします。スマホは持ち運べる辞書みたいなもので、とにかくいつも調べてますね。日々消費する洗剤やウォッシュは、特にサステナブルかどうかを意識。エコストアやエコベールのものをリピートしています」。
一部の店舗で量り売りにも対応。環境にやさしい、植物とミネラル由来の洗浄料。ボディウォッシュ 無香料 400ml ¥858/エコストアジャパン
MAQUIA 11月号
撮影/土佐麻理子(人物) 久々江 満(物) ヘア&メイク/SACHI〈SHIMA〉 スタイリスト/中村璃乃 構成/山下弓子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
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