2021年のホットなテーマといえば【免疫力アップ】。そんな【免疫力アップ】をサポートする食材を使った、美肌にも導く簡単スープレシピを、管理栄養士・料理研究家の金丸絵里加さんに教えていただきました。今回ご紹介するのは、「ごぼう」を使ったキムチ風味のスープ。 ダイエットやエイジングケア、話題の腸活にも役立つ、美容にいい事尽くめのレシピは要チェックです!
\免疫力UP食材「まいたけ」で作る!/
管理栄養士/料理研究家
金丸絵里加さん
女子栄養大学講師。“おいしい!と顔がほころぶような料理作り”をモットーに、健康にいいおうちごはんを提案。最新のレシピ本は『夫婦ふたりの健康を守る!シニアごはん』(エイムック)。
Q.免疫力アップにおすすめの食材は?
A.ごぼう
【解説】「ごぼうには、水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維の両方が含まれ、どちらも体の最大の免疫器官である腸内の環境を整える作用があります。それに加え、腸内の善玉菌の餌になるオリゴ糖も含まれているので、美腸効果が抜群! 水溶性食物繊維には、血糖値の上昇を緩やかにする作用もあり、ダイエットにも効果的です。さらに、ごぼうには抗酸化作用の高いポリフェノールも多く含まれるので、体のサビつきや生活習慣病の予防、エイジングケア効果も期待できます」(金丸さん)
ごぼうと豆腐の
キムチチーズスープ
材料(2人分)
●にら……1/3束
●ごぼう……1/2本
●キムチ……80g
●木綿豆腐……1/3丁
●もやし……1/2袋
●ごま油……大さじ1/2
●水……3カップ
●糸唐辛子……適宜
<A>
●おろしにんにく……小さじ1
●コチュジャン……大さじ1
●しょうゆ・砂糖……各小さじ1
●鶏がらスープ素……小さじ1/3
●ピザ用チーズ……適宜
RECIPE
①にらは3~4㎝長さに切り、ごぼうはピーラーでささがきに。キムチは大きければ粗く刻み、豆腐は軽く水けをきっておく。
②鍋にごま油とキムチとごぼうを入れて炒め、香りが立ったら、水と<A>の材料を加えて強火にかける。煮立ったら、もやしを入れ、豆腐をひと口大程度にちぎって加え、5~6分煮る。
③にらを加えてひと煮し、器に盛りチーズをのせて余熱でとかす。お好みで糸唐辛子をのせる。
\ココがポイント/
POINT①
「ごぼうのポリフェノールは特に皮に近い部分に多く、水にさらすと溶け出てしまいます。調理する際には皮はむかずにこする程度にし、水にさらさず、切ったらすぐに調理するのがおすすめです」(金丸さん)
POINT②
「豆腐は手でちぎると、断面が粗くなって、味がしみ込みやすくなります」(金丸さん)
Comment
キムチの酸味や辛味がきいた
体がポカポカになる具だくさんスープ
「キムチやチーズは発酵食品で、腸内環境を整えて免疫力アップを助けてくれます。また、豆腐には、植物性たんぱく質が含まれ、イソフラボンという抗酸化成分も含まれるため、美肌にも◎。にらやキムチ、にんにく、糸唐辛子と、体を温めるとされる食材もたっぷり使っているので、冷えからくる免疫力低下の予防にも効果的です」(金丸さん)
レシピ・料理/金丸絵里加 撮影/豊田朋子 フードスタイリング/竹中紘子 撮影協力/UTUWA 取材・文/和田美穂 企画・構成/鈴木里緒(MAQUIA ONLINE)