「MAQUIA」1月号の表紙を飾る長澤まさみさん。ぱっと明るいオーラと、ふんわり包み込むようなしなやかさで周囲を魅了。長い手足も愛らしい声も私たちの憧れそのものなのに、決して気取ることなくフランクな笑顔が輝く。今のこの時代を明るく照らす彼女の美しい心意気を聞きました。
Special Cover Interview
私たちのリアル・ミューズがますます進化中
長澤まさみ
しなやか美人論。
Q 体作りで気をつけていることは？
A 週１のコントロロジーとよく歩くこと
今はコントロロジー（編集部注※ピラティス創設者が作った造語で、身体をコントロールする学問の総称として使用）にハマっています。あとコントロロジーの先生が著された本で「15分〜20分くらい歩いて、一度休憩。これを週3やるのが健康にいい」と読んでからは、意識的に歩くことを始めたんですが、これがとてもいいです！ 走るのは苦手なんですよね……。重力や衝撃を感じるのがあまり得意ではなくて。今は特に免疫を上げたいから、日常生活で取り入れやすい気軽にできる運動を見つけるようにしています。
Q 突然太ることってありますか？
A あまりないかな。そんなに気にしていないだけかも（笑）
演じるのも普通の女性の役が多いから、そこまでストイックなダイエットなんかもしていないし。年齢を重ねて体も変わってきましたけど、「まあこんなもんだよな」って思うんですよね。そういう自分を受け入れられるようにもなってきたし、元々そういう性格っていうのもありますね。
Q しなやかなリラックス感はどこから？
A 「きれいに見せること」にこだわりすぎない
きれいを突き詰めるあまり、自信をなくす必要はないと思うんです。理想の自分を目指して最低限の努力はすべきだと思うけど、そんなに自分をいじめなくてもいいなと。例えば、姿勢が良いだけで、素敵な暮らしをしているように見えたり、格が上がって見えるんですよね。所作を丁寧にする、とか、意識だけでも変える。そんな感じでいられればリラックス感が出るのかな。
Q スキンケアの変化は？
A とにかく顔を触らないように心がけています
無意識に顔を触ってしまうクセがあって。信じられないくらい美肌の年上の女優さんがいらして、その方に秘訣を聞いたら、「手、ばっちいでしょ。とにかく顔には触らないの！」と教えて頂いて（笑）。それからは、ものすごく気をつけるようになりました。洗顔やスキンケアのときも赤ちゃんの頭を優しくわさ〜っとなでるような気持ちで。これだけで肌が乾かなくなりましたよ！ こんなに簡単なことだったのか。って、目からうろこでした。
Q 食生活で気をつけていることは？
A タンパク質をとることばかり考えています
爪も髪も皮膚も全部タンパク質から成り立っているので！ 肉、卵、魚など、良いタンパク源を持つ食材を調べて食べるのが楽しい。いろんなものをバランスよく。最近は友達と家でごはんを作って食べることも多々。飯島奈美さん、小堀紀代美さんなど好きな料理家さんのレシピを作るのにハマっています。ともさかりえさんのレシピもおいしいですよー。ずっと腹15分目くらいまで食べてしまうタイプだったのですが、今は8分目で留められるようになりました（笑）。
Q エリクシールのミューズに決まったときの気持ちは？
A 清々しさとはまた違う、「潤い」や「艶めかしさ」を感じるブランド。嬉しかったです
「きれいなお姉さん」が使っているイメージもあったので、自分がそういう年齢にさしかかってきているっていうことも、新たな発見で新鮮でした。今は早め早めにエイジングケアしていこうよっていう時代。みんな美意識がそれだけ高いという表れだし、自分に手をかけることはいいことだと語りかけているような気になれるから、選んでいただけて本当に嬉しいです。
profile
1987年6月3日生まれ、静岡県出身。＇00年のデビュー以来、数々の話題作に出演し、多くの賞を受賞。今年は女優生活20周年にあたる。＇21年には出演映画『すばらしき世界』、『シン・ウルトラマン』が公開予定。
MAQUIA 1月号
撮影／伊藤彰紀〈aosora〉 ヘア／KENICHI〈eight peace〉 メイク／スズキミナコ スタイリスト／上杉美雪〈３rd〉 取材・文／通山奈津子 構成／木下理恵（MAQUIA）
MAQUIA2024年11月21日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア1月号の大特集は「絶対、失敗しない！ベストコスメ2024下半期」。通常版の表紙は有村架純さんです。
