グローバルボーイズグループ<JO1>のメンバーとして、国内外で目覚ましい活躍を続けている大平祥生さん。ビューティ感度の高さでも知られている彼が、ソロでMAQUIAに登場! 本誌3月号に先がけて公開となるオンラインでは、11月23日からスタートする待望のツアー『JO1DER SHOW 2024 ‘WHEREVER WE ARE’』のお話を中心にインタビューを敢行。ツアーの見所やステージにかける想いはもちろん、遠征時に欠かせないビューティアイテムや宿泊の際の同室エピソードなど、気になるバックステージ事情もたっぷり語っていただきました。
3年前にメンバーの木全翔也さんと共にMAQUIAの誌面を飾ってくれた大平さん。以前の登場ページをお見せすると、「ずいぶん前ですよね! 懐かしい〜」とニッコリ。当時に比べてさらに美に磨きがかかった印象が。
2000年4月13日生まれ、京都府出身。オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』でJO1のメンバーに選出され、2020年にシングル『PROTOSTAR』でデビュー。グローバルボーイズグループの一員として活躍するほか、個々のスキルアップやグループに還元するために、個性を表現し発信していくYouTube企画【PLANJ】では作詞作曲に携わったオリジナル曲『Melak』を発表。透明感のある歌声が大きな話題を呼んでいる。俳優・声優としても活動しており、主な出演作に映画『OUT』、ドラマ『過保護な若旦那様の甘やかし婚』などがある。大みそか恒例『第75回NHK紅白歌合戦』(12月31日 午後7時20分〜)にはJO1として3年連続で出場することが決まった。
11月23日の神奈川・Kアリーナ横浜を皮切りに、全国4都市・14公演を予定しているライブツアー『JO1DER SHOW 2024 ‘WHEREVER WE ARE’』。昨年の『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR 'BEYOND THE DARK'』から、約一年。ツアー開幕を目前に控えた大平さんに、今回のステージに込めた想いや、成長を感じる点を聞きました。
”今”を全力で生きている僕らを見てもらいたい
ーー今回のツアータイトル‘WHEREVER WE ARE’は、9枚目のシングル『WHERE DO WE GO』と連動していますね。大平さんご自身はこのタイトルに対してどのような想いを抱いていますか?
「まず、‘JO1DER SHOW’の部分からお話ししますね。タイトルはたくさんの候補があって、そこからメンバーとスタッフの皆さんでこれに決めたんです。JO1はコンセプトも多彩でさまざまな形をお見せできると思うので、幅が広がりそうな‘WONDER SHOW’にかけて’JO1DER SHOW’となりました。僕たちの楽曲が持っているストーリーを届けられたらと思っています。‘WHEREVER WE ARE’に関しては、9枚目のシングルコンセプトだったら“どこにいても、僕らが進む道がレッドカーペットになる”という気持ちで頑張っていこう、とよくみんなで話しているんですよね。その場その場で自分たちがお見せできるものを全力で披露していたら、結果はきっとついてくる。そう信じて“今”を全力で生きている、そんな僕らを表現したタイトルになっています」
ーーツアーに向けて、どのような準備をされていますか? お話しできる範囲で教えてください。
「今回もかなり見応えがあるものになっています。僕たちももうすぐ結成5年で、楽曲もかなりたくさん増えたので、どの曲を、どんなパフォーマンスをするのか、ぜひ楽しみにしてほしいですね。セットリストもみんなで話し合って決めました。メンバーみんなどんどん意見を出すけれど、僕はどちらかというと控えめな方かも? もうちょっと発言するのが目標です(笑)」
ーー前回のツアーに比べてパワーアップした点をお聞かせください。
「今回は全体的に大人っぽくなっていると思います。一年目、二年目は、ずっとハードに踊りまくるライブをしてきたんですよ。今回は仕草や細かい部分をよりブラッシュアップして、繊細な表現を意識しています。僕たちはデビューと同時にコロナ禍で有観客ライブができなかったから、その期間を経たことで、そういった表現力の部分が鍛えられた気がしているんですよね。当時はカメラを通して想いを伝えなくてはいけなかった。“伝える”ということに対してすごく細やかに目を向けるようになったことで、ディテールを磨くことができたんじゃないかと思っています」
ーー演技のお仕事をされるメンバーが増えたことも、表現の上でプラスに働いていそうですね。
「本当にそう思います。お芝居の時のカメラの使い方って、ステージの時とは全然違うんですよ。でも、カメラにこう映っているから顔はこっちに向けて……みたいな細かい技術はすごく勉強になる。そういった技術を学んだメンバーがみんなにシェアすることで、ステージでの魅せ方みたいな部分が向上していると思います」
ーー大平さんが、自身の成長を実感する点があれば教えてください。
「スタッフさんやダンスのトレーナーさんに『ダンスに自分の色があるから見つけやすいね』と言っていただくことがあるんです。ずっとダンスをやってきたので、ちゃんと見てくれているんだなと思うとすごく嬉しくて。だからこそ、今は個性全開で踊ることを心がけています。合わせなきゃいけないところは合わせるけれど、個性を出していい部分は出したくなっちゃう。とはいえ、出し方は結構地味ですよ(笑)。振り付けを変えるのではなく、上品に個性を出せたらいいなって。見た人が『なんかちょっと違うね、でもすごくキレイだね』と思ってもらえるくらいがいい。自分がお客さんとして見た時にさりげなく伝わるくらいの程よいアレンジを研究しています」
オールインワン¥93500/ティーニー ランチ(Blanc YM) シャツ¥5940/シアン PR(リメール) 帽子¥5720/シアン PR(アイバー) スニーカー¥28600/ティーニー ランチ(tabito)
ーー今回のツアーでは5周年やJAM(JO1のファンネーム)が生まれた日など、メンバーやJAMの皆さんにとって大切な記念日がたくさん含まれていますね。そういった特別な日はどのように過ごしたいですか?
「僕らのツアーはこれまで夏スタートだったんですよ。11月から始まって年末にかけてのツアーは初めてなので、いろいろと準備をしています。(瞳を輝かせながら)“この日だけ”、“この公演だけ”っていうパフォーマンスもあると思うので、どの公演も見逃せないですよ〜!」
ーー楽しみですね! ちなみに、ツアー中にメンバーと行う決まりごとがあれば教えてください。
「地方に行った時は、ライブ前にメンバーみんなでごはんを食べにいくのが定番になっています。だいたい昼間というか午前中で、昨年の広島では朝起きてお好み焼きを食べに行ったりとか。早く起きるのは大変だけど、せっかくのツアーだから行かないと損っていう気持ちがあるんですよね。みんなで地方に行けることなんてなかなかないし、人生において貴重な経験だから自然と“行っとけ!”という気持ちになる。みんなで地元の美味しいものを食べることで、『この土地に来たぞ!』っていう気合いを共有できるのもいいなって。あとは、僕と鶴房(汐恩)と木全(翔也)はライブが終わった後にたまにゲームセンターに行ったりはします(笑)。疲れてるのに、意地になって取れるまでUFOキャッチャーをやり続けたり……。メンバーといると、ついふざけちゃいます!」
ツアー中はとにかく喉ケアを重視! 免疫力の大切さを実感しています
JO1の美容番長だけあって、メイク前からお肌がツヤツヤ&トラブル知らず! ヘアメイクさんのメイク道具を見ながら「僕もこれ持ってます!」と嬉しそうに話し、ビューティへの関心の高さが伝わってきました。
グループ随一の美容マニアとして名高い大平さん。知識豊富なだけでなく美意識も高い彼が、多忙を極めるツアー中でも端正な美しさをキープしている秘訣とは? スキンケアやインナーケアなど、健やかな日々を支えるあれこれを深掘りしちゃいます。
ーーツアーに必ず持っていく美容アイテムがあればお聞かせください。
「シャンプー、トリートメント、スキンケアは現物サイズで一式持っていきます。小さな容器に移し替えればいいのかもしれないけれど、そこは案外面倒くさがりで(笑)。めっちゃ重い……と思いながら、全部持ち歩いています。あとは、美顔器のセルキュアは海外にも必ず持っていくかな。EMSモードを使うと顔も気持ちも引き締まる気がして、むくみが気になる時や気合いが必要な日は必ず使っています。逆に、ライブ前は避けているのがシートマスク。肌がしっとりしすぎて、ステージ中にベースメイクが崩れてきちゃうんですよ。普段は愛用しているけれど、ライブ当日や前日はあえて使わないようにしています」
ーー体調管理で気をつけていることはありますか?
「僕、すぐに体調を崩すんですよ。免疫力って本当に大事だなと実感して以来、ヨーグルトをよく飲むように。普段食べるものも、ジャンクフードに偏らないように気をつけています。ビタミンCやクリニックで処方された肌の薬をきちんと飲むことも、肌や体のために心がけていることのひとつ。あとはやっぱり喉のケアですね。イソジンでうがいをするのはもちろん、寝る時にマスクをしたり、口が開かないようにするテープを買ったり。まあ、テープはまだ買っただけで試してはいないんですけどね(笑)。とにかく喉は大事!」
ーーツアーで同室のメンバーと、スキンケアをシェアすることはありますか?
「海外に行った時は、基本的に(鶴房)汐恩と同室が多いんですよ。彼は美容に関してはズボラなので、僕が持ってきたスキンケアアイテムをよく貸してあげています。もしかしたら、最初から借りる気で来てるのかも?(笑) 汐恩は寝る直前までゲームをやっているので、『ちゃんとドライヤーしなさい!』って僕が注意することもありますね(笑)」
ーー大平さんがツアー中に幸せを感じるのはどんな瞬間ですか?
「お客さんが笑顔になっている瞬間ですね。僕らを見て笑顔になってくれたり、感動して泣いてくれたり……。その人の生活の中に僕らが存在していて、感情を揺さぶるくらい大切に思ってくれていることがすごくありがたいなって思います。最近は子供から年配の方まで本当にいろんな方が来てくださることが本当に幸せ。よく『ステージから観客の顔は見えますか?』と聞かれるんですが、めっちゃ見えてますよ〜! 僕のメンバーカラーの黄色に目が行きがちなんですが、暗闇だと黄色の文字が目立つから使っているだけの場合もあって。“僕のファンたくさんいるじゃん!”と思ったら、他のメンバーのファンだった……ってことも(笑)。そのぐらい皆さんのことは見えているし、疲れていそうな時は“座っていいからね!”と思いながらパフォーマンスしています」
ーー5周年を迎える今、改めてグループの目標として掲げていることはありますか?
「この前、今後のビジョンについてみんなで話し合いをしたんです。会社の方も含めて、“こうしていきたい”などを話し、目標と課題をクリアにすることができました。去年はアジアツアーもさせてもらったので、今後はより大きな規模で多くのJAMの皆さんに会いに行けたら……と思っています」
ーー応援してます! 来年1月27日(月)〜2月2日(日)には、事務所の合同ライブ『LAPOSTA 2025 Supported by docomo』も開催されますね。
「まだ決まっていない部分も多いのですが、合同ライブはLAPONEの全グループで作り上げるもの。会場を訪れた皆さんに感動してもらえるように、僕たちが全力でパフォーマンスをしてLAPONEという会社が表現していきたいことをお見せできたらいいなと思っています」
ーー最後に、ツアーを楽しみにしているJAMの皆さんに改めてメッセージをお願いします。
「最初にもお話ししましたが、今回のステージは仕草やジェスチャーにこだわったパフォーマンスが特徴。メンバーそれぞれが毎回どこかしら細かい部分を変えていくと思うので、何回見ても飽きないライブになっているはず! あとは、ステージの途中に入るVCR(映像)もすごく面白い仕上がりになっているんじゃないかな。みんな違うコンセプトで撮っているので、どのブロックでもワクワクしてもらえると思います。前回のツアーとはまた違う、新しいJO1がお見せできる内容になっていると思うので、ぜひ足を運んでみてくださいね!」
ツアー準備真っ只中での取材となった今回。疲れを一切感じさせず、終始にこやかかつ真摯に撮影に臨んでくれた大平さん。もこもこの帽子をうっかり反対向きにかぶって登場してしまうチャーミングな一面がありつつも、モニターをチェックする際は一転して真剣な眼差しに。大好きだと語るビューティの撮影を、心から楽しんでいた様子でした。2025年1月22日発売の本誌3月号では、美容情報通な大平さんの愛用コスメ最新版をご紹介。どこか気怠げなニュアンスが漂うメイクに挑戦した、夢幻ショットもお見逃しなく!
『JO1DER SHOW 2024 ‘WHEREVER WE ARE’』
〈スケジュール〉
【神奈川 | Kアリーナ横浜】
11月23日 (土) 開場/開演 16:30/18:00
11月24日 (日) 開場/開演 11:00/12:30 ・ 17:00/18:30
【兵庫 | 神戸ワールド記念ホール】
12月7日(土) 開場/開演 17:00/18:00
12月8日(日) 開場/開演 11:30/12:30 ・ 17:00/18:00
12月11日(水) 開場/開演 17:30/18:30
12月12日(木) 開場/開演 17:30/18:30
【静岡 | 静岡エコパアリーナ】
12月21日(土) 開場/開演 11:30/12:30 ・ 17:00/18:00
12月22日(日) 開場/開演 14:00/15:00
【福岡 | マリンメッセ福岡A館】
12月27日(金)開場/開演 17:00/18:00
12月28日(土)開場/開演 11:30/12:30 ・ 17:00/18:00
<企画・主催> LAPONE Entertainment
<協力> CJ ENM/吉本興業
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/河本 茜 スタイリスト/笠原百合 取材・文/真島絵麻里 構成・企画/山下弓子
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