舞台『DREAM BOYS』で再び共演を果たす渡辺翔太さんと森本慎太郎さんが、二人揃ってMAQUIAに登場。外見も中身も対照的。だからこそ互いに補い合える最強のタッグは、“舞台への出演を決めたのは、彼が相手だったから”と口を揃える。Jr.時代から同じステージに立ち、苦労を分かち合ってきた彼ら。共に汗を流し笑い合って築いたその絆と、それぞれの美学に触れたくて。
1992年11月5日生まれ、東京都出身。2020年にSnow ManのメンバーとしてCDデビュー。今夏放送された主演ドラマ『青島くんはいじわる』など、俳優としても活躍中。サウナをこよなく愛しており、仕事終わりの“サ活”が日々の癒やしに。
1997年7月15日生まれ、神奈川県出身。2020年にSixTONESのメンバーとしてCDデビュー。俳優としても活躍しており映画『正体』が11月29日より公開予定。『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系 日曜19:00〜)で見せる、タフな姿も話題に。
高め合う魂、熱い絆
渡辺翔太 × 森本慎太郎
再共演の裏側には心理的な駆け引きが!?
昨年に続き、舞台『DREAM BOYS』に出演する二人。出演を決めた心境や、お互いへの気持ちを聞きました。
渡辺 実を言うと、当初は去年だけのつもりでいたんです。でも舞台が終わった時点で気が変わって。すごく楽しかったので、今年のお話を頂いた際に“慎太郎がやるならやろう”と思いました。
森本 俺は“もう絶対やらない”って決めてたんですよ。常に自分のペースでいたい人間だから、ルーティンが決まっちゃうのが苦しくて。でもしょっぴーとの電話で「楽しかったから俺はやるけど、慎太郎は自分の気持ちに従えばいいと思う」と言われた時に、たしかに面白かったな……って考えが変わりましたね。
渡辺 慎太郎とやりたかったから、駆け引きはしたかな(笑)。そう言うことでOKしてくれるだろうなって思ってた。
森本 マジか(笑)。でも自分の中のしんどさを楽しさが上回ったのは、しょっぴーとだからっていうのが大きいと思う。
渡辺 僕も慎太郎の明るさに元気をもらってた。去年の公演中は、毎日お互いの楽屋を行ったり来たり。本番前にくだらない笑い話をするだけで、一日気分が上がったまま過ごせるんだよね。
森本 しょっぴーはゲラで、俺のやることを笑ってくれるからありがたい。そこはほんとずっと変わらないよね。
渡辺 SixTONES全体がツボだけど、特に慎太郎はヤバい(笑)。でも、その笑わせよう精神が実は気遣いなんだってわかってるよ。ドリボの現場でも、緊迫したリハーサル中に慎太郎がイタズラすることでみんなの気持ちが緩んだり。
森本 ピリピリしながら現場にいるのってしんどいじゃん。Jr.の子たちは言い出せないだろうから、俺がウェーイってやれば空気が変わるかなって。
渡辺 そこが慎太郎の可愛いとこかも。
ずっと変わらず、俺の言動で笑ってくれる人
── 森本慎太郎
魅力がそれぞれ異なるから
競争も比較も意味がない
舞台でライバル関係を演じる彼らは、それぞれ『Snow Man』『SixTONES』として同時デビューした間柄。長きにわたり切磋琢磨してきたお互いのグループ同士の関係性は?
森本 昔からあんまり変わらないよね。音楽番組だと楽屋が隣同士のことが多いから、メンバーが常に入り乱れてる。
渡辺 パーテーション越しに中身のない会話をしたり、覗きあったり(笑)。
森本 周りはライバルだと思うかもしれないけど、各自の良さがあるから競う意味がない。でもマンズ(Snow Man)が好きだからステージは見ますよ。
渡辺 僕も同じ感覚かも。同時にデビューした仲間が頑張っているのを見て、ただただリスペクトしてる感じ。もちろんライバル心みたいなものをゼロにしちゃいけないとは思うけど、パフォーマンスの仕方もテレビの出方も全く違うしね。
森本 マンズってさ、どのジャンルもいけるじゃん。ビューティな世界観もちゃんと表現できる。メイクで目の上に線を引いたり、紅塗ったりしてさ。うちはみんなそういうのが似合わないから、その幅広さはすごいなって思います。
渡辺 べ、紅!?(笑) たしかに曲に合わせてカラコンしたりネイルを塗ったりと、外見への意識が高い子が多いかも。
森本 肌もみんなキレイだよね。
渡辺 デビュー4年目を超えて、みんな人から見られることの自覚が芽生えて向上心が高まってるんじゃないかな。
森本 うちで美容にこだわってそうなのは……俺の予想だと髙地と(松村)北斗。
渡辺 髙地は意外! SixTONESは男っぽいし、グループの在り方もいい意味で尖ってるよね。求められていることに応えつつ、自分たちのやりたいこともできてる。こういうグループは長続きするだろうなって思う。
森本 それはスタッフさんやファンの人たちが受け止めてくれるから成立してるんだよね。マジで周りのおかげ!
慎太郎の明るさにいつも元気をもらってた
── 渡辺翔太
真逆な美容意識を尊重し、
認め合える関係が心地いい
最後は、相手の美しさを感じる点や、美が宿るポイントについて伺います。
森本 しょっぴーといえばやっぱ肌。年々進化してますよね。キメ細かいしシワもたるみもない。そして角栓もない!
渡辺 知ってる用語を頑張って並べてんな〜(笑)。慎太郎は男らしい顔つきも魅力的だし、日焼けとか気にしないところも彼の美学なんだなって思いますね。
森本 日焼け止め塗れよって思ってる?
渡辺 手遅れでしょ……って、冗談だよ(笑)。でもそのままでいいと思うよ。
森本 こんなこと言っちゃダメかもだけど、俺は日焼けするとキレイになるもん。皮がむけて、ツルンッてなる。
渡辺 脱皮かよ(笑)。まあ美の基準はそれぞれだしね。僕が美しいと感じるのは、荷物が少ない人。バッグすら持たない人を見ると、カッコいいなって思う。
森本 携帯にリップだけ、みたいなこと? その人絶対白Tにデニムでしょ。
渡辺 ああ、そんな感じかも。シンプルで余裕ありそうだなって思っちゃう。
森本 俺は顔の中で一番見るパーツが口なんだよね。口にその人の全てが出ると思ってる。乾燥してるかしてないかはどっちでもよくて、すごく美しい人ってのは食べる時とか話す時の口元がキレイな印象がある。しょっぴーもキレイな口してるよね。ちゃんと紅も塗ってるし。
渡辺 これは撮影の時だけだよ。普段はリップクリームだけで、紅は塗らない。
森本 たしかに、稽古中もいつもリップクリームを塗ってるイメージ(笑)。
information
舞台『DREAM BOYS』
2004年の初演以来、キャストや内容を更新しながら再演を重ねている人気作品。ボクシングを題材に、ひたむきに人生と向き合う青年らの姿を描く絆と友情の物語。建て替えが決定している帝国劇場のクロージング作品として、10月9日〜29日まで公演予定。
MAQUIA 11月号
撮影/吉田 崇 ヘア&メイク/晋一朗〈IKEDAYA TOKYO〉(渡辺さん) 福田純子〈Nestation〉(森本さん) スタイリスト/横田勝広〈YKP〉(渡辺さん) 水元章裕(森本さん) 取材・文/真島絵麻里 構成/萩原有紀(MAQUIA)
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