『MAQUIA(マキア)2023年5月号』に高橋文哉さんが待望の初登場! 話題作への出演が続く俳優・高橋文哉さんの、一点の曇りもない端正な容貌と涼やかな佇まいに秘められた、役者としての熱く真摯な想いとは? スキンケア、メイクなど、俳優としての美容への向き合い方にも注目です。
『MAQUIA 2023年5月号』に高橋文哉さんが初登場!
高橋文哉さん
2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。2019年に俳優デビュー。ウソからはじまる恋物語を描いた映画『交換ウソ日記』(7/7公開予定)では、学校イチのモテ男子を演じる。
『MAQUIA5月号』に、高橋文哉さんが待望の初登場! そのフレッシュな存在感と、役者として何者にもなれる表現力にMAQUIA読者の中にも気になっている人が多いのでは? どこまでも澄んだ瞳、美しい肌、そして艶っぽい表情に、スタッフ全員釘付けでした。
高橋文哉さんの美しく艶っぽい表情があふれるスペシャル動画も!
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撮影/神戸健太郎
高橋文哉さんスペシャルインタビュー
躍進の陰にある、細やかな努力
高橋文哉さんの澄みわたる透明感の正体
生きている感覚が伝わる人間味のある肌が理想。
僕の中で、役者は“自分”を消す仕事。作品の中では役柄として生きているので、できるだけ自分を出さない方がいいと思っているんです。1年ほど前から肌のケアをちゃんとするようにしたのも、同じ理由から。肌が荒れていると、見ている方の視線がそこにいってしまう気がするんですよね。なにより表情をしっかり見てほしいから、ノイズになるようなものは少ない方がいいなって。
ただ、人形のような肌が理想というわけではないんです。僕は個人的に、男の人の人間味溢れる肌がすごく好きで。最近共演していた方でいうと、山田裕貴さんや前田旺志郎くんがまさにそう。役者というフィルターを通して役を届ける時に、その人が生きている感覚が一番純粋に伝わる気がします。
肌以外で視線がいくのは、眉毛かな。眉って目の次に印象を左右するパーツだし、人によって本当に多種多様じゃないですか。筋肉のつき方や眉の動かし方のようにメイクでは変えられない部分もあるので、その人だけの魅力が感じられてすごくいいなって思います。眉の動きのクセなどを役に落とし込んだりしている身としては、つい眉を見ちゃいますね。
俳優としての美容について
芝居のために肌管理は欠かせない
スキンケアは化粧水、美容液、乳液と、ごく一般的なプロセスだと思います。最近そこに加わったのが、酵素洗顔。徐々に毛穴が気になり始めてきたので導入してみたら、めちゃくちゃいい! 泡立ちがいいし、肌の調子も上がりました。肌状態で特に気をつけているのがニキビ。ドラマなどの撮影中、あるシーンから突然ニキビができていたら違和感が生じるから荒れそうな時は即ニキビパッチを貼ります。さらに、マスクによる摩擦対策としてお休みの日はニキビができやすい場所にパッチを貼って保護するようにしてますね。あとは、水をたっぷり飲むのも僕なりの美容法と言えるかも。以前田中みな実さんと共演した時に「綺麗な水を体内に入れて老廃物をしっかり流すことが大事」と教わって。最近は1日2リットルルールを守っています。
5日かけて行った生活リズム実験
睡眠不足とか寝る時の姿勢とか、コンディションのバラつきの要因はいろいろあると思うのですが出来るだけそれをなくしたくて、まったく同じ生活リズムで5日間過ごしてみるという実験をしたんです。朝食やスキンケアの内容に始まり、お風呂に入るタイミング、17時以降は食べずに昼をしっかり食べる、といったところまできっちり揃えて生活したけれど、それでも顔が変わるんですよね。これはもう僕のせいじゃないな……と開き直りました(笑)。
メイクがスイッチに
僕、顔色がくすんだりむくんだりしていても、メイクをすると疲れが全部抜けて、顔の印象がパーッと変わるんですよ。逆にメイクをしないと、ずっとプライベートなモードのまま。完全にメイクがオンオフの切り替えスイッチになっています。ファンデーションを軽く塗って髪を整えてもらうくらいですが30分くらいかけて丁寧に仕上げて頂く中で、オフィシャルなモードへの階段をゆっくりと上がっているんだと思います。ドラマなどで長時間の撮影が続いてどんなに眠たい状態でも、メイクが仕上がると「おう!」と気合いが入りますね。
俳優としてのキャリアについて
声優に挑戦した理由
『ブラッククローバー 魔法帝の剣』は、僕にとって初挑戦となる声のお仕事。最初にお話を頂いた時は、“本当に自分にできるのか?”という不安もありました。でも原作はもちろん、今回僕が演じるジェスターという役も本当に魅力的ですし、関係者の方々が「ぜひ高橋さんに演じてほしい」と言ってくださったことがすごく嬉しくて。期待して頂いたことに感謝するのと同時に自分の可能性が試されているんだな、とも感じたんです。だからこそ絶対に妥協はできないと思い、不慣れながらも魂をまっすぐにぶつけて後悔のないようにアテレコに挑みました。
難しさを感じた点
これまでずっと役者として体を使ったお芝居をしてきたので、声だけで役の感情を表現する点や、もともとある絵に対して自分で息を吹き込むという点にはかなり苦戦しました。役が抱える苦しみの感情を自分なりに想像しながら、できる限りの体の動きを実際に取り入れて演じてみたりも。別作品で共演していた宮野真守さんには「自分が思っている5倍の表現でやって大丈夫だからね」と言われたのですが、思っている半分もできなくて……。でも演じているうちに役が乗り移る感覚もあり、徐々に面白さを実感できた気がします。
少年漫画の主人公に背中を押された
原作の『ブラッククローバー』を読んで衝撃を受けたのが、主人公・アスタの「諦めないのがオレの魔法だ」という言葉。僕自身もどちらかというと失敗を恐れないタイプかもしれませんが、アスタは次元が違い尊敬できる部分がたくさんあるなって。実は原作を読んだ頃は、僕もお仕事で新しいことに挑戦していた時期だったんです。わからないことって怖いし不安を伴うけれど、そこにどんどん突っ込んでいく主人公の姿にすごく背中を押されましたし、少年漫画を読んでここまで素直に勇気づけられている自分は改めて“単純だな〜”と思いましたね(笑)。
声優と役者の相違点
今回は共演者の皆さんとは収録が別々で、録音された声に合わせてお芝居をする形だったんです。相手の言葉を聞いて自分の言葉を紡ぐという点は役者の時と同じだけれど、絵がすでに存在していてセリフの始まりと終わりのタイミングが決まっているのが声のお芝居の特徴。それを経験したことで、相手との間の取り方みたいな部分を普段どれだけ自由にやっていたのか気づきました。ちなみに、僕は作品ごとに役作りの方法を変えているのですが、ジェスターに関しては僕の自然な声ではイメージが伝わらないと思って、ちょっとクセをつけてみたんです。役者の時とは違うアプローチ方法ですが、表情を気にせずにすむからこそ出せる声もあるんだと学んだし、その一方で表情管理をしないとできない声のお芝居もある気が。そう考えると、声優と役者は似ているようでまったく違っていて、どちらもすごく魅力的な仕事だなって思います。また機会があれば挑戦してみたいですし、ジェスターのスピンオフも可能ならぜひ(笑)。今回は戦ってばかりだったので、普通に食事したりしている彼を演じてみたいですね。
累計発行部数1800万部超の人気作品の初映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』(6月16日(金)日本全国ロードショー、Netflix全世界配信)。高橋さんは映画オリジナルキャラクターで重要な役割を担うジェスターを熱演。
©2023「映画ブラッククローバー」製作委員会
©田畠裕基/集英社
MAQUIA5月号
撮影/神戸健太郎 ヘア&メイク/池上 豪〈NICOLASHKA〉 スタイリスト/鴇田晋哉 取材・文/真島絵麻里 企画・構成/萩原有紀(MAQUIA
編集部
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