人間関係で疲れているそこのあなた! 「完璧」や「あるべき」にとらわれていませんか? ほんの少し手放すだけで、脳も心も快適になるんです。
老け印象を寄せ付けない!
疲れにくいからだを作る生活
医学博士。『「疲れないからだ」になれる本』(三笠書房)など著書多数。疲労回復専門医としての分かりやすい医学解説にも定評あり。
【STEP4】
ほどよく“手を抜く”のがポイント
心が楽になる<コミニュケーション>
Q 人間関係で疲れるのはなぜ?
A “アウェイ”で過ごす時間が長い&気遣いの人ほど疲れがち
「相手のことを考えたり、場の空気を読んだりする能力が高い人ほど、脳を酷使しています。満員電車やSNSなど物理的・心理的な距離の近さによる人疲れも要因に。また、自宅などのくつろげる場所以外はすべて“アウェイ”なので、不安や緊張を感じやすい状況といえます」
\疲れにくいからだを作る/
コミュニケーションのキーワード
「べき」より「まぁいっか」
完璧であろうとしたり、周囲に自分と同じ考え方やスキルを求めたりするのは脳が疲れるだけ。「○○すべき」を捨てて、「まぁいっか」と受け流すことも心を軽くするヒントに。
仕分けをする
悩みごとは、「努力すれば解決できるかもしれないこと」と「自分の力では解決できないこと」に振り分けて頭を整理。相手の気持ちや過去など自分で解決できないものは手放すのが◎。
ひとり時間をつくる
1〜2時間に5分はトイレや更衣室などでひとりの時間を持つと脳が回復。交感神経→副交感神経の切り替えは約5分かかるので、昼休みは15分程度のリラックス時間を確保。
距離感
心理的な距離が近いSNSも人疲れのもと。また承認欲求を満たす快感は「隠れ疲労」を招く原因にも。アクセス頻度を減らす、コメントしないなど、適度に距離を置くことが重要。
MAQUIA6月号
イラスト/二階堂ちはる 取材・文/国分美由紀 企画・構成/横山由佳(MAQUIA)
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