リフレッシュによかれと思ってしたその行動、じつは逆効果ということも。なーんにもしない時間が大正解! 疲労回復専門医が解説します。
老け印象を寄せ付けない!
疲れにくいからだを作る生活
医学博士。『「疲れないからだ」になれる本』(三笠書房)など著書多数。疲労回復専門医としての分かりやすい医学解説にも定評あり。
【STEP3】
何かする=疲れのもとと考えて
上手に<リフレッシュ>する
Q 疲れを溜めないリフレッシュ法は?
A 心・体・頭を使った分だけ、しっかり休んでいたわるべし
「『疲れたな』『頑張ったな』と感じた日は、活性酸素でサビついた状態。何もしないでのんびりすることが一番のご褒美になります。また、好きなことをしている時ほど疲労感に気づきにくいもの。休日は予定を詰め込みすぎず、何もしない日や時間を作るようにしましょう」
\疲れにくいからだを作る/
リフレッシュのキーワード
飽きたら休む
じつは、「飽きた」は脳からのお疲れサイン。それを無視して作業に没頭すると自律神経の乱れに直結。「1時間ごとに5〜10分の休憩を挟んだ方が脳疲労の蓄積を抑えられます」
時間帯と強度
運動にベストな時間帯は、自律神経が安定している15〜18時。朝ならストレッチやウォーキングなど軽めの運動を。夜はハードなものを避け、眠る2〜3時間前までに済ませて。
入浴
汗をかくのは、自律神経が必死で体温を下げようとした重労働の結果。入浴は38〜40℃のお湯で5〜10分を目安に。熱いお風呂が好きな人は、半身浴で汗をかかない程度ならばOK。
ゆらぎ
疲れにくい環境とは、そよ風や木漏れ陽、鳥のさえずり、川のせせらぎといった自然の「ゆらぎ」がある状態。部屋の窓を開けて風を入れたり、自然の音を聞くことでもゆらぎを生み出せる。
MAQUIA6月号
イラスト/二階堂ちはる 取材・文/国分美由紀 企画・構成/横山由佳(MAQUIA)
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