人生100年時代。年を重ねても自分の足で立ち、前向きに暮らすために、今からできることとは? 大人気トレーナーにその秘訣を聞きました!
見直すべきは「呼吸」「手の平&足裏」「体の軸」
横手メソッドであなたの体はここまで変わる
「ポジティブ リンク スタジオ」主宰。ボディメイクトレーナーとして、30年にわたって個々の身体機能を生かした体作りを指導。田中みな実さんはじめ、数多くの人気俳優やモデルから支持を得ている。
「現代人は持って生まれた機能を20%くらいしか使えていません!」
骨を意識することで内臓の動きまでスムーズに
「人間には、全身で206個もの骨があり、それと連動して筋肉が動きます。しかし、街を歩いている人を見ると、その20%くらいしか使えていないことがほとんど。持って生まれた身体機能をフル活用するには、まずはすべての骨を意識し、鼻呼吸で酸素を全身に行き渡らせ、体を力みのないポジションに戻してあげることが大切です。すると、所作はもちろん、内臓器官の働きもスムーズに。結果、体全体の機能がUPします。また、体のパーツの中でも特に大事な足裏をなめらかに動くよう訓練しておけば、年齢を重ねても自分の足でしっかりと地球を踏みしめて立ち、歩くことができるはず。ぜひ今日から意識してみてください」(横手さん)
ついやってない?
あなたの体をダメにするNG行動
猫背でスマホチェック
スマホをのぞき込むと、つい顔が前に出て、首に大きな負担が。肩や背中も丸まり、呼吸が浅くなってしまいます。脚を組んだまま座るのも、腰痛や体のゆがみの原因となるためNG!
パンプスに足がぎゅうぎゅう!
華しゃなパンプスに足を無理に押し込めておくと、動きが制限され、いつの間にか足裏や指が固まってしまいます。健康な足のためには、指が開けるくらいのゆとりのある靴がベター。
長時間のPC操作
デスクワークの多い人は、手の平が緊張し、丸まったままになっていないかチェックを。手の平から繋がっているひじ、脇の下、首の筋肉までが縮こまり、これも姿勢が悪化する一因に。
無意識の口呼吸
気を抜くとすぐ口呼吸になってしまう人は要注意。横隔膜がしっかり下がらないため、浅い呼吸になってしまい、効率よく酸素を体に行き渡らせることができません。意識して鼻呼吸を!
MAQUIA11月号
撮影/内田紘倫〈The VOICE〉 ヘア&メイク/久保フユミ〈ROI〉 スタイリスト/伊藤あかり モデル/佐藤さき(マキアビューティズ) 取材・文/栗田瑞穂 構成/若菜遊子(MAQUIA)