振袖のようにタプタプと揺れる二の腕の原因は、脂肪? むくみ? それともたるみ!? 10代20代ではあまり気にならなかったのに、年を重ねるほど存在感を増す大人の二の腕。最適なアプローチ方法を教えてもらいました。
トップス¥8800、インナーのブラトップ¥8250、レギンス¥11000/すべてジュリエ ヨガ アンド リラックス
25年以上に及ぶエステティシャンとしての経験と医療専門学校で学んだ知識、持ち前の繊細な感性を生かし、心と身体に響くトリートメントを提供。サロンワークのかたわら雑誌などでのメディアでも活躍し、誰でも取り入れやすく、効果の高いケア方法をレクチャー。
加齢、疲労、代謝ダウン……。年齢を重ねるほど、二の腕は太くなりやすい!
「大人の二の腕が太くなる主な原因は、加齢とむくみ。さらに現代人の腕は酷使され、休む暇がありません。私たちは日々、料理などの家事や育児、パソコン作業など、前傾姿勢で腕を使う動作を頻繁にしていますよね。すると、腕が疲労し、胸元の前鋸筋や背中の肩甲骨までコリ固まって、内部の流れが停滞。脇の下や鎖骨部分のリンパ節への流れも滞ってしまうため、二の腕にむくみがたまり、もたついてくるんです。ストレスやホルモンバランスの乱れ、冷えも代謝ダウンの原因になり、二の腕のむくみ太りに加担します」(田中さん)。
流してもんで圧迫! プロが教える「痛くない」セルフドレナージュのコツ
腕周辺のコリと緊張をほぐしながら、リンパの流れを促す二の腕痩せドレナージュ。要所さえ押さえれば、力を入れず、スーッとなでるだけでも効果あり。ボディクリームやオイルなども不要なので、いつでも好きな時間にできるのも継続しやすい秘訣。
①呼吸を整え、よどんだ流れを促す準備
まずは呼吸を整え、気持ちもリラックス。3秒で鼻から息を吸い、5秒かけて口からゆっくり吐く。ドレナージュ中も息は止めず、自然に呼吸する。
②スタートポイントをギュッと圧迫
右ひじの少し下側のポイント(写真参照)から、ドレナージュをスタート。このポイントを左手の親指で押さえながら、右ひじを軽く曲げて腕を上げる。
③脇の下のリンパ節に向かって押し流す
脇の下のリンパ節に老廃物を流し込むように、二の腕に沿って左手を滑らせる。腕の付け根まで移動したら、鎖骨の下(写真参照)に親指を押し当て、脇をしっかりつかむ。
④脇~胸元の筋肉を大きくつかんで回す
さらに左手を胸の下まで滑らせてから、すくい上げるようにして、指全体で胸の脇をがっしり包み込む。そのまま前方向に左手を3回ほど回して、コリ固まっている筋肉をほぐす。
⑤脇を閉じるようにして、右腕を前へ
左手で脇をつかんだまま、手の甲が正面を向くように右腕を顔の前に動かす。ひじは90度に曲げる。
⑥脇から二の腕に沿って、ゆっくり優しく
左手を脇から二の腕に沿って滑らせながら、右腕を前方へゆっくりのばしていく。
⑦ひじの上のポイントをプッシュ&リリース
ひじの少し上側のポイント(写真参照)まで左手を滑らせ、親指で圧をかけるようにギュッと押さえる。②~⑦を3回繰り返し、反対の腕も同じように行う。
脇周辺をほぐすことは、二の腕痩せのみならず、美胸にも貢献。滞ったリンパ液や血流を促して、すっきり美しい上半身を手に入れましょう。
監修/田中由佳(Salon de Shwin) 撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/新見千晶 スタイリング/田中麻理乃 モデル/佐藤さき(マキアビューティーズ) 取材・文/摩文仁こずえ 構成/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)
※クレジットのない服、小物は私物です。
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