冬の寒さや、在宅ワークによる疲れでカチコチにこり固まってしまった「肩」。例年にも増して、肩こりに悩んでいるという方も多いのでは? 今回は、インスタグラムのフォロワー数が21万人を超える人気ヨガインストラクター・廣田なおさんに、隙間時間でもできる簡単トレーニングを2種、教えていただきました。
銀行員からヨガインストラクターに転身し、13kgの減量に成功。「美筋ヨガ」を考案し、オンラインサロンやYouTubeを通じてメソッドを全国に配信中。1月13日には初著「整えるヨガ」(ダイヤモンド社)が発売に。
Q.「美筋ヨガ」とはなんですか?
A.引き締めも叶う
新しいヨガメソッド
「運動が苦手という方でも始めやすいのがヨガ。私自身もそうでしたが、ダイエット目的で通っているのに、なかなか効果を感じられなくて挫折してしまったり、ヨガの動きだけで部分的な引き締めをすることって難しいんです。そこで、ヨガの動きには足りない『ほぐす・伸ばす・鍛える』の3つの動きを取り入れたのが『美筋ヨガ』。筋膜リリースでほぐし、ヨガで伸ばし、最後に鍛える、というメソッドです」
Q.辛い肩こり...どうすれば?
A.肩のポジションを元に戻す
トレーニングを!
「在宅ワークが増え、ずっと仕事に集中している分、実は肩こりに気づいていない方も多いんです! 仕事用の椅子やデスクではない環境で仕事をしているので、以前にも増して肩やお尻がこりがち。猫背で仕事をし続けていると『僧帽筋』が弱くなってしまうので、鍛えるトレーニングを取り入れて、肩のポジションを元に戻してあげましょう。筋肉がしっかり動くだけで、肩こりは改善されていきますよ」
トレーニング A
【10回】
STEP ①
息を吸いながら、両手をバンザイするように上げる。
STEP ②
息を吐きながら、大きく「W」を描くように肩を下げる。①②を繰り返し、合計10回行う。
「②のときに、肩が上がってしまうのはNG。しっかり肩を下げて、肩と耳の距離をとるように行いましょう」
Q.トレーニングはいつやるのがおすすめ?
A.寝ている間の姿勢を
リセットできる「朝」
「寝ている間の姿勢にも癖があるので、朝にそれをリセットしてあげると、動きやすくなり、いいスタートが切れるのでおすすめです。朝は忙しい!という方は夜でもOK。その場合は、からだが温まっているお風呂上がりがベスト。一日溜まった疲労や、歪んだ姿勢を戻せば睡眠の質も向上します」
トレーニング B
【5セット】
STEP ①
マットの上に座り、肩をくるっと回すようにして肩を下げ、胸を張る。
STEP ②
背中側で指を組み、こぶしを下に伸ばして、目線は上へ。
STEP ③
息を吐きながら、組んでいた手を離して10秒キープ。これを5回繰り返す。
「肩が前に入りすぎたり、腰が反ったりした状態はNG! できるだけ肩と耳を遠ざけるようにして、腰ではなく胸を広げるイメージで。仕事中にちょっと疲れたな、というときにもできるポーズなので、ぜひ隙間時間にチャレンジしてみて」
撮影/藤澤由加 モデル/廣田なお 企画・取材・文/織田真由(MAQUIA ONLINE)