過去、大幅減量に成功した経験を持つ美のプロたちの「私はこうして痩せました!」という体験談をお届けする短期連載企画。今回のゲストは、ダイエットコーチEICOさん。20代で-20kg、産後に再び20kgの減量に成功したという彼女の、無理なく続けられるダイエットメソッドにフォーカスします!
ダイエットコーチ
EICOさん
日本初のダイエットコーチとして、700人以上を10kg以上の減量に導いたスペシャリスト。その指導法は、無理なく、リバウンドなしで自分史上最高のスタイルになれると評判で、『絶対リバウンドしない! 朝・昼・夜のやせルール』(あさ出版刊)をはじめ、ダイエット著書は累計58万部を突破。自身も1年で20kgのダイエットに成功した経験をもち、現在は産後ダイエットを実践中。
食事・運動・休養を整えるのが基本!
プロが教えるダイエット成功の秘訣
Q.ダイエットを始めた当時のきっかけは?
A.「大学生のときに、構内で知らない男子学生たちに『あいつの足ゾウみてえだな』とすれ違いざまに言われたことがショックで、本気でダイエットに取り組みました。さらに30代で妊娠したときは、安定期に入ってつわりが治まった途端、食欲が爆発。医師から体重制限をされてもブレーキがきかず、出産までに25kg増。産後に偶然会った同級生から『あまりに足が太すぎて、声かけるか迷っちゃった』と言われ、さすがにまずいと思い、再びダイエットを始めました」
左がBEFORE/右がAFTER
Q.成功したダイエットの内容・エピソードは?
A.「食事は蒸し物など調理工程がシンプルで、野菜多めのカラフルなメニューに。乳製品やパンは減らし、甘い飲み物は1日1回に。3食きちんと食べてドカ食いを防止というルールを実践。運動は週に4回ほど、10kgの子供を抱っこして1時間以上歩いています。コンビニでカゴを持つと買いすぎるので、カゴは持たないように。ストレス発散は食べることではなく、手仕事など別の方法を見つける。インスタなどでキレイな人をフォローすることで美意識アップ。水圧によるマッサージ効果や、温熱効果が得られるので、お風呂ではしっかりお湯に浸かるようにしています」
Q.過去に失敗したダイエットは?
A.「食事制限ダイエット、なわとびダイエット、下剤ダイエット、グレープフルーツダイエット、バナナダイエット、豆腐ダイエット、ステッパーダイエット、ダンスDVDダイエット、早朝ウォーキングダイエットなど、どれも全部続きませんでした。下痢をしたり、おなかが空きすぎて衝動的にドカ食いしてリバウンドしたり、DVDは観るのが面倒で無理でした」
Q.リバウンドしないために意識していることは?
A.「ダイエットのための時間をわざわざ作ろうとしない。忙しいとダイエットのための時間がとれなくなり、リバウンドします。アラフォーになって思うのは、前回ダイエットをした20代のときより外見で判断されることが少なくなるので、やせるための動機作りが難しいということ。ダイエットのモチベーションを維持するために、同年代で美しい人を目標にしたり、メイクを変えてみたり、美容意識を高めることでリバウンドを防いでいます」
Q.ダイエット成功後の周囲の反応や、ご自身の変化は?
A.「太っていた頃は、他人をうらやましく思ったり、落ち込むことも多かったですが、やせたあとは、良い意味で他人に対してなんとも思わず、自分と向き合えるようになりました。服もなんでも買えて、体型カバーなどを考えなくて済むのでストレスフリーです。食事と運動に気をつけているので、自然と体力もつきました。周囲の反応は、人がやさしくなりました(笑)」
Q.家やオフィスなど日常で簡単にできるダイエットのアイデアを教えて!
A.「ダイエットでは、食事・運動・休養の3本柱を整える必要がありますが、いちばん大切なのは休養である睡眠です。睡眠時間が6時間以下になると、脳が起きている時間が長くなり、甘いものが食べたくなります。また、疲れて積極的に体を動かそうと思わなくなり、悪循環! 一番の基礎は睡眠です。まずは6時間以上寝られているかチェックしてください」
Q.ダイエットが続かない女性に向けてエールやアドバイスをお願いします!
A.「無理なく生活の中にダイエットを取り込むためには、『自分はなぜ太ったのか』を考えてみることです。自分に合っているのかわからないまま、流行りのダイエットに飛びつくよりも、自分が太った理由を分析することで、ダイエットの成功確率が高くなりますよ!」
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「私はこうして痩せました」体験談12選
※この記事はあくまでも本人の体験談に基づくものであり、効果・効能を示すものではありません。
取材・文/鈴木智美 企画/織田真由(MAQUIA ONLINE)