過去、大幅減量に成功した経験を持つ美のプロたちの「私はこうして痩せました!」という体験談をお届けする短期連載企画。今回のゲストは、累計260万部超の大ヒットを記録したレシピ本『やせおか』シリーズの著者である、料理研究家の柳澤英子さん。自身が考案したレシピで26kg痩せに成功したダイエット法について、Q&A形式で紐解きます。
料理研究家・編集者
柳澤英子さん
ダイエット中に食べていたレシピをまとめた『やせるおかず 作りおき』(小学館)シリーズが大ベストセラーに。そのほかにも『やせる! 作りおきマリネ』(扶桑社)、『ひとりごはん』『ふたりごはん』(西東社)など、多数の著書を手がける。テレビや講演会などでも活躍中。
ゆるい糖質制限で26kg痩せ!
アラフィフで成功したダイエットのQ&A
Q.ダイエットを始めた当時のきっかけは?
A.「ものごころがついた頃からずっと肥満気味。人間ドックでは「脂肪代謝異常」との診断が10年以上続いていました。毎日体がだるくて、体調が悪化した52歳のときに人生最後のダイエットを決意! 157cm、73kgだった体重が1年後には47kgまで減りました」
Q.どうやって26キロ痩せに成功したの?
A.「糖質コンシャスな食生活を心がけました。具体的には、血糖値を上げる糖質の高い食品は避け、ビタミン、ミネラル、食物繊維、高タンパクの食品を食べる。野菜や発酵食品から食べ、炭水化物は最後にして控えめにする、味付けはシンプルにして素材を活かす、などです。ちなみに食べる順番は、生野菜→加熱した野菜→肉や魚などのタンパク質→ごはん(もち麦入りが◎)&味噌汁の順に。ダイエット中は、きのこ類、海藻類、豆製品、オクラ、トマト、ブロッコリー、ズッキーニ、肉、魚介類、チーズ、卵などをよく食べていました」
Q.過去に失敗したダイエットは?
A.「カロリー制限、単一フード摂取、1日1食、絶食、朝バナナなど、話題になったダイエットはほぼ全滅と言ってもいいほど失敗。運動が伴うものは、1回行って断念することがほとんどでした」
Q.リバウンドしないために意識していることは?
A.「我慢しているという意識を持たないように、食事は楽しく美味しく、満足感が得られることを大事にしています。レシピを簡単にし、作りおきをすることで毎日の食事作りを楽にするのもポイント。栄養バランスよく食べることで間食も減りました。お付き合いでパスタランチという日もありますが、翌日調整すれば大丈夫と考え、『ダメ、イヤ』とは言わずに食べます。お酒も甘いカクテルなどを避ければ大丈夫!自分を追い詰めないことが大切だと思います」
Q.ダイエット成功後の周囲の反応や、ご自身の変化は?
A.「たくさんの方に褒めていただきました。久しぶりにお会いした方のなかには、私だと気づかない方も。体が軽くなると心も軽くなり、表情も明るくなったし、服を買い替えるのも楽しかったです。また、太っていた頃は体調の悪さと体型のコンプレックスが重なって不機嫌そうな人に見えていたと思います。やせてご機嫌さんになったので、周りの方々はホッとしていることでしょう(笑)」
Q.日常で簡単にできるダイエットのアイデアを教えてください。
A.「自分でも気づかないうちに太る食べグセがついていることがあるので、たとえば直近の3日間に食べたり飲んだりしたものを書き出して食生活を振り返り、やせる食べグセにシフトチェンジしていく。糖質の高い食品を避け、ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質も忘れずに。働いている方ならお弁当がオススメです。レシピを簡単にすれば苦にならないし、赤・緑・黄色など彩りよく食材を組み合わせれば自然と栄養バランスも整います。また、同じものを続けて食べるのではなく、お昼がお肉なら夜は魚というように、直前に食べたものと違うものを選ぶといいですよ」
Q.ダイエットが続かない女性に向けてエールやアドバイスをお願いします!
A.「目標を高く持ちすぎず、うまくいかないことがあっても自分を責めない。でも、甘やかさない。一言にすると、平常心です。ダイエットを普通の暮らしだと思うといいですよ」
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「私はこうして痩せました」体験談12選
※この記事はあくまでも本人の体験談に基づくものであり、効果・効能を示すものではありません。
取材・文/鈴木智美 企画/織田真由(MAQUIA ONLINE)
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