美コアトレーニング創始者・山口絵里加さんに聞く、食生活の疑問第2弾! ダイエット中の焼き肉やお酒のオーダー法から空腹のリスク(!)まで、じっくりレクチャーしてもらいました。
やまぐち えりか●体温上昇プログラム美コアプログラム考案者であり、スポーツトレーナー、インストラクター。現在までに数々のモデルや低体温で悩む女性を3000人以上ケアしてきた経験を持つ。現在、麻布十番にて美コア東京スタジオをオープン。
Q.プロテインっていつ飲めばいいの?
A.運動直後か朝食がおすすめ
「プロテインは、筋肉が温まっている時に飲むことで吸収率が高まるので、運動後10分以内に補給を! とくに運動習慣がない人は、朝食に置き換えてみてください。空腹なのに、“時間がないから”と何も食べずに活動すると、体が酸化していきます。プロテインを常備しておけば、手軽にタンパク質と満足感が得られますよ。ただし、飲み続けると肝臓に負担がかかってしまうので、2週間続けたら1週間休むというルーティンを心がけて。筋肉を引き締めるには、添加物の入っていない植物性のプロテインを選びましょう」
Q.お肉が大好き! ダイエット中でも焼肉はアリ?
A.行ってもOK。ただし、オーダーを3段階に分けるべし!
「ほとんどの人が、最初から一気に頼み過ぎ! オーダーを3段階に分ける習慣をつけましょう。腹7分目を目標に、最初に野菜類をたっぷり、次に脂肪の少ないタンや赤身でお腹を満たし、最後に食べられそうならカルビや冷麺など好きなものを。前半でしっかり食べておけば、好きなものも少量で満足できます。タレではなく、レモンで食べるとより効果的。また、『牧草牛』は脂質代謝をサポートするビタミンBの含有率が非常に高いのでおすすめです」
Q.お酒が飲みたい日もあるんです……
A.蒸留酒なら2杯ぐらいを目安に
「焼酎やハイボールなど糖質の低い蒸留酒がベスト。腸が冷えると吸収率が下がるので、氷なしのオーダーに変えましょう。蒸留酒が飲めない人は、無添加ワインでもOK。糖質の高いカクテルや、プリン体の多いビールは避けて。私は糖質の多い日本酒を飲みたい日は、1日の脂質を控えることでバランスをとっています。お酒の飲み過ぎは肝臓に負担をかけるので、2杯ぐらいが目安。おつまみは、オメガ3の豊富なオリーブや魚介系を中心に。くれぐれも酸化物の揚げものは避けること!」
Q.単純に、食事を抜けば痩せられますよね?
A.じつは脂肪がつきやすくなります
「食べなければ体重が落ちるのは当たり前。残念ながらすぐに戻るだけでなく、空腹のままでいると体に脂肪がつきやすくなるので、少しずつでも何か口にしておくことが大切です。意識してほしいのはタンパク質。1日に摂るべき量は、ほとんど運動しない人なら体重×1.2g、週1回程度の運動をしている人なら×1.5gが目安です。タンパク質の場合、食材によって含有量が異なるので、鶏肉や豆腐など、よく食べる食材の含有量を覚えておくといいですね。野菜は量を気にせずたっぷり食べてOK。色鮮やかなものを意識して選ぶのがポイントです」
撮影/花盛友里 ヘア&メイク/中山友恵(ThreePEACE) スタイリング/小泉 茜 モデル/加治ひとみ 監修/山口絵里加(美コア東京スタジオ) 取材・文/国分美由紀 企画/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)
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