ゆがみのない“骨盤”に近づくには、“骨盤”の仕組みと働き、自分の骨盤ゆがみのタイプを知るのが先決!「MAQUIA」9月号から、腰が反っている「前傾型」さんの骨盤タイプとおすすめエクササイズを紹介します。
教えてくれたのは…
NPO法人 美えな塾理事長 片山やよい先生
産前産後の骨盤レッスンや妊活エクササイズ、インストラクターの養成、ワークショップなどの経営に携わる。8月に「美えな骨盤メソッドイベント」を開催予定。http://vienna-juku.comをチェックして。
くびれがあるのは健康骨盤の証
骨盤のゆがみとは、骨自体が曲がっているのではなく、骨盤周辺の筋肉に変な癖がついて骨盤が正しいポジションに収まらなくなったことを言います。これにストレス過多や無理をすると骨盤の開閉がうまくいかず、24時間リラックスを知らない骨盤になり、おブスな姿勢や腰痛、あらゆるトラブルの引き金に。骨盤のクセを知り、ほぐす→鍛えることで、骨盤周りの緊張がとれ、女性らしいくびれやしなやかなシルエットを手に入れることができます。
こんな人は骨盤警報!
くびれおブスになっている!
ひざ上肉がゆるゆる~~
ひざ上の肉がぶよっとしてつまめる人は体がむくんでいて、骨盤がだらしなく緩んでくびれにくく。
立ちっぱなし
長時間、立ちっぱなしで、どちらかの足に重心をかけてしまうような同じ姿勢は骨盤周りの筋肉が緊張し、巡りが悪くなり、ゆがみ骨盤のクセをつくってしまう。
くびれ視点で診る骨盤チェック
あなたの骨盤のゆがみは何タイプ? 多くチェックがついたら、これがあなたのゆがみタイプ。
仰向けの状態でかかとと肩甲骨を床につけたとき、腰が浮きすぎる人は骨盤が緩んでいてこのタイプ。お尻を浮かせて2~3㎝程度なら理想的な弾力ある骨盤。1㎝未満だとカチコチに緊張している骨盤で、くびれボディとはほど遠い。
前傾型
くびれ部分が上にあるので一見姿勢がいいように見えるが、腰に負担がかかるため腰痛があり、反り腰になりがち。若い人に多く、骨盤も筋肉もカチコチで便秘や生理痛の原因にもなりやすい。がんばりすぎず自分をいたわることも大事。
この1ポーズを毎日するだけ!
理想のくびれを手に入れる骨盤タイプ別エクササイズ
自分の骨盤ゆがみを正すエクササイズはこの1ポーズでオッケー。目指せ! バランスの整った美骨盤。
前傾型
背中のくびれがおへその延長線よりも上の反り腰さんは前傾型。骨盤を後ろに倒して正常の位置に戻して。
反っている腰をしなやかに伸ばす
仰向けに寝てひざ裏に両手を挟む。ひざを胸に近づけ、お尻を浮かせる。小刻みに前後に揺らすのを5~10回。慣れてきたらお尻を高く上げて負荷をかけていって。
仰向けに寝て、背中とお尻を床につけたとき、腰と床の隙間が、手のひら1枚分だと理想の反り方。
仰向けに寝て、背中とお尻を床につけたとき、手のひらが2枚以上入る場合は、反り腰の証拠。
MAQUIA9月号
撮影/長谷川 梓(プロセス分) ヘア&メイク/胡桃澤和久〈Three Peace〉 スタイリスト/柳 理央 モデル/スミス 楓 取材・文/頓所 梓 構成/鵜飼香子(MAQUIA)
【MAQUIA9月号☆好評発売中】