誰もが避けては通れないからこそ、恐れるのではなく、“エイジング”を正しく知ることが大切。美しく時を刻んでいる神崎 恵さんと共に、年齢や美容との向き合い方を考えてみませんか?

神崎恵 エイジングケア 

神崎 恵さんがマキア読者のリアルな美容実情に迫る
「エイジング」について一緒に考えよう!

教えていただいたのは…

マキア読者680人にアンケート調査
私たちが今、リアルに考える「エイジング」って?

Q エイジングを感じ始めた年齢は?

平均…30.5歳


昔は“25歳がお肌の曲がり角”と言われていたけれど、スキンケア意識の高まりを受けてやや後退ぎみ。「一気に来るというより、何段階かあるんですよ。私の場合は出産後の24〜5歳に肌のくすみを感じるようになり、それから27〜8歳、30歳、30代半ばと次々と変化の波が。40代の今は、常に新たなエイジングサインを実感中」(神崎さん・以下同)

Q 最初にエイジングを感じたパーツは?

【円グラフ】最初にエイジングを感じたパーツは?

約半数が肌と回答。スマホで酷使するせいか、目元を挙げる声も目立った。「最初は肌トーンの違いを感じる場合が多く、30代から徐々に顔の形に変化が。皮膚が緩んでフェイスラインがもたつき、骨が萎縮してゴツゴツしてくる。こうした内側と外側の変化が合わさった時に、形が明らかに変わるんだと思います」

Q エイジングケアを意識して取り入れ始めた年齢は?

平均…31.4歳


エイジングを感じるのと同時期にケアを開始する人が多い中、10代から始めている強者も。「私はくすみが悪化した20代半ばに化粧品では追いつかなくなり、皮膚科でサプリを出してもらったのが最初。一般的には27歳くらいからと言われているけれど、始めた時点からエイジングが緩やかになるので、早めにスタートする分には問題ありません」

Q 積極的にエイジングケアを取り入れているパーツは?

1位 肌
2位 目元
3位 髪
4位 首
5位 手元


もっとも力を入れているのは、やはり肌。並行して、目元や首も専用コスメでケアを行うという声が多数。「うねりが出たり量が減ったりと、エイジングが出やすい髪はケアが必須。そして、意外と見落としがちなのが手元。顔と同じようにくすみや形の変化が現れるので、早めにお手入れを」

Q エイジングを意識して美容医療の施術を受けたことがありますか?

【円グラフ】エイジングを意識して美容医療の施術を受けたことがありますか?

実際に受けたことがある人は4分の1以下。ハイフやシミ取り、ボトックスの人気が高く、糸リフトや目の下の脱脂を行った人も。「本気でエイジング対策をするなら、コスメと美容医療を組み合わせるのが効果的。形状を変える施術はハードルがやや高いので、まずは肌自体を活性化させるレーザーなどから取り入れてみるといいのでは」

Q こんな風に年齢を重ねたいと思う憧れの人は?

1位 神崎 恵さん
2位 石田ゆり子さん
3位 石井美保さん
4位 田中みな実さん
5位 井川 遥さん


神崎さんをはじめ、年々輝きが増している方々がランクイン。「すごく光栄です! ここに登場している方は、エイジングとの向き合い方がそれぞれ異なると思うんです。そうやって年齢の重ね方の選択肢が増えていって、自分がいいなと感じるエイジングのスタイルを選べるようになっていくといいですよね」

Q どんなエイジングケアをやっている?

1位 乾燥ケア
2位 シミ・くすみケア
3位 シワケア
4位 毛穴ケア
5位 たるみケア


ほとんどの人が複数のケアを選択。保湿を強化しつつ、レチノールやナイアシンアミドといった話題の成分で各悩みにアプローチするのがエイジングケアの基本に。「乾燥はあらゆるトラブルを加速させるから1位は納得。レチノールなどのパワフルな成分は実感が得やすいし、エイジングにマルチに効くので個人的にもおすすめです」

Q 美容医療にどのくらいまでならお金をかけてもいいと思う?

平均…78,826円


0〜100万円まで答えが分散し、個人差が目立つ結果に。経験者は5万円以上の回答が多いことから、結果に手応えを感じているよう。「美容医療に関しては、安いからといって安易に飛びつかないことが大切。どの施術も技術とセンスが必要なので、しっかりと見極めを。やる必要がないものをきちんと教えてくれる先生は信頼できると思います」

綺麗でいることは自分へのエール
「いつだって、私の優先順位のトップは息子たちの幸せ。ただ、日々を頑張るためには、“いいね!”と思える自分を自分自身に見せる必要があるんです。なので、私にとって綺麗でいることは自分へのエール。まだまだ頑張れると感じさせてくれる、美容の存在にすごく助けられています」


エイジングをコントロールできる時代。
振り幅は狭く、小さく。いかに緩やかに
エイジングさせるかがテーマ
「生きている限り老化は止められないけれど、今はお金と時間をかければいくらでもエイジングをコントロールできる時代。だからこそバランスとビジョンが大切で、マキア世代であれば変化の振り幅を小さくして、エイジングの速度をいかに緩やかにしていくかがポイントに。老けることに恐れを抱きすぎると日々を楽しめなくなってしまうもの。多少の余裕を携えながら賢くケアを選択して、前向きに年齢を重ねていきたいですよね」


年齢を重ねたからこそ
育てられたものは消したくない
「多少のシワや緩みが雰囲気を優しく見せてくれるように、エイジングってその人の“包容力のカタチ”だと思うんです。私自身も表情がよく動くので目元にシワができやすいけれど全てを消したいとは思いません。年齢を重ねる中で育まれたものがある方が、その人らしくて素敵に見える気がするから」

MAQUIA6月号
撮影/柴田フミコ(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア/工藤由佳〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/石関靖子 モデル/神崎 恵 取材・文/真島絵麻里 企画・構成/火箱奈央(MAQUIA)

最終更新日:

MAQUIA書影

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