ダメージが原因の「開き毛穴」について、ドクターが正しいケア法を教えてくれました。色素沈着ケアを取り入れつつ、美容医療の力を借りるのもおすすめ。
新時代は、「タイプ別」に毛穴を極めよう
スムーズ毛穴ケア攻略BOOK
毛穴タイプ別に原因&ケア法をチェック
開き毛穴
ダメージが原因タイプ
触りすぎによる炎症&傷が原因
「自己流ケアの繰り返しで、度重なる炎症が起こったこと、常に皮脂が多く毛穴周りが酸化しやすかったことなどで、毛穴の出入り口の皮膚がかなりダメージを受けています」(まいこ先生)。「毛穴を触りすぎて色素沈着が起こっていたり、無理な圧出で瘢痕=傷になっています。このタイプは毛穴周りの皮膚がガチガチに固くなり、収縮できなくなっていることが。ニキビを潰してクレーターになっているのとイメージは近いかもしれません。なので引き締めるお手入れをしても効果を得にくいかも」(貴子先生)
触りすぎた部位に目立つので、人により様々だが、頬や小鼻など顔の広範囲に出現の可能性あり。
ZOOM!
毛穴の出入り口の皮膚が傷ついて肥厚し、収縮しづらくなり、開きっぱなし状態に。ニキビ跡も含まれる。
自分でできるのは色素沈着ケア
「ダメージ開き毛穴で唯一セルフケアできるのは、色素沈着による黒ずみや目立ち。使用するのは美白有効成分を配合しているブライトニング美容液を。ダメージによる色素沈着がクリアになるだけでも、毛穴が目立ちにくくなることもありますよ」(貴子先生)
シミや色素沈着にアプローチする薬用美白成分を配合した最新のブライトニング美容液を味方につけて。A サクラエ ダブルアクションセラム[医薬部外品] 33ml ¥13000/大塚製薬 B ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト[医薬部外品] 40ml ¥16500/コスメデコルテ C アスタリフト ザ セラム ブライトニング[医薬部外品] 40ml ¥7150/富士フイルム (3月1日発売)
無理やり詰まりを出すのはNGケア
「毛穴トラブルの大きな原因は炎症。その炎症を引き起こす詰まり毛穴の圧出は、絶対に自分でしてはいけません。皮膚が傷ついたり、傷ついたところから雑菌が侵入する恐れがあります」(まいこ先生)
絶対的にNGなのは、毛穴の詰まり、余分な皮脂を絞り出すように、ぎゅっと力を入れた圧出。ダメージ毛穴の原因!
お風呂の後など、角栓が出かかっているものを清潔な綿棒で軽く取り去るくらいならOK。ぎゅっと押し出すのはNG。
ダメージレベルで3つの美容医療を使い分けて
ダメージレベル1はピーリングを
「ダメージの傷が深すぎないならピーリング(松倉クリニック代官山ではモイストピーリング(全顔)¥8800)でも毛穴が目立ちにくくなります。また色素沈着のダメージ開き毛穴もこの施術で改善できることも」(貴子先生)
ダメージレベル2はIPL治療
「フォトフェイシャルなどIPL(松倉クリニック代官山ではライムライト¥36300)もダメージ開き毛穴に有効。毛穴の度合いは実際に診察しないと判断できませんが、“少し目立つくらい”なら治療可能です」(貴子先生)
ダメージレベル3はフラクショナルレーザー
「ニキビ跡と同様に深い傷になってしまっている場合はフラクショナルレーザー(松倉クリニック代官山ではモザイク¥22000〜)が有効です。真皮のコラーゲンやエラスチンの産生を促し、肌を奥からふっくらさせる施術です」(貴子先生)
MAQUIA 4月号
撮影/橋口恵佑 イラスト/齋藤よしこ 取材・文/松井美千代 構成/山下弓子(MAQUIA)
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