人気コスメやブランドのヒットの理由を編集長が根掘り葉掘りする連載、「最新美容の裏側『ここだけの話』」。今回は、SOFINA SYNC+(ソフィーナ シンクプラス)を深掘りします。

第18回 最新美容の裏側「ここだけの話」
入社以来12年non-no編集部に在籍し、2013年よりMAQUIA編集部に。「美のQOLが上がる」MAQUIAを読者に届けるべく奔走中。

花王 プレミアムブランドビジネス グループ 事業企画部 兼、化粧品事業企画部
伊澤孝治さん
2012年入社。スキンケアブランドのマーケティングを担当。同時に、花王の「皮脂RNAモニタリング技術」を基盤に設立された団体「RNA共創コンソーシアム」にも従事する。
今月のPICKUP
新ブランド誕生! 「SOFINA SYNC+」
RNA技術の応用により、モード(タイプ)を解析し、肌が欲する美容液を
美容業界でも“遺伝子”という言葉を当たり前に聞くようになった今、RNA解析技術の知見を背景にしたスキンケアブランドがソフィーナから誕生。その名も「SOFINA SYNC+(ソフィーナ シンクプラス)」。
生まれ持った特徴を決め、変化することがないDNAに対し、RNAは、生まれ持った後の因子が反映される、いわば“変化する遺伝子”。花王は皮脂中にRNAが安定して存在することを発見し、解析。今回はこのRNA技術を応用したそう!

角層シンクロチューナー™ (右)角層肥厚によるごわつき解消に。C1、 (左)免疫過多の解消に。C2 0.6ml×60包 各¥7700/花王
遺伝子解析研究の知見をもとに開発された独自AIが、素肌画像を解析して2つの肌タイプに分類。肌が必要としている先行美容液をセレクト。
【ここがすごい1】2つの肌タイプ=肌遺伝子モード別!角層状態に合わせたケアが可能に
紫外線やストレスで、肌状態が常に揺れ動いているのは実感がありますよね。それを客観的に把握する指標として「RNA分析」を投入したのが今回の鍵。
「遺伝子解析研究をもとに、自分では気づけない肌の欲求を、スマホで撮影した素肌の画像から瞬時に『C1/C2』の2つの肌タイプへ分類。それぞれに合わせた角層ケア特化のアイテムをご提案するブランドを誕生させました」(伊澤さん・以下同)
数千種類のRNA遺伝子がある中、発現パターンの類似度を見ると、2つのパターンに分けることができたそう。
「C1は角層が厚く、ターンオーバーが遅延してゴワつきがち。C2は角層が薄く、バリア機能が低いため、過敏になりがちという傾向が」
角層シンクロチューナー™ C1

・角層をうるおわせ、柔軟化させる【柔肌エンハンサー技術】搭載
・夕方まで続く、うるおいでくすみのない透明感のある肌へ
角層シンクロチューナー™ C2

・角層のうるおいの美肌バリアを整える【うるおい美肌バリア技術】搭載
・夕方まで続く、水分を抱えた透明感のある肌へ
こんな方におすすめ
☑︎自分の肌に合ったスキンケア品を使いたい
☑︎肌の透明感を保ちたい
☑︎日によって肌の状態が違う気がする
☑︎そもそもどんなスキンケアを使ったらよいのかがわからない
【ここがすごい2】今、あなたの肌の欲求は? どっちのモード? スマホで肌遺伝子モード解析ができる!
肌遺伝子モードの解析法は、スマホで素肌を撮影するだけ! どうして実現できたのですか?
「皮脂RNA遺伝子の類似度に基づく肌タイプを分類し、遺伝子レベルで類似度の高いヒトをグルーピングします。
さらに、肌の色や形状の特徴などのデータを長年確認し続けた研究員の知見をベースにした『機械学習モデル』と、先入観なしに膨大な顔全体の画像を学習させた『深層学習モデル』を掛け合わせ、画像解析により皮脂RNA発現情報に基づく肌タイプを推定。
これにより撮影した肌画像からC1モード、C2モードに分類され、簡単に肌の短期的傾向をわかるようにしました」
揺れ動いている肌の状態≒これから肌が向かう状態がわかるため、その時に最適なスキンケアが選べるそう!


⬇︎

スマホで正面顔を3枚撮影。30秒で画像解析され、C1、C2の肌遺伝子モードに分類。
C1はターンオーバーが比較的鈍く、角層が厚くなりがちで乾燥などによりゴワつきやすい状態なので、鈍くなった状態を活性するケアを。
C2はターンオーバーが比較的過剰気味で、角層が薄く、乾燥などの外的刺激を受けやすいので鎮静させるケアを。その時々に合ったケアをすることで、よりスキンケアの手応えを感じられるように。
【ここがすごい3】肌の欲求に合わせたケアで肌が変わる! 新世代スキンケア、始まる
一定ではない肌遺伝子モードだからこそ、1カ月に1度スマホによる解析をし、自分に最適なスキンケアを取り入れるのがいいそう。
「SOFINA SYNC+では、この解析結果に基づき、2つの先行美容液を開発。C1は、角層をうるおわせて柔軟化し、くすみのない透明感のある肌へ導きます。C2は、角層構造を密にすることでうるおいの美肌バリアを整え、透明感のある肌へと導くことができます」
肌遺伝子モードが変わったら美容液を切り替えることもできますね。
「肌には個人差があり、1カ月ほどで肌変化を感じる人もいれば、もっと長くかかる人もいます。肌解析で肌の欲求傾向がわかれば、キレイへの近道になると思います」

朝晩1回×30日分がひと箱に。個包装なのもうれしい!
角質肥厚しがちなC1タイプは、ゴワついた角層を緩める成分を搭載。これによりくすみ感もケア。バリア機能が低下気味のC2は、角層をうるおいで満たし、角層構造を密にしてバリア機能を高めることで透明感のある肌へ。それぞれのモードに合ったマッチング成分を配合し、製剤・テクスチャーも肌状態にマッチするよう調整されている。

朝晩使用がわかるよう2包が連結されている。洗顔後すぐの肌に使用する先行美容液。
取材を終えて 遺伝子、AI解析など、先進科学を身近に

“肌の欲求=なりたい肌”とシンクロしたスキンケアを提唱する「SOFINA SYNC+」。最先端のサイエンスをこんなに手軽に受けられるようになるとは本当に驚き! 今後もこのRNA技術は応用されるそう。未来のスキンケアが楽しみですね。
MAQUIA 2026年3月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/木下理恵(MAQUIA) 資料提供/花王
公開日:

























































































