イマドキ感のあるコンサバメイク&ファッションに身を包んだ、今月の神崎さん。清潔感、透明感、品の良さを纏って、大人の女性の柔らかさを魅力的に表現。
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
きゅん♡を誘う女になる
Scene キレイなお姉さんメイク
控えめな余裕で魅せる好感度メイク
言葉を選ばず言えば、「ギャルと清楚系はモテる」。なんだかんだ、そう思う。ギャルの潔いラインや色合い、素直かつ、意外と懐が深いところは可愛げがあるし、清楚系の透明感は無条件に心を惹く。もちろん、ベースに清潔感と品があっての話だけれど、結局、「男性の好みはここなのだな……」と確信するシーンを何度も見てきた。男友達や同僚、上司が選ぶパートナー、著名人の交際、結婚のニュース。「ああ、やっぱりここか」と何度感じてきたことか。かといって、ならば明日から私もそこへ! とはなかなかいけない。ギャルにも清楚系にも持って生まれた素質と、そこへ積み重ねた環境からくる匂いというものが不可欠な気がしていて、とってつけた即席のそれ風ではどちらも安く仕上がってしまう気がしている。
そんな、いわゆるモテる属性がいくつかあるわけだけれど、その中でも、これなら誰もが結構簡単に、取り入れられるのでは?と思っている雰囲気がある。これが「キレイなお姉さん風」だ。「キレイなお姉さん。」は比較的どこにでも存在できる。ご近所、会社、電車内……親類をざっと思い浮かべてみても、なんとなく「キレイなお姉さん。」的存在がいるはずだ。それも、年齢の幅も結構広い。
そこには、品定めするような「女」への意識とはまた違う、ある意味生き物としての敬意を含むような、そんな透明感が混じる意識が働くような気もしている。年下でもなく、同い年でもなく、ちょっと違う次元にいるキレイな女性。そんな立ち位置だ。「お姉さん。」だから、若ぶる必要も、かわいく見せる振る舞いも、見た目もいらないのも楽でいい。
ちょっと興味があるかもと思ったなら、まず試して欲しいヌードな顔とシンプル華やかワンピースの合わせ技。目元も肌の延長線のヌーディカラーで艶と立体感を纏ったら、口元と頬にはまろやかなピンクでぬくもりを。お姉さんならではの包容力と余裕を目に見えるものにする組み合わせだ。そこに、ボディラインを美しく際立たせつつ、ひと匙の個性という大人の色気を出す華のあるコンサバワンピ。髪は毛先まで艶やかに仕上げる。誰もが纏える大人だからこそのキレイ。新しい顔をひとつ増やす感覚で楽しんで欲しい。
目元にはベージュの優しさ、唇にはピンクの甘さを
メイクには清楚さを感じさせたいから、目元は肌にスッと溶け込むようなヌーディカラー2色を使って、優しい立体感を。また、口元には艶と潤いに満ちたリップスティックで、甘さと華をプラス。
a 軽やかなウォームベージュをアイホール全体に。ブラシでふわっと重ねるのがポイント。アイグロウジェム スキンシャドウ 06G、b 二重幅にはシナモンブラウンを丁寧になじませ、瞳に奥行感を。同 14G 各¥2970/コスメデコルテ c リップスティックの艶を存分に楽しみたいから、唇全体にムラなく直塗り。ルージュ クラジュール 06 ¥4180/エレガンス コスメティックス
柔らかな曲線を描く艶髪が品を格上げ
華美すぎないカールの印象と艶感を大事にした、ダウンスタイル。ストレートアイロンを使って、髪全体を面で艶やかに整える。その後、ニュアンスがつくよう、太めのヘアアイロンで毛先を中心に軽めに巻いて仕上げて。
ワンピの色とシルエットでお姉さん感を後押し!
ボディラインに程よくフィットする肌見せワンピは、肌の透明感を引き出す色とワンピースの丈感が重要。丈が短いとお姉さん感が損なわれ、逆に長いと野暮ったい印象に。ヒール靴と小さめバッグも必須アイテム。
MAQUIA 11月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/魵澤和之〈まきうらオフィス〉 ヘア/赤羽麻希〈joemi by Un ami〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
ワンピース ¥55000/H3O ファッション ビュロー(DISAYA) ピアス ¥30800/ete 右手薬指にしたリング ¥35200/ete bijoux 右手中指にしたリング ¥3300/サンポークリエイト(mimi33) バッグ ¥14300/キャセリーニ(ル・ベルニ) 靴/スタイリスト私物
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