「シティポップ」とは、1970〜1980年代に日本国内で流行したミュージックカルチャー。音楽はもちろん、レコードジャケットやミュージックビデオを彩るポップなファッションやメイクが、50年近く経った今また、世界的なムーブメントに。少しレトロさがありつつ、今っぽくて取り入れたくなるお洒落感。そんな「ネオシティポップメイク」を、人気ヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブさんに教えてもらいました。
イガリ流シティポップメイクとは?
「シティポップといえば、洗練された都会的な印象。とはいえ、そのまま完コピすると令和の時代に馴染まないので、目元はアイシーなパープル、リップはビビッドなピンクと、当時の流行色でムードを漂わせつつ、ツヤ肌やぷっくりした涙袋など、今っぽくメイクするパーツでバランスをとるのがポイント! 細部に今っぽいニュアンスを仕込むことで、新しいシティポップメイクを楽しめるはず」(イガリさん)
【BEFORE】
シティポップメイクに使用するコスメはこちら!
1シピシピ
フィットスキンクッション SPF50+・PA+++
全3色 ¥2750/Rainmakers瞬時に肌と一体化し、素肌のような仕上がりに。
2ミネラライズ
スキンフィニッシュ
ライトスカペード ¥5720/M・A・Cぎらつかず、肌にさりげない輝きを宿す。
3ヴィセ
シェード トリック
¥1760(編集部調べ)/コーセー3色のシェードでどんな陰影も自由自在。
4パウダー チーク
111
¥506/ちふれマットなピンクが柔らかく肌に沿う。
5フーミー
マルチマスカラ レッドブラウン
¥1650/Nuzzle赤みブラウンがナチュラルさと女っぽさを引き立てる。
6フーミー
マルチアイブロウパウダー
ブラウンカーキ ¥1980/Nuzzle落ち着いたカーキとベージュで垢抜け眉に。
8スタジオ クロマグラフィック ペンシル
NC15/NC20
¥2860/M・A・Cなめらかなか引き心地で、目元への負担の心配もなし。
8ブルームクチュール アイズ
07
¥6380/ジルスチュアート ビューティまるで紫陽花のようなパープルがかったカラーがニュアンシーに発色。
9キャンメイク
クリーミータッチライナー 08
¥715/井田ラボラトリーズ目のキワに引いてもにじまずに美しく発色。
10ロング ラッシュ マスカラ
01
¥3080/トーン長さ、カール、ツヤ、まつ毛に欲しい条件の全てを叶えてくれる。
11エアーマット リップカラー
03478
¥4070/NARS JAPAN強さとしなやかさを両立する新感覚のマット質感。パキッと発色するピンク。
【How to】
「ぴかーっと光りすぎず、目元やリップを引き立てるほどよいセミツヤ質感が今っぽさを演出。ハイライトとシェーディングで鼻筋をキュッと主張させて、立体小顔効果も忘れずに」(イガリさん)。
茶色=シェーディング、白=ハイライト、ピンク=チーク
1で顔全体を均一に整えたら、2を眉頭の下、鼻根、鼻筋、鼻頭に入れて光の筋を作る。その周りを掘るように、眉頭下、鼻筋横、小鼻の膨らみ部分、鼻頭、鼻の下、唇中央部分の上下に3の真ん中の色で影を仕込む。
頬の広い範囲と頬骨の高い位置に4で血色を足して。鼻筋横に入れたシェーディングに重なるところを起点に広げると、より自然な立体感に。
「細めの薄眉とラベンダーのアイシャドウで当時の雰囲気を出しつつ、透明感のある発色をチョイス。涙袋の陰影を効かせれば、抜け感が出て今っぽい仕上がりに」(イガリさん)。
ピンク=アイシャドウ、ベージュ=ハイライト、茶色=シェーディング
5で眉の色を薄くした後、6のベージュ(下段左)でなぞって抜け感のある眉に。涙袋を7でなぞって明るさをコントロールし、涙袋中央の下に3の濃いブラウンを細目に入れて影に。涙袋に沿って湾曲させず、あえて直線的に入れることでたるみを感じない涙袋が完成。8のピンク2色を混ぜてアイホールと下まぶたに広げたら、上まぶたのキワに8のパープルを入れる。上まつ毛の隙間を埋めるように9でラインを引いたら、上まつ毛にたっぷりと10を塗る。
「シティポップの象徴とも言えるピンクリップは、クリーミーなツヤではなくスフレ質感を選んで」(イガリさん)
11のチップで唇の輪郭を取ってから、全体に直塗りをして完成!
【透明感が際立つ「ネオシティポップメイク」が完成!】
タンクトップ¥3850・スエット¥3850/原宿シカゴ 原宿店 イヤリング¥1100/原宿シカゴ 神宮前店
撮影/アキタカオリ(モデル) 橋口恵佑(物)
ヘア&メイク/イガリシノブ〈BEAUTRIUM〉
スタイリスト/ミク
モデル/久間田琳加
イラスト/ボブa.k.aえんちゃん
文/野崎千衣子 企画・構成/横山由佳〈MAQUIA〉
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