顔の余白をメイクでコントロールすると、自分らしさを引き出しながらバランスのとれた仕上がりに。そんな中野明海さんのテクニックを、赤を主役にした春メイクで表現していただきました。
トップアーティスト
中野明海さん&イガリシノブさん初共演
春新色×余白コントロールで新しい私
卓越したセンスとその人の魅力を最大限に引き出すメイクで、絶大な支持を受ける美容界のレジェンド。余白コントロールの先駆者。
Spring Makeup Color
EDGY RED[エッジィ レッド]
AKEMI NAKANO'S MAKEUP
大きく描いた赤リップが主役
抜け感ある華やか印象へ
「私は、顔全体にふんわりと赤みを漂わせたメイクに。ぷるぷるのすっぴんに赤リップを塗ったみたいな“NOTゴージャス”な顔に仕上げました。輪郭よりオーバーめにマットな赤リップを塗ったら、眉の輪郭は描かず、まつ毛も上げず、下まぶたも頬にもあまり色を使わない。目と眉をほんのり今っぽい赤でリンクさせるぐらいの、力の抜けたメイクが今の気分」(中野さん、以下同)
「赤リップをした時の“前向き感”が可愛い~」from IGARI
1 ニュアンス系のピンクベージュパレットは、目元にも眉にも活躍。フーミー マルチアイブロウパウダー ブーケットブラウン¥1980/Nuzzle 2 ディープレッドがにじむように発色。ルナソル スマッジニュアンスライナー EX02¥3300/カネボウ化粧品(3/17限定発売) 3 眉を軽やかにする、オレンジブラウンマスカラ。ミネラルカラーリングアイブロウ ティーブラウン ¥2750/エトヴォス(限定色) 4「マットでピタッと1日中フィットする、このリップが適任!」。誰にでも似合う、ほんのり朱赤っぽいレッド。ルージュクレーム マット 103¥5500/クレ・ド・ポー ボーテ(4/21発売)
OTHER ITEM
「色はしっかりのせたくないけれど、顔を間延びさせたくないから。頬全体にほんのり血色を感じるツヤチークを」。ブラッシング ハート EX02¥3630/スナイデル ビューティ(限定色)
余白コントロールPOINT
■唇の山をオーバーに描いて、人中を短く
■唇以外は色を抑えて余白をまろやかに
HOW TO
主役となるマットな赤リップ4は、口角以外は実際の輪郭よりもかなりオーバーめに描いて、目を引く華やかな唇を作りながら、人中をショートカット。眉は1の赤み系ブラウン(a、b、cを自由に調整)で眉の輪郭は取らず眉の中央にだけ色をのせていき、3のオレンジのアイブロウマスカラを毛流れにそってふわりとオン。目元は1のaをアイホールにのせたら、2の赤みラインをキワににじむように、淡く太くじんわり引いて。
MAQUIA 4月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) Kevin Chan(物) ヘア&メイク/中野明海 スタイリスト/中野ゆりか モデル/飯豊まりえ 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 構成/萩原有紀(MAQUIA)
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