日本を代表するトップアーティストであり、常に読者の「キレイになりたい!」の気持ちに寄り添い続けるヘア&メイク河北裕介さん。知ればキレイへの新たな可能性が開けていく、目からウロコの美の新常識をご紹介!
2022年の河北裕介、そのすべてがここにある!
This is「河北メイク」の最前線
私たちの固定観念を覆す
河北流 逆転の発想5
鋭い視点から突き止めた、目からウロコの美の新常識。知れば、キレイへの新たな可能性が開けていく。
Kawakita Makeup1
チークは見せない、感じさせるもの
「大人のチークは、血色をほんのり漂わせるぐらいがベストじゃないかな。特に、マスク時はアイメイクが主役になることが多いから、目と唇の繋ぎとなる“気配”くらいでOK。おすすめは、薄くチークを入れた上からロージィなハイライトをひと回り大きく入れてぼかすテク。肌にすっとなじんで“入れました感”はないのに、血色を感じる頬に仕上がる。どんなシーンにも映えて、誰にでも似合うはずだよ」(河北さん、以下同)
1 ピンクベージュはどんな肌タイプにもしっくり。ブラッシュ カラー インフュージョン 06 ¥3850、2 潤いと輝き、ほのかな血色を与える。ローズグロウ イルミネーター ¥3850/ローラ メルシエ ジャパン
頬のやや下めに1のチークを丸く入れる。上から2のロージィなハイライトを、チークよりもひと回り大きめに重ねて、内側から“感じさせる”チークに。
Kawakita Makeup2
ハイライトはCゾーンではなく
Cに入れる
「一般的にハイライトの範囲はこめかみから頬骨までのCゾーンと言われるけど、ハイライトって凹みを膨らませる効果がある。だから、頬骨が高い人の場合、Cゾーンに入れるとかえって顔が大きく見えてしまう可能性が。下のマップのように、頬骨を避ける形で“逆Cハイライト”にトライを。一方で、頬骨が低く、頬がこけて見えるなら、頬部分に逆三角形で入れて」
肌と一体化するようなしっとりテクスチャーで、自然な立体感を生み出すパウダーハイライト。&be ルミナイジングパウダー ヌードグロウ ¥2420/Clue
黒目下から鼻横に向かって、“逆C”を描くようにハイライトを入れていく。頬骨の部分を避けるようにのせるのがポイント。
Kawakita Makeup3
アイホールの“彫り”は
自分で仕込める
「もっと目元に立体感があったら……。そう思うなら、“彫り”を自分で仕込んでしまえばいい。肌に密着するブラウン系の練りシャドウをアイホールの窪み部分にのせ、そこから目のキワに向かって逆グラデに。いつものアイメイク前に試して」
まぶたになめらかな彫りを生む、練りシャドウ。上からパウダーシャドウを重ねれば、より奥行きのある眼差しに。&be クリームアイシャドウ ブロンズオレンジ ¥1980/Clue
練りシャドウを指に取り、一度手の甲で調整。アイホールの窪み部分に色をのせたら、目のキワに向かってなじませて、逆グラデに。量は取りすぎず、ごく少量を薄くのばして。
Kawakita Makeup4
まつ毛は必ずしも
上げなくていい
「まつ毛をバッチバチに上げたメイクも素敵だと思うけど、それだけが選択肢じゃないよね。まつ毛を上げるとインラインが目立ってくるから、そこまできっちり作り込まないと中途半端にもなるし、アイラインが見えづらくなることも。たまには、ノービューラー、ノーマスカラを楽しんだらいいんじゃないかな。その時は、黒目上のまつ毛だけは、ちょっと上げておくと、瞳に光が入って印象的になるよ」
まぶたのカーブと絶妙にフィットするブラシがまつ毛を根元からキャッチ。ビューラーがなくても程よいカールを実現。艶感も魅力。AQ ラッシュブラック ¥5500/コスメデコルテ
Kawakita Makeup5
ブルベ、イエベ。それよりも
服の色や形の方が影響力を持つ
「ブルベやイエベに縛られて、着たい服やときめく色を諦めるのはもったいないし、きれいの可能性を狭めている気がするんだ。顔よりも服の面積の方が広いんだから、メイクに使う色は“顔から下”に合わせて決めていいと思う。まずは今日誰と会うのか、どんな予定があるのかを考えつつ服を決めたら、姿見の前で引き目線でメイクをしてみよう。逆べカラーを使うのがどうしても不安という人は、いつも自分が使っているベースカラーを仕込んでから、使いたい色を重ねるのも手だよ」
MAQUIA 11月号
撮影/吉田 崇(モデル) 佐藤健太(物) ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/滝沢真奈 モデル/藤野有理 イラスト/宮島亜希 構成・文/中島 彩(MAQUIA) 谷口絵美 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
最終更新日: