丹精に作り込まれて隙がなく、でも、ナチュラルな美しさが際立つ田中みな実さんの"アイメイクの真髄"が知りたい！ こだわりのテクから秋新色アイまで、眼差しの全てをここに♡
繊細に、大胆に。その目元は進化する！
田中みな実のアイメイクNOW
無理なく際立てつつ、自然な優しさと柔らかさを
上品で隙なく美しい田中みな実さんのアイメイク。それは例えばふわっとしつつも端正で、目元の陰影を引き立てるまつ毛だったり、フレームをソフトに際立てるアイラインだったり。数多くのコスメを知り尽くす彼女だからこそのこだわりと小ワザの数々は並大抵ではないはず！
「かつて、アイラインを不自然なほど下げてマスカラをこれでもかというほどこってり塗ってみたり、反対に、シャドウなしでインラインと下まつ毛のマスカラのみで究極のナチュラルを目指した時期も。あらゆる流行を経験し、試行錯誤を重ねるうちに、だんだんと持って生まれた素材を上手に活かすメイク法へとシフトしていった気がします。どこまでも自然で美しいまつ毛を作り込むために細かな工程を重ねたり、どの角度からみられても自信を持てるように合わせ鏡でアイラインを細部までチェックしたり、ハイビジョンや接近戦にだって動じることのない目元でありたいと思っています。トレンドを取り入れつつも、ピュアで凜とした、瞳そのものが美しく透けるような目元を目指しています。コスメでカバーするというより、パーツを柔らかに補強する。そんな“無理してる感”のないアイメイクが近頃の定番」
大事にしていること、学んだこと。
みな実アイメイクの極意
肌で引き寄せて、目で引き込む
「肌はその人の雰囲気を司る。だからベースメイクはもっとも大事にしている工程です。次いでアイメイク。透明感たっぷりの肌で引き寄せ、目元と眼差しでグイッと引き込む。自身のパーツの魅力を熟知して、それを最大限に引き出してあげたい。コンプレックスを無理にカバーするような強引なメイクはもう卒業」
アイラインは黒を使わないことにしてる
「瞳の色が真っ黒ではないから、いつものメイクに黒いアイラインは使いません。黒をひくと私の場合は強すぎちゃう。柔らかで優しげな目元を永遠のテーマに掲げているから、ブラウン系のアイライナーが強い味方です。形状は、にじみにくいリキッドが好き。3のTHREEは、ラインだけでは物足りないと感じたときにシャドウ感覚でちょい足しする用」
1「目元を柔らかく仕上げ、軽やかにカラーを楽しみたい日に」。デジャヴュ ラスティンファインE ショート筆リキッド コッパーブラウン ￥1430／イミュ 2「愛用歴15年。色も描きやすさも信頼の一本」。ラブ・ライナー リキッドアイライナーR4 ブラウン ￥1760／msh 3「アイラインをぼかす用としても日々活躍中」。サブトーンディファイニング アイペンシル 03 ￥2420／THREE
横顔美人を極める！
「どの角度からみられても美しい人こそがホンモノの美人ではないかと思うんです。好きな角度でインカメラで撮影した顔が可愛いのは当たり前。不意の横顔でも印象的な眼差しでハッとさせたいから、まつ毛にはふわりと無垢でスッと伸びた繊細さが必要。たくさんの工程を重ねてナチュラルを作り込む」
4「自分のまつ毛がふわっと増えたかのよう。やや濡れたようなツヤ感も好き」。エレガンス グラヴィティレス マスカラ BR20 ￥4400／エレガンス コスメティックス 5「まるで“素”な繊細まつ毛作りに必須」。チャスティ マスカラコームメタルN マジェンタP（ナチュラル） ￥770／シャンティ 6「まつ毛の方向を定めるのと、ダマオフに」。まつげくるん EH-SE51（オープン価格）／パナソニック 7「微妙に個体差があるから、一度にいくつも買って使いやすいものを探し出す！」。アイラッシュカーラー 213 ￥880／資生堂
優しく、柔らかく、どこか新しく
「優しさと柔らかさはアイメイクのテーマの軸ですが、年齢と共に、凜としたクリアで知的な印象も不可欠に。欲しいものには常に貪欲に。トレンドを意識しつつも縛られることなく、自由にアイメイクを更新していきたい。いつも同じ目元だと、時代に取り残されちゃう」
眉で印象は操作できる
「整え方、描き方、色次第で顔全体の印象がガラリと変わるのが、眉。細眉、極端に上がった眉、平行眉……あらゆる時代を経て、今は自眉の形がベストであるという結論に落ち着きました。最近はメイクさんのテクニックを真似て、その日のアイシャドウのメインカラーを眉にも忍ばせます。目元全体に統一感が出て、どこか垢抜けるんです」
8「学生時代からケイトのアイブロウを愛用。テクニック要らずで使いやすい」。ケイト デザイニングアイブロウ3D EX-5 ￥1210（編集部調べ）／カネボウ化粧品 9「液のつき方が絶妙。立体眉に」。ジェルスルシル 103 ￥3850／クレ・ド・ポー ボーテ 10「しっかり眉を描きたい日に。なめらかな描き味が好き」。カネボウ アイブロウシェイドペンシル EP1 ￥4400／カネボウインターナショナルDiv.
MAQUIA 10月号
撮影／菊地泰久〈vale.〉（人物） 橋口恵祐（物） ヘア&メイク／AYA〈TRIVAL〉 スタイリスト／西野メンコ
取材・文／通山奈津子 構成／吉田百合（MAQUIA）
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
最終更新日：
MAQUIA2024年11月21日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア1月号の大特集は「絶対、失敗しない！ベストコスメ2024下半期」。通常版の表紙は有村架純さんです。
