天才? 宇宙人? 突き抜け方が半端ない稀代の天才ヘア&メイクアップアーティスト、イガリシノブさん。私たちに色々な気づきをくれる、イガリ語録をお届けします。

イガリシノブ イガリメイク イガリ語録

自由な発想、愛あるコスメ選び、劇的テクニック……
メイクを楽しむ極意がここに

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イガリシノブBOOK!

意味不明なようで、実は奥深い
THEイガリ語録
「?」が「!」に変わるイガリさんのお言葉たち。実は考えさせられる名言の数々には気づきがいっぱい!


顔の下半分が個性。
目なんかみんな一緒だから、
好きなメイクしたらいいと思う
「マスクしてるとみんな同じ顔に見えるよね。個性のある顔の下半分が隠れてるから。だからみんな目元は自由に好きな色使ってメイクしたらいいと思う! 法則に縛られずにね」

メイクオタクでもコスメオタクでもなくて、
骨格フェチ、造形オタク。
2Dじゃなくて3D、4Dで考えて欲しいな
「鏡に映った顔だけが全てじゃなくて、自分の顔を横から、斜めから見て、3D・4Dで捉えられるともっといいよね。骨格や造形を見極められたら似合うメイクが見つかるよ」

ピアス、帽子、髪の毛もサブアイテム。
顔+サブアイテムで考えると
センスに差が出るかも
「メイクだけを頑張るんじゃなくて、髪型はどうかな? おくれ毛や毛束感はどうするのがいいかな? アクセやメガネはどんなのを合わせればいい? というように、顔まわりをトータルに、もっと広くいえばおしゃれも含めて考えると、一歩前に進めるよね。全部含めて“あなたそのもの”だから、顔だけ100%頑張っちゃってる感じってもったいない」

美容も生涯コストを考えるべき
「しみを隠すためのコンシーラーをずーっと買い続けるコストと、高いなと思っても美容レーザーでしみを消すコスト、どっちが効率がいい? 例えば化粧水でコットンパックしたいなら、最初から化粧水のシートパックを買ったほうがいいかもしれない。もしくは手で塗るのもアリなのかもしれない。美容もコスメもコストがかかるから、生涯スパンで考えて賢く取り入れたいよね。目先のことだけじゃなく、なんでも逆算して考えよ」

耳を傾けないと人生損する
「自分に向けられた発言じゃなくても、周りから聞こえてくる会話の中に、もしかしたら自分に関係したことがあるかもしれない。私はいつどんなときでも耳をすませて、聞こえてくる声に敏感になって生きているし、それをポジティブに捉えるようにしてる。自分には関係ないってそっぽ向いちゃうのはもったいない」

目を細めて
メイクバランスを測る
「メイクしてるときに目を細めてモデルさんの顔を見ると、一番きれいなバランスが見えるんだよね。目を見開いたときに見えたメイクのアラは、修正。これって、8Kテレビとブラウン管の違いに似てる〜」

みんなのアイデアをプラスして
100%に持っていく
のが楽しい
「私はこう思うからみんなもこうしてね、じゃなくて、私はこう思うんだけどみんなはどう思う?って投げかけてみて、いろんな反応や意見を知りたい。そうするともっとブラッシュアップできて楽しい。一方通行はつまらないな」

ありのままでいると、
苦情にすら同調できる
「ありのままで生きていると、いろいろと指摘されることもあるよ。でも『そう見えてる人もいるんだな』って思うようにする。ディスられているっていうよりは、突っ込まれてる感覚。その突っ込みで新たな発想も湧いてくるしね」

繰り返しって嫌い。
なんかつまらないじゃない? 
でも“匂い”は必要だよ。
自分の持っているものをゼロにする必要はないよね
「同じことをやり続ける気はない。でもやってきたことをいつもまるっきりゼロにする必要はないと思う。それって人生断捨離しろって言われてるのと一緒。培ってきたベースを10%に減らして90%上乗せするとか、自分らしい匂いや印象は漂わせていたいよね」


MAQUIA 3月号
撮影/三宮幹史〈TRIVAL〉(人物) 久々江 満 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/イガリシノブ〈BEAUTRIUM〉 スタイリスト/平田雅子 取材・文/通山奈津子 浦安真利子 構成/山下弓子(MAQUIA)

公開日:

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