頑張りすぎていないのに素材そのものを引き立てつつ、品や洒落感を叶えてくれると評判の“笹にぃ”こと笹本恭平さんメイク。そのセンスあふれるメイクテクをMAQUIAで初披露!
人気HM笹本恭平の絶妙なさじ加減に学ぶ
さりげないのに目を惹く
大人がときめく洗練メイク
品の良さとおしゃれ感を両立する、“洒落コン”メイクの秘密が詰まった一冊。『コンサバメイク革命』¥1760(講談社)
自分らしさを透けさせる
ことで洗練度は高まる
笹本さんのメイクは、その人の素を生かしながら、どこか垢抜けて見えると話題。その秘密とは?
「大切なのは、軸に自分らしさを持つこと。その軸となるのが、丁寧に仕立てた程よいツヤ肌と、自眉をベースにしたアイブロウ。これを基本軸にすることで、アイメイクで遊んだり、リップで冒険しても、自分らしさは決してブレません。それから、アイテムは数多く使っても量は少なめにすることも大切。例えば、アイシャドウもチークもベース時にウエット系アイテムを仕込んでおく。そうすれば、その後に使うパウダーのシャドウやチークが最小限で済むからメイクが厚ぼったくならず、その人らしさが透けて見える。それが、洗練感を引き出して、垢抜けて見せる僕なりのこだわりです」
“笹にぃ”メイクの洗練ポイント
とにかく品重視
「“頑張りすぎない”印象を与える抜け感も、ベースに品があってこそ。この品がないと、疲れて見えたり、手抜きに見えてしまう危険も。だからこそ、やりすぎないことは大事だけど、やらなすぎもNG!」
肌と眉でほぼ完成
「肌に程よくツヤがあり、眉が時代にマッチさえしていれば、メイクは半分完成したも同然。あとはリップやアイメイクをアクセサリー感覚で取り入れれば、品の良さと鮮度を両立できる」
大人こそ血色必須
「大人の肌は血色がないと、おしゃれな人ではなく、顔色の悪い不健康そうな人に見えてしまう。ベースやリップ、チークなど、どこかに赤みを忍ばせて、フレッシュな印象を高めるべき」
半分やって半分戻る
「ひとつのパーツに集中してメイクをしてしまうと、必要以上に濃くなることも。鏡は引きの視点を取り入れながら、それぞれのパーツを行ったり来たりすると、バランスの良いメイクに」
ベージュこそこだわるべし
「ベーシックな色でありながら、上品さ、洒落感、抜け感など全て網羅できるベージュ。どんなファッション、メイクとも相性がいいので、アイシャドウやチーク、リップ、自分に似合う運命のベージュを見つけて」
血色と質感を仕込んで
自分化させるナチュラルメイク
「下地やファンデーション、練りタイプのチークやシャドウをミルフィーユのように繊細に重ねていく笹にぃメイク。まるで自分が持つ血色や影を思わせ、一枚皮のように繋がるから厚塗り感なく、自分の素材そのものを引き立てて洗練度を高めてくれる!」
MAQUIA 12月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini〉 スタイリスト/辻村真理 モデル/井桁弘恵 取材・文/谷口絵美 構成/若菜遊子(MAQUIA)
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