「MAQUIA」10月号では、アイパレットの中でも私たちを夢中にさせる4大名品を徹底解説。比類なきその素晴らしさを、コスメを愛する二人が熱くしゃべり倒します。今回取り上げるのは、スックのこちら!
シャネル/ディオール/スック/セルヴォーク
誰をも夢中にさせる理由を徹底分析
私たち断然、4大パレットにぞっこんです!
美容エディター&ライター
森山和子さん
フリーランスの美容エディター&ライター。数々の国内外のコスメを、日々試しまくる。
マキアエディター
火箱奈央
きめ細かく繊細な肌を持ち、アイテムの良し悪しを瞬時に見極める。
真摯にものづくりと向き合う職人パレット
スック
シグニチャー カラー アイズ 02
多くのファンを獲得した前身アイパレット『デザイニング カラー アイズ』が、今年の春「気高いベーシック」をコンセプトに刷新。本誌ベスコスも受賞した、オレンジ系の02を選出。¥7700/SUQQU
ここがすごい!
オレンジだけど、オレンジすぎない塩梅が
ブラウンに飽きてきたときの変化球にいい
森山 このオレンジブラウンのパレット、この上半期どれだけ一緒の日々を過ごしたことか!
火箱 鉄板のブラウン系であり、且つトレンドど真ん中のオレンジ系ってことで、本誌でも見事にベスコス受賞しましたもんね。
森山 ぶっちゃけ、これはもう獲りますよねってフラグが立ちまくるくらい、周りの友人たちも愛用者が多かったし、撮影現場でもメイクさんの使用頻度もかなり高かった‼
火箱 やっぱり赤みブームからオレンジ系が台頭してきて、そこに来たこのパレットは色も粉質も付け心地も、全てが秀でていましたもんね。
森山 オレンジの黄みが強すぎなかったり、白みのない色出しにこだわっているだけに、塗ると瞬時に大人の旬顔になれるのが最大の魅力。
火箱 ですよね。それにパールやラメってシワが目立ったりしやすいのに、大人のアラさえもカモフラージュしてくれて、上品な目元になる。
森山 オレンジ系人気だけど……ってためらっている人にこそ、ぜひ試して欲しい名品だよね。
ブランドデビュー当時から大切にしてきたオレンジ色。白みと黒みを極限まで抜くことに拘り、予想の2倍の売り上げが。
ここがすごい!
今ある人気に甘んじず、
進化し続けようとする心意気に感服!
森山 私は、製品としての歩みを止めなかったことにもすごく感銘を受けた。だって、前身のパレット自体大人気だったのに、それを捨ててまで進化を選ぶという!!!(涙) 稀に改悪を叫ばれてしまうこともある中で、恐れず名品としての地位を守りながら、進み続ける。その姿に、ただただ頭が下がります!
火箱 リニューアルがTwitterのトレンドワード入りするぐらい騒然としていたのに、蓋を開けたら真摯なモノづくりに、受け入れる人が圧倒的に多かった印象を受けましたね。
森山 名前もそうだけど、緻密な色とか輝きとか、すごく職人っぽい印象があるよね。
火箱 皆様に愛される、頼られるSUQQU。
森山 なんか今、選挙カーが見えたよ(笑)。
火箱(笑)。すごくサービス精神が旺盛ですよね。現状に甘んじず、より良く、現代のメイクアップユーザーたちが好きな空気感を丁寧に汲み取って作っているような。
森山 イエベやブルベ関係なく、全ての人にマッチする色設計も親切でしかない!
ここがすごい!
塗るだけで誰もが美人になれる
全幅の信頼を寄せたくなるパレット
火箱 あの、再び擬人化シリーズなんですけど(笑)、このパレットはもの凄い信頼感があって、同じ会社にいたら円滑に仕事を回す頼りになる人って感じがします!
森山 あ~なるほど! 分かるなぁ。しっかりしてるけど、明るくて空気も読めて。自己主張をするべきところはしっかりしていて、でも柔軟さもあります、みたいな!(笑)
火箱 まさに‼ とにかく、すごくきちんとしている人気者なんですよね。誰のことも裏切らない‼
森山 それってめちゃくちゃ最高じゃん……(感激)。ただそのイメージって、まさに仕上がりにも通じるよね。誰が頼っても旬な美人になれるわけだからさ。
火箱 本当にそうなんですよ。どう塗っても失敗が無いし、このパレットの付属のブラシのクオリティも素晴らしいし。それに、カチッとマグネットで閉まるケースになって、よりプロダクトとしてのステータスも高まった気が。
森山 まるで、高級車のようなね。佇まいも本当に素敵!
森山「捨て色ならぬ、捨てパレット無しなこのシリーズ」。火箱「特にこの2種もファンが多い名品ですよね」。(右)黄みのあるベージュブラウンであか抜け必至。シグニチャー カラー アイズ 03、(左)美人盛れを確約する、話題の絶品ピンクパレット。同 04 各¥7700/SUQQU
HOW TO USE
まず右上のくすみブラウンをアイホールから眉下まで広く広げたら、アイホール部分に左下のオレンジをふんわりとブラシで重ねる。下まぶた全体に右下の赤みがかったブラウンをのせ、目尻側だけ塗り重ねて、目幅をワイドに広げる。
A じんわり囲んだオレンジブラウンのアイカラーに、ブラウンのリキッドラインで目尻だけに小さくハネ上げラインを描く。汗や湿気に強く、長時間崩れ知らず。カラー インク リクイド アイライナー 02 ¥4180、B すっきり端正な目元にするため、上下のまつ毛に黒マスカラをサラッとひと塗り。アイラッシュ マスカラ 01 ¥4730、C 2色を混ぜ、フェイスライン側から頬骨に沿って、影色のブラウンをほんのりと。ピュア カラー ブラッシュ 128 ¥6050、D ニュートラルで透けるマットベージュを唇に。シアー マット リップスティック 101 ¥4950、別売りキャップ ¥550、E ハンサムなグレーを指先に携えることで、スタイリッシュなムードを後押し。ネイル カラー ポリッシュ 134 ¥2750/SUQQU(CとDとEは限定色)
MAQUIA10月号
撮影/柴田フミコ(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/犬木 愛〈agee〉 スタイリスト/西野メンコ モデル/林田岬優 イラスト/吉岡香織 取材・文/森山和子 構成/火箱奈央(MAQUIA)
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最終更新日: