こんにちは! MAQUIA公式ブロガーのギ☆です。MAQUIA公式ブロガー歴13年目、今年47才になる私が、ちょっとマニアックな大人マキア向け記事を月1回お送りします。
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MAQUIA公式ブロガー歴13年目。メイクもスキンケアも、「自分に合うものを見極めて、楽しむ気持ちも忘れずに」がモットー。得意な美容ジャンルはネイルとエイジングケア。
40代の目元での描き心地は? モチのよさは? 落としやすさは? リキッドアイライナー徹底比較
8回目のテーマは【リキッドアイライナー比較】。
ドラッグストアやバラエティショップで買えるプチプラでも、全くあなどれないアイライナー。特にリキッドアイライナーは、描きやすさ・発色のよさ・カラーバリエの豊富さ・もちのよさ・落としやすさなど、どれをとってもデパコスに引けを取らない優秀アイテムが続々登場。40代のハリのなくなった目元でも、その使い心地は変わらないのでしょうか? 今回はこの4アイテムを徹底比較します!
【1】AINOKI フォルムデザイン リキッドアイライナー 1430円(税込)
【2】D-UP シルキーリキッドアイライナーWP 1430円(税込)
【3】K-パレット 1DAY TATTOO プロキャスト ザ・アイライナー 1650円(税込)
【4】ルミアグラス スキルレスライナー 1650円(税込)
※価格は税込
※すべて個人調べです
全て2020年発売。D-UPは従来品のリニューアル、K-パレット 1DAY TATTOOは新ライン、AINOKI(2019年~)とルミアグラス(2020年~)は新ブランドの新商品です。(※以下、商品名を省略し、ブランド名のみで表記)
[目次]
- ⒈ リキッドアイライナーの「描き味」と「描きやすさ」の比較
- 2.リキッドアイライナーの「落ちにくさ」と「落としやすさ」の比較
- ⒊ リキッドアイライナーの「美容成分」の比較
- 4.リキッドアイライナーの「仕上がり」の比較
- 総評
4では実際のアイメイクに使用。各アイテムごとの「仕上がり」に加え、1~3までの項目もまとめて評価に加えました。
【仕上がり】…発色のよさやラインの美しさなど
【使いやすさ】…使い勝手のよさや描きやすさなど
【もちのよさ】…発色のキープ力、こすれへの強さなど
【落としやすさ】…通常のクレンジングで落とせるか
【成分魅力度】…独自性、コンセプト訴求力、充実具合など
⒈ リキッドアイライナーの「描き味」と「描きやすさ」の比較
まずはブラシとインクを比較。「描き味」と「描きやすさ」を分析していきます。
※”ー”は記載なし
1DAY TATTOOは、筆先の太さについての記載はありませんが、筆先の細さと根本の太さにおける対比の数値が「1:290」。筆先は極限まで細く、根元は筆が安定して描ける数値に設定しているそう。実際、最も細い線が簡単に描けます。
基本のブラックに加えたカラーバリエーションが最も多いのも、1DAY TATTOO。数量限定ではありますが、他では珍しいピンクやオレンジ、グリーンなど、カラフルなアイライナーが勢揃い。
インクタイプは、いずれの商品も肌を染める「染料」ではなく、肌を染めることのない「顔料」。水や油に溶けず汗や皮脂に強いのが特長です。とはいえ、色味や発色、ツヤ感にかなり違いが。
AINOKI …マットな濃密ブラック。
D-UP …発色抜群な濃密ブラック。
1DAY TATTOO …やや青みのあるクールなブラック。
ルミアグラス …発色抜群で、艶やかな濃密ブラック。
次にブラシを比較。
AINOKI …少し筆先が割れやすいが、コシがあってぶれにくい。
D-UP …柔らかくしなって、ラインに強弱をつけやすい。
1DAY TATTOO …コシがあってぶれにくい。特に細いラインが描きやすい。
ルミアグラス …柔らかくしなって、ラインに強弱をつけやすい。
好みはあると思いますが、個人的には1DAY TATTOOがとにかく描きやすくて感動。初心者が細いラインを描き足しながら、調整しながら描くのに最適。40代のハリのない目元では、この調整力はありがたい。ある程度リキッド慣れしている方は、太いラインも細いラインも自在に描けるD-UPやルミアグラスの方が扱いやすいかも。
2.リキッドアイライナーの「落ちにくさ」と「落としやすさ」の比較
4アイテム全て「落ちにくさ」と「落としやすさ」が特長。一見相反するこの2つのポイントを、各アイテムの処方・テクノロジー、クレンジング方法で比較します。
速乾性は、どれも本当にすばらしい! すぐにまばたきしても、まぶたに色が移りません。
下の画像は「5秒後」「1分後」にそれぞれ綿棒でこすったときの状態。
AINOKIは、5秒後だと完全に乾く前でにじんでしまいましたが、他はほぼびくともしない状態。逆にアイラインのぼかしや、描き損じたときのリカバリーは、AINOKI以外難しいといえます。
次に軽く美容オイルを塗った上に描いてみました。
D-UPは全く問題なし。ルミアグラスもほぼ問題なく描けました。この2つは本当にもちがよい上に、粘膜にも描きやすいのが特長です。他の2つは、例えば指に油分がついた状態で目元をかいてしまったりすると、ラインが消えてしまう可能性があるので要注意。
エイジング世代としてしっかりアイケアをしたい私は、事前に油分をティッシュオフ。更にベースメイクの仕上げとして、目の下専用のパウダーを目尻にものせています。これでアイラインのハネ上げの発色もモチもアップ。
次に完全に乾いてから、お湯に浸した綿棒とハンドソープに浸した綿棒で、軽く5回こすった状態がこちら。
AINOKI …最も落としやすい。
D-UP …最も落ちにくいが、通常の洗顔で落とせる。
1DAY TATTOO …2番目に落としやすい。
ルミアグラス …3番目に落としやすい。
綿棒ではなく指先だと、AINOKI以外「簡単に落とせる」とは言い難いかも。でも、アイシャドウやマスカラのポイントメイクオフで一緒に落とせるので、特に問題はないと思います。
⒊ リキッドアイライナーの「美容成分」の比較
AINOKI
…センブリエキス、オウゴン根エキス、ソメイヨシノ葉エキス、シャクヤク根エキス、ハトムギ種子エキス
D-UP
…カニナバラ果実エキス、カミツレ花エキス、サクシノルイアテロコラーゲン、センチフォリアバラ花エキス、ヒアルロン酸Na
1DAY TATTOO
…「目元ケア」ハイブリッドローズ花エキス、リピジュア、水溶性コラーゲン、加水分解シルク、センブリエキス、ポリクオタニウム-51
…「目元をガード&潤いケア」オウゴン根エキス、ビオフラボノイド
ルミアグラス
…「8種のフラワーセラム」センチフォリアバラ花エキス、フユボダイジュ花エキス、ハイビスカス花エキス、トウキンセンカ花エキス、ローカミツレ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ラベンダー花エキス、ユキノシタエキス
…「3種のまつげケア成分」センブリエキス、加水分解シルク、パンテノール
…「3種の目元保湿ケア成分」リピジュア、ヒアルロン酸Na、サクシノイルアテロコラーゲン
いずれも、美容成分たっぷり。メイクしながら、目元をケアできるのはエイジング世代には嬉しい限り。特にルミアグラスは、「まつげケア成分」としてセンブリエキス、加水分解シルク、パンテノール配合。ヘアケア商品でよく見る成分なので、これがリキッドアイライナーに含まれているのにはびっくり。(ちなみにセンブリエキスは、AINOKIと1DAY TATTOOにも配合。さらに1DAY TATTOOは加水分解シルクも入ってます。)
保湿成分としては、1DAY TATTOOとルミアグラスに配合されている「リピジュア」に注目。保湿力はヒアルロン酸の約2倍で、これもリキッドアイライナーに配合されているのは驚きです。
4.リキッドアイライナーの「仕上がり」の比較
実際のアイメイクに使用。各アイテムごとの「仕上がり」に加え、1~3までの項目もまとめて評価に加えました。
私は元々目のキワにファインメイク(アートメイク)を入れていますが、10年以上前で薄くなっているので、それをなぞり、更に目尻に7mmほど「切れ長ライン」を入れてみました。(参考にしたのは、MAQUIA9月号『極めたい!美女アイラインの可能性』)
ちなみに、40代的には、目元がたるみ始めているので、目尻はあくまで軽く引き上げて下描きし、戻してから清書するのが上手く「切れ長ライン」を描くポイントです。
①AINOKI
コシがあってぶれにくいので、しっかり均一なラインが引けます。マットで一際濃いブラックがとても印象的。
ただ、ファンデや皮脂などの油分や、汗などの水分に弱いようで、モチにやや不安が。そして使用後ちゃんとティッシュでブラシを拭き取らないと、次回使うときかすれやすくなるので注意が必要です。
他のアイライナーと比べて、ぼかしたり、やや淡いラインにしたり、調整が効きやすいことから、「目尻囲みライン」に最適。
【仕上がり】 ★★★★☆
【使いやすさ】 ★★★★☆
【もちのよさ】 ★★★☆☆
【落としやすさ】 ★★★★★
【成分魅力度】 ★★★★☆
②D-UP
リキッドやジェルなど合わせるアイシャドウのタイプに全く影響を受けず、常に発色抜群。全くにじまず、メイクを落とすときまでこの発色をキープ。
長い「ハネ上げライン」も簡単。目尻から1㎝のラインもスッと美しく引け、ぐっと目の幅が広がって見えます。
【仕上がり】 ★★★★★
【使いやすさ】 ★★★★★
【もちのよさ】 ★★★★★
【落としやすさ】 ★★★☆☆
【成分魅力度】 ★★★★☆
③1DAY TATTOO
青みがかかったクールなブラックは、ブルーやグリーンのシャドウとの相性ばっちり。ブラシにコシがある上に、グリップが太めで安定しているので、ぶれにくく細いラインが引きやすい。初心者には一番オススメできるタイプです。
まつ毛のような細い「ハネ上げライン」が簡単で、40代でもやり過ぎ感のない、さりげない目力アップを狙えます。
【仕上がり】 ★★★★★
【使いやすさ】 ★★★★★
【もちのよさ】 ★★★★☆
【落としやすさ】 ★★★★☆
【成分魅力度】 ★★★★☆
④ルミアグラス
太めのグリップにマットなアルミボトルが手になじみ、滑らかな描き心地。D-UPと同じく、インサイドにも描きやすいのが特長。
艶やかな発色でジェルアイシャドウと合わせるのもオススメ。
【仕上がり】 ★★★★★
【使いやすさ】 ★★★★★
【もちのよさ】 ★★★★★
【落としやすさ】 ★★★★☆
【成分魅力度】 ★★★★★
総評
20年前20代の頃はリキッドアイライナーが苦手で、ずっと敬遠していた私。30代で、優秀なプチプラアイテムが続々出てきたことから事態は一変。お値段的にもメイクテクニック的にもトライしやすくなり、今やすっかりデイリーメイクに欠かせないアイテムとなりました。ただ40代になると、目元のハリがなくなったことから、今まで通りの描き方では、仕上がりやもちに問題が出てくることも。今回紹介したものは、いずれも発色がよく、にじみにくいので、ハリのない目元でも描きやすいのが特長です。特にD-UPとルミアグラスは、たるんだ目元でもしっかり発色。とにかく繊細なラインの描ける1DAY TATTOOは、これからリキッドアイライナーに挑戦する40代に、まず使っていただきたい1本。比較的ぼかしやすく、落としやすく、目元に負担を与えないAINOKIも、安心して使えるのでオススメです。
【まとめ】
特に今年に入ってから、マスクメイクで重要度が増しているのがアイメイク。中でもリキッドアイライナーは、簡単に印象を変えられて、目力をアップさせることのできるキーアイテムです。基本のブラックアイライナーを使いこなせるようになれば、メイクの幅が広がって、zoom映えも間違いなし。この記事が、あなたに最適なリキッドアイライナーを探すのに役立てたら嬉しいです!
また次回の記事もお楽しみに!
※記事内容は個人の体験に基づくものであり、すべての方への効果を保証するものではありません。
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