花粉やウイルスの予防のために、マスクが欠かせない毎日。だけど、気になるのがマスクをした状態で髪をまとめると、いつも地味に見えてしまうこと。マスクをしていても華やかに見える簡単なヘアアレンジを教えて!
教えてくれたのは…
ヘア&メイク長井かおりさん
Profile / ながいかおり。『MAQUIA』をはじめ、美容誌、TVなど多数のビューティメディアで活躍するヘア&メイクアップアーティスト。誰でも簡単に美しくなれる独自のメイクテクニックに定評があり、イベントや監修に携わる。『必要なのはコスメではなくテクニック』(ダイヤモンド社)、『世界一わかりやすいメイクの教科書』(講談社)など、著書多数。
いつものワンポニーも、
ちょっとしたテクでこなれ感!
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長井的POINT!
「“ボサボサ”ベースと“つまみ出し”でラフなシルエットに」
ちょっぴり地味な印象のひとつ結びをおしゃれに見せるには、結ぶ前に行う“ボサボサ”のベースづくりがポイント。結ぶ前に固めのワックスで髪をボサボサにしておくと、アイロンで巻かなくても簡単にボリュームが加わり、結んだときにこなれ感が出せますよ。さらに、仕上げの“つまみ出し”でシルエットをラフに見せることも大事。よりアクティブ感を出したいときは、高めに結んでみましょう!
Process
1.まずはワックスで髪全体にボリュームを与える。最初にワックスを手のひらにとって(少量からスタートして、ボリュームが出づらかったら少しずつ足すこと)、手のひら全体に伸ばす。指の先や指と指の間まで、しっかりワックスを伸ばしきるのがコツ。
2.髪の根元から手グシでぐしゃぐしゃっと大胆にかき上げるようにワックスつけていく。根元までしっかり空気を含ませるようにワックスをなじませることで、ふわっと根元が立ち上がる。
3.手グシで髪を1つに束ねて、ゴムでぎゅっと結ぶ。さらに結んだゴムの根元を持ち、根元の近くから親指と人差し指の爪を使いながらトップの髪を細く引き出す。
4.耳の手前の髪とこめかみの髪を少量ずつとり、指でくるくるねじっておくれ毛をつくる。鏡を見て、全体のシルエットを微調整したら完成。
ハーフアップも、くしゃもみワックスで華やかに
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SIDE
長井的POINT!
「華やかさを出すコツはワックスの仕込みがカギ!」
女性らしく見えるハーフアップは、ゴム1本あれば、ぱぱっとできるので時間がない朝も便利なヘアアレンジ。きっちり結ぶと地味に見えてしまうので、華やかさを出すには、結ぶ前にワックスをしっかり根元からなじませてふわっとしたボリュームを与えましょう。結んだあとに毛束をつまみ出してラフに崩すと、こなれ感もアップ。
Process
1.結ぶ前に、固めのワックスを仕込む。手のひら全体にワックスを伸ばしてから、空気を含ませるように根元からかき上げてなじませ、ボサボサの状態にする。隠れ技として、前日の夜、あえて寝ぐせがつくように寝ると、ワックスでボリュームが出しやすくなる。
2.耳上から手グシで髪を集めてゴムを通し、途中で毛束の中央をゴムにくぐらせ、毛束を毛先が下を向くように二つ折りにする。前髪が長いときは、一緒に無造作に集めておく。
3.2で二つ折りにした毛束の先をゴムに巻き込みながら、毛先をゴムに引っかける。さらにおだんご部分の髪とトップの毛束を親指と人差し指の爪を使いながらつまみ出す。2で一緒にまとめた前髪は、最後に少量下ろして整えると、抜け感が出せる。
ニュアンスキープにはこのワックスがおすすめ!
ダマスクローズ約2,500輪からわずか1gしか取れない、希少なオイルを贅沢に配合。ほどよい固さで、ニュアンスのある束感を演出。5つの自然由来原料だけでつくられ、肌やネイルにも使えるマルチさが優秀。ザ·プロダクト ダマスクローズ ヘアワックス 42g ¥2315/ココバイ
撮影/押尾健太郎(モデル)、久々江 満(静物) ヘア&メイク/長井かおり モデル/ぇりっこ、みなみ(マキア公式ブロガー) 取材・文/佐久間千絵 構成/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)
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