1920年代から現在まで、眉メイクの変遷を振り返る
「MAQUIA」10月号に掲載中の『美眉100問100答』より、眉メイクの変遷を振り返り。1名のモデルで再現されているのも驚き!
教えてくれたのは…
資生堂 ビューティ
クリエーション部
トップヘア&
メーキャップアーティスト
鈴木節子さん
Q 眉の歴史をざっくり振り返りたい
A 「眉はもっとも世相がわかりやすいパーツ。毎日メイクをする中で、無意識ながらに時代の雰囲気が反映されます。左の写真は1920年から現在に至るまでのメイクの変遷を1名のモデルで再現したものです。眉の変化がよく分かりますよね。」(鈴木さん)
1920年代
洋装が始まった20年代は、細く下がった眉が人気に。
1930年代
30年代は、銀幕女優を真似た、つり上がったアーチ眉に。
1950年代
50年代の理想像はオードリー・ヘップバーンの太眉。
1960年代
ツイギーに憧れた60年代は、細めのアーチ眉に。
1970年前半代
オイルショックがあった70年代は退廃的な細眉。
1970年代後半
西洋の真似から脱却した70年代の後半は切れ長に。
1980年代前半
雇用機会均等法が施行された80年代前半は太眉に。
1980年代後半
バブルの好景気に押され、長め&太眉の80年代後半。
1990年代
不況下のアムラーブーム到来で、極細のアーチ眉に。
2000年代
盛り&セレブブームで、眉頭が太くて丸いアーチ眉に。
2010年代半ば
東日本大震災を経てナチュラルに。眉もゆるふわ化。
2011年代半ば
景気の緩やかな回復を受けて、再び太眉がブームに。
資料提供/資生堂
MAQUIA10月号
取材・文/長田杏奈 浦安真利子 構成/火箱奈央(MAQUIA)
【MAQUIA10月号☆好評発売中】
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