現れた瞬間、まるで輝く季節が訪れたかのような、そんな眩しさと心地よさで空間を満たした杉咲さん。柔らかな表情も、そよ風のような声もすべてが清々しく、見つめるだけでどんどん心が洗われていくよう。その存在は、まさに朗らかに咲く花そのもの。さまざまな役柄を演じながら、一歩一歩大切に自分らしさを積み上げてきた杉咲さんの魅力を、少しでも紐解いてみたくて。

COVER INTERVIEW
杉咲 花の咲かせ方
色とりどりに生きるひと。

すぎさき はな●1997年10月2日生まれ。東京都出身。ドラマ『夜行観覧車』で注目を集め、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞・新人俳優賞など多くの映画賞を受賞。近作としてドラマ『アンメット』『海に眠るダイヤモンド』、映画『市子』『片思い世界』などがある。
朝晩のシートマスクで肌いいね!って褒められるように
「化粧品を取り扱う仕事をしていた祖母に勧められて小学生の時に初めてローションを使ったんです。その時のテクスチャーのとろみ感や肌に吸い付くような感触から受けた衝撃は、今でも鮮明に覚えています。スキンケアに関しては本当にベーシックなことしかしていないのですが、朝と夜のシートマスクを欠かさず行うようになってから、肌を褒めていただくことが増えたんです。保湿の大切さを改めて感じています。運動はジムに通ったこともあったけれど、今はどんな時間でもできるようにと購入したウォーキングマシーンを週に何回か。サウナスーツを着て40分ほど歩くと発汗もすごいんです。食に関してはとにかく食べることが好きなので、1日3食は欠かせません」(杉咲さん・以下同)
初めて買ったコスメは憧れの赤ネイル
「ヘアに関してはスタイルをすぐにアップデートしたくなってしまうんです。飽き性というのもありますが、役を演じる時の切り替えにもなっている気がして、クランクアップ後に髪を切ると、しっかりさよならできる感じがするし、気持ちを新たに次の現場に入っていける感覚になるんです。それから、作品に入っているとなかなかできないネイルも大好きです。初めて買ったコスメも赤いネイルでした。高校生の頃にご一緒した宮沢りえさんが赤いネイルをされていて、それにすごく憧れてずっと塗っていたんですよね。ネイルサロンに行く時も事前に色やデザインを考えていくことがほとんど。次に挑戦したいのは、まだ塗ったことのないブラウンのネイルかなぁ」

MAQUIA 7月号
撮影/三瓶康友(人物) 三浦 晴(物) ヘア&メイク/中野明海 スタイリスト/中澤咲希 取材・文/前野さちこ 構成/吉田百合(MAQUIA)
トップス¥28600/エスアンドティ(バウム・ウンド・ヘルガーテン) サスペンダーパンツ¥37400(サージ)、シューズ¥78100(へリュー)/ショールーム セッション リング¥555000/トーカティブ 表参道(トーカティブ)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。
公開日:


































































































