【40代メイク特集】若見え、垢抜け印象も叶う！ OVER40歳にちょうどいいメイクのやり方をレッスン

40代の美しさは、透明感なくしては語れません。でも実際は、気になる肌悩みをカバーしようと厚塗りになって老けて見えたり、血色感をマイナスしすぎて幸薄そうになったり……。「そうならないためにも、ちょっとした“かわいい”のスパイスが鍵になるんです。そもそも透明感が高いといわれる人をイメージすると、肌に“その人らしさ”がどこか透けて見える気がしませんか？ 私が肌づくりで大切にするのは、自身が持つ“らしさ”を消し切らずに、澄んだ肌に仕上げること。そして、血色感や陰影のコントラストを上手に操って、みずみずしいフレッシュさを引き出すこと。そうすれば、顔の中にほどよく“かわいい”が宿り、大人が欲しいハッピーな透明感が手に入るんです」（千吉良さん）

年を重ねるごとににじみ出るお疲れ感や老け感を払拭するには、肌のうるおった感とピンクの差し色がマスト、と栗原さん。
「大人はどうしたって、肌も唇も乾きがち。乾くから毛穴やシワが目立つし、くすみも出てきて老けた印象になってしまいます。でも大丈夫。保湿力の高いベースメイクやリップで、乾いた感を封印できます。肌がみずみずしくなればそれだけで若返ったように見えますが、さらにピンクのポイントメイクでブラッシュアップしましょう。“ピンクなんて子供っぽい”は大きな勘違いです。ピンクは、大人にこそ似合う色。垢抜け感やくすみトバしに大活躍しますよ」（栗原さん）

「肌のアラを隠そうとしたり薄れてきた目ヂカラを強くしたりしようとすると、どうしても色々やりすぎてしまい、メイクが崩れやすくなりがち。ナチュラルに若々しいメイクをつくるには、きちんと丁寧に描くところとシンプルに仕上げるところのメリハリをつけることが大切です」

“20代が頑張ったメイクをすると、直球の可愛さがありますよね。でも、大人になるとその頑張りが変な“圧”になってしまうことがある。大人こそ心地よく、伸びやかなメイクの方が似合うんです。私が格好いいなと思う大人の女性は、あまり色を使っていない印象。その人の体温や匂いまで伝わってくるようなメイクなら、全身とのバランスも取りやすい。ジャケットをさらっと羽織る日なら、格好よさに丸みを加えたメイクを。大人になるにつれ、そういう自分も好きだなと気づいてきました” ──By Megumi

A美容液と融合したようなケア効果で、極上のツヤ美肌に。メイク感のない薄膜のナチュラルさで、多くの美容賢者を虜にした名品。エッセンス スキングロウ ファンデーション SPF30・PA+++ 30ml 全12色 各¥7590／SHISEIDO　Bともすると主張が強くなりがちなグリーンにグレイを含ませることで、洗練されたカラーに昇華。ゴールドを重ねると格好いい秋の目元に。ルナソル アイカラーレーションN 03 ¥7700／カネボウ化粧品　Cほんのり黒を感じさせる絶妙なブラウン。先端がシュッと細くなるので“盛った”感のないたおやかなまつ毛に。ディーアップ パーフェクトエクステンションマスカラ ピュアブラウン ¥1650／ディー・アップ 　D肌と一体化して溶け込み、ほのかに温かみがにじむソフトベージュ。インウイ チーク 04 ¥6050／資生堂（限定色）　E柔らかさや優しさを口元に添えるコーラル。フルーツオイル配合でツヤたっぷりだから、ほんのり華やかさが漂う。ラブシャイン リップスティック 200 ¥5940／イヴ・サンローラン・ボーテ　F繊細な眉毛もキャッチし、立体感ある眉を演出。透け感のある黒が、自眉となじんで自然な仕上がりに。レナレビ クリアブラックマスカラ ¥4180／JULIA IVY

Aのファンデはブラシでごく薄膜に。Bの右上を上まぶた広めにのせ、左下を上まぶた中央にふわり。右下のブラウンをアイライン代わりに。Cはノービューラーで、上から下へ下ろすように塗る。Dを大きいブラシにとり、顔の内側に少量入れて可愛く。Eは平筆で、輪郭よりややオーバーめにオン。Fで眉の毛流れを整えて、立体感を。凛としたムードに。

“若い頃はトントンと適当に塗ったリップでも可愛いけれど、大人の美しさを出すなら口角をきちんととるのが鉄則。だらしなくならないよう、ブラシで塗ったりペンシルを使うようになりました。色はその時々の装いに合うものを選びますが、まずマットなリップを塗って形を決め、そこにツヤリップを重ねる。美しい輪郭をとると端整な顔立ちになるし、清潔感が出る。デニムなどカジュアルな装いの日ほど清潔感を取り入れた顔でいたいですね” ──By Megumi

Aベースにマットリップを仕込む時は、毛が密集したブラシをセレクト。これはアイホール用だけれど、リップメイクにも最適だそう。レシジョンブレンダーブラシ ミディアム 216 ¥4180／メイクアップフォーエバー　B赤を含んだ山吹色は、大人にこそ似合うまろやかカラー。KANEBO ルージュスターヴァイブラント V10 ¥4620／カネボウインターナショナルDiv.　C知性を感じさせるスタイリッシュなアンバーを。唇の輪郭を際立たせるベースとして使用。ルージュ ピュールクチュール ザ スリム ベルベットラディカル 316 ¥5500／イヴ・サンローラン・ボーテ

D配合するオイルを極限まで減らし、ふわっとしたパウダーの原点に回帰。ヘルシーな色気が漂う、まろやかなオレンジ＆ベージュの組み合わせ。ブラーリング カラー ブラッシュ 02 ¥6600、Eこっくりとしたツヤで上質肌が叶うクリームタイプ。ザ ファンデーション SPF25〜30・PA++〜+++（色によって異なる） 30g 全24色 各¥14300／SUQQU

F矢尻型のブラシでキャッチし、根元から立ち上がる美眉に。Laka ワイルドブロウシェイパー 01 ¥1540／アリエルトレーディング　G服とのバランスが取りやすいベーシックなヌード系。インウイ アイズ 01 ¥6600／資生堂　Hほんのり黒を含んだブラウンは大人のインサイドにぴったり。キャンメイク クリーミータッチライナー 03 ¥715／井田ラボラトリーズ

Gの右下、左下を混ぜてアイホールに広めに塗り、右上を重ねる。下中央をアイライン的に入れ、Hを目尻に。Gの右上と右下を下まぶたキワに入れる。CをAにとって唇全体にのせ、上唇中央にBを重ねる。Dは全体を混ぜてとり、頬の外側にごく少量つける。Gの左上を鼻根脇からまぶた中央に足し、うるみ感を出す。

“色をきかせたメイクはやってきたけれど、最近はそれを抜いていきたいと思うように。そのバランスは難しいけれど、顔に色がないとその人らしさや“雰囲気”が出せるんです。それに、薄い色の組み合わせでどうやって華を出すかというのは頭を使いますよね。考えることで出せる知性は、大人の魅力。ポイントメイクの色を抑えた分、肌はパウダーも使ってきっちりトーンアップさせます。土台から計算した“こなれベージュメイク”ならフェミニンな装いともいいバランスに。” ──By Megumi

Cをブラシで丁寧に塗り、Dを纏って肌をトーンアップ。Eで毛流れを強調する。Aの上2色を混ぜてまぶたに広めにのせ、下まぶたキワに右下をオン。Bを大きめブラシで広く入れて柔肌印象に。Fで上唇の山をつぶすようにして、上下の中央のみラインをとる。Gをブラシにとり、オーバーめにたっぷり塗る。

2. 青みピンクの効いたベージュで大人の可愛げチーク

岡田「一見ブラウンだけど、実は青みピンクが仕込まれているこんな色なら、自然な血色感を大人の肌に仕込めます」
加藤「この色選びはすごく勉強になりました！　苦手だと思っていた色なので」
岡田「頬骨に広く、少し斜めに引き上げるようにのせると、大人になると目立つ余白もさりげなくカバーできるし、肌も明るく見せられます。目のすぐ下あたりまで広げるのがコツです」

3. スモーキーカラーときらめきのクールな名コンビ

加藤「定番のブラウンパレット、最近は新たな雰囲気に挑戦したい気分」
岡田「今はミュート系のサンドベージュがおすすめ。パレットの右上をアイホールに、右下を上まぶたに。左下を目尻側に重ね、右下を二重幅に。下まぶたは右上を全体に。さらに輝くライナーを上下まつ毛の際に仕込んで囲むと、大人っぽいきらめきを楽しめます。リキッドライナーは上まぶた目尻側に、少し長めに」

4. ベージュ系でもくすまず血色キープ。このルージュが洗礼をもたらす

岡田「リップで大人の品格と生命感をぐんと底上げ。そのためには唇に厚みを出したいので、リップを2〜3回直塗りで重ねつつ、上下ともにオーバーぎみに仕上げて。もっちりとしたボリュームを出せれば、唇がより素敵に映えるはず」
加藤「ベージュ系だけど血色感も出せるこの色、最高ですね。大人のベージュリップは、血色を損なわない色選びが大事だなって実感しました」

あれこれ頑張らず潔くマットな赤リップを主役に。「時短で盛れるので大人には特にオススメのメイク。どのパーツも指塗りでOK。工程がカジュアルなら自然とリラックス感が出せます」（岡田さん）

2. オトナだからこそカジュアルに。赤リップの力を借りる

加藤「ドレッシーな日こそ赤リップ！と、思いがちでしたが、こうしてラフなファッションのアクセントとして取り入れると素敵」
岡田「頑張って見せないことが大切なので、直塗り後、中指か薬指でポンポンと輪郭をぼかすと、マットな赤リップを気負わずにまとえますよ。こんな色は歯も白く見えて便利」
加藤「赤は赤でもこんなクリアなレッドなら、肌も明るく冴えて見えますね！」

4. クリームチークでツヤと血色をほんのりと

岡田「ニコッと笑って高くなる位置に指先でポンポンと淡く入れて。まるでお風呂上がりや運動後のようなフレッシュな血色とツヤ感を目指して」
加藤「チークに赤って新鮮。大人の肌になじむのはくすんだ血色カラーとかベージュ系だと思っていました。でもツヤたっぷりなクリームタイプだと、肌に溶け込む自然な血色。抜け感も出て素敵ですね」

5. 透けツヤ肌で軽やかに抜ける

加藤「乾燥感を出したくないからツヤは欲しいけれど、カジュアルにはトゥーマッチになることも」
岡田「ツヤというより、できるだけシアーに仕上げて透け感を残すことが最優先。塗り方にあまり工夫はいらなくて、リキッドファンデを薄く薄く、全体に伸ばせばOKです。パウダーはポイント的に。小鼻、あご先に加え、眉上、もみあげ付近など、毛の近くをサラリと仕上げておくと、清潔感と大人ならではの端正なムードも」

何もしていないようでいて実は細やかなテクが詰まっている。そう、奥が深い肌
── from Saki Takaoka

「大人の肌悩みを1つのアイテムですべてカバーしようとすると、どうしても厚塗りになりますし、透明感も消えがち。なので、それぞれ役割を持ったアイテムを少量＆薄〜く重ねて、肌を透けさせながら1層ずつ悩みをカモフラージュするのが秘訣！ プロセスが多く、なじませも必須でやや面倒かもしれませんが、内側からフレッシュなツヤを感じる透明感の高い肌に仕上がりますし、時間がたっても美しい！」（千吉良さん、以下同）

ヘア＆メイクアップアーティスト長井かおりさんが、動画クリエイター＆YouTuberあいりさんに、MAQUIA７月号で行われた「プチプラコスメグランプリ 2024」受賞コスメを使用して大人の垢抜けメイクを指南。簡単なテクニックで、トレンドを感じさせる洗練フェイスをかなえます。

質感や発色が進化しているから
テクニックいらずで垢抜けがかなう

「トレンド感のさじ加減が絶妙でお洒落度が上がっているし、なじみがよいから簡単に使いこなせるのがプチプラメイクコスメの魅力。最近のものは質感や発色の技術が進化していて、大人も満足な高見えな仕上がりが可能です。とくに今回紹介している製品は、『プチプラコスメグランプリ 2024』受賞アイテムだけあって、上質で高機能なものばかり。トーンアップしてくれたり、フェイスラインを引き締めてくれたりと、大人のさまざまな悩みにもアプローチしてテクレスなのに、垢抜けフェイスがかなうんです」（長井さん）

大人の肌悩みにも対応して
うるツヤな肌に仕立てる

A 美容液成分をたっぷり配合。「みずみずしい保湿下地はデコルテまでしっかり塗ってとぅるんとぅるんに整えて」（長井さん・以下同）【下地部門・５位】b idol 愛されベース SPF30・PA＋＋ 25ml ￥1980／かならぼ　B うるツヤ肌で乾燥崩れを阻止。「薄～くなじませるのがコツ。スポンジを使って密着させると大人の肌が圧倒的に美しく」【ファンデーション部門・３位】ファシオ エアリーステイ BB ティント モイスト SPF35・PA＋＋＋ 30g  全3色 ￥1320（編集部調べ）／コーセー　C とろけるようになじんでピタッとフィット。「ほどよく血色感を宿したオレンジが最高！」【コンシーラー部門・１位】インテグレート メルティフィットコンシーラー 4g 1種 ￥1650（編集部調べ）／資生堂　D 毛穴をケアして透明感を引き上げる。「保湿感のある粉質で肌のキメもピシッと揃う」【フェイスパウダー＆ハイライター部門・２位】インテグレート すっぴんメイカー トーンアップパウダーUV（医薬部外品）SPF50＋・PA++++ 9.5g（レフィル） ￥1650（編集部調べ）／資生堂

みずみずしく潤うベースの上に
上質なオーラをまとわせて

「高見えさせたいなら土台の潤い感がすごく重要です。使用コスメも保湿力の高い、上質感あるものを厳選。ツヤのでるAとBでベースを整えたら、Cのオレンジのコンシーラーを投入。頬の色ムラが気になる部分にハート型を描くようにスポンジでポンポン広げて。頬の不要な色ムラをカバーして、欲しかったヘルシーな血色感がまとえます。その上から、小さめのブラシでDを細かく顔全体に重ねれば、透明感の高いキメ肌が完成」（長井さん）

「私のベースメイクは透明感がすべて。毎日必死にくすみと格闘しているんです。今日のメイクはカバーしすぎている感じがなく薄づきなのに、時間が経ってもキレイ。くすみはどこにいっちゃったの！？ってぐらい、明るくクリアな肌にびっくりです」（あいりさん）

メイク感が仕込めるアイテムで
いまどきな目元にアップデート

A トレンドのミュートカラー。「大人の肌もくすませず、しっとりなじむ」（長井さん・以下同）【アイシャドウ部門・３位】セザンヌ ビタートーンアイシャドウ 03 ￥748／セザンヌ化粧品　B 透け発色のグレージュ。「抜け感のあるカラーで目元が締まりすぎないのがいい」【アイライナー部門・１位】ディーアップ シルキーリキッドアイライナー WP グレーカシミア ￥1430／ディー・アップ　C どんなまつ毛も逃さずカールアップ。「根元からしっかり立ち上がる」【マスカラ部門・３位】 ケイト　カールアウェイキングマスカラ BK-1 ￥1540（編集部調べ）／カネボウ化粧品　D ピンクベージュの眉マスカラ。「小さめブラシで毛流れを整えるのも簡単」【アイブロウ部門・３位】フジコ マジカルアイブロウカラー 04 ￥1408／かならぼ　E 濃淡のつけやすいグレージュ。「ごく細芯で繊細なタッチで仕上がる」【アイブロウ部門・２位】セザンヌ 超細芯アイブロウ 08 ￥550／セザンヌ化粧品

大人の目元は下まぶたを盛ると
自然に印象アップ

「肌なじみのいいベージュのアイパレットなら、テクニックを更新できていなくても取り入れるだけですぐに今っぽく。Aの左下④でぐるっと上下のアイホールを囲んで、上段2色①＋②で黒目の真下に涙袋を作り、下まぶたの目尻に締め色の③をのせる。さらにBやCで影色を効かせて、ぼやけがちな大人の目元にあいまいにしない。くっきりと仕上げることで品のある大人のまなざしが完成します。また眉はDで色を薄めて抜け感をアップ。毛の足りないところはEで描きたして」（長井さん）

「下まぶたをしっかり盛る、それだけでこんなに印象が違うなんて！ ぷっくりとした涙袋もベージュだと違和感がないですね。下まぶたが自然に立体的に見えることで、瞳まで澄んだ印象に見えます」（あいりさん）

血色＆小顔効果が期待できる
モーヴチーク＆陰影スティック

A しっとり溶け込むモーヴチーク。「ほんのり影色のニュアンスがはいっていて、血色感とともに引き締め効果も」（長井さん・以下同）【チーク部門・２位】セザンヌ チークブラッシュ 03 ￥550／セザンヌ化粧品　B ハイライトとシェーディングのWエンド。「自然な陰影で骨格の補正も簡単」【韓国メイク部門・４位】アイムミミ アイムマルチスティックデュアル 002 ￥1650／サン・スマイル

大胆にのせた広域チークで
フレッシュな血色感を補う

「なにかと肌の粗が目立ってくる大人は、リキッドではなくパウダーチークで肌のキメも整えるように血色感をだすのが正解。くすみカラーを選べば、浮くこともなくなじんで自然な血色感をプラスすることができます。Aを頬骨の高い位置からフェイスラインにむけて大胆にのせて、Bでフェイスラインに影色をつけることで小顔効果も」（長井さん）

「こんなに広くチークを入れたことがなくて。どんな風になるかドキドキしたのにとても自然！ しかも甘くなりすぎずにフレッシュな雰囲気。輪郭も補整され、なんだか若返ったみたい」（あいりさん）

高発色なマットリップとネイルで
洗練された表情に

A 透け発色のマットリップ。「高発色なので唇の粗を拾うことなくキレイな口元に」（長井さん・以下同）【リップ部門・５位】オペラ シアーマットリップスティック 06 ￥1980／イミュ　B ツヤ感たっぷりのグレージュ。「くすみ感がお洒落！」【ネイル部門・３位】ディーアップ ナンバーポリッシュ 16 8ml ￥1100／ディー・アップ

口元はオーバーに盛って
華やかさをプラス

「マットな質感も、色みも大人の口元にぴったりのAのリップを直塗り。ややオーバーリップぎみに仕上げて華やかな印象に。さらに肌なじみのよいBのネイルで手元を洗練させて大人リッチな気分を盛り上げて」（長井さん）

「このネイル、素敵ですね。洒落た発色で手元が一気に垢抜けます。オペラのリップも大好き。大人でも挑戦しやすいマットな質感でナチュラルに盛れました」（あいりさん）

「今回も盛れてる～。かおりさんのメイクってすぐに真似したくなるんです。けして難しいテクじゃないから私でもできるかも！と思えるのに、効果がスゴイ。ナチュラルなのに目元もぱっちり見えるし、本当に素敵。学びがいっぱいです」（あいりさん）

「大人のメイクは、効かせるところはしっかり盛って、程よく抜くことが大切。その塩梅がプチプラコスメだと簡単にできるんです。まずは、自分の顔でトライしてみること。プチプラなら冒険しやすく、大人の抜け感を練習するのにもってこい。今っぽさのある洗練された表情が手に入りますよ」（長井さん）

素肌感があって、しかもくすみ感はゼロ。ほどよくトーンアップしたベースメイクに、ピンクのワントーンでまとめたポイントメイクがキュート！ 気張った様子がないのに、洒落感のあるルックに。「チークに使った青みピンクがきいて、フレッシュな印象に見えますね。アイメイクもチークもリップもピンクを使っているので、チークだけが浮くことなく落ち着いたメイクに仕上がったと思います。ぜひトレンドにのって、垢抜けメイクを楽しんでくださいね」

STEP1 塗り始めは色ムラが気になるところから
下地選びは、保湿力を重視。量は、半顔でパール粒よりちょっと小さめ。頬のシミなど気になるところから、指で塗り広げて。広げる範囲は、眉下から頬までをメインに。

STEP2 スポンジで軽くなじませる
しずく型やダイヤ型などの肉厚なスポンジでポンポン叩きながら、下地をなじませる。指で塗り広げたところを中心に、フェイスラインへと薄くフェイドアウトさせるつもりで。

保湿力もくすみカバー力も大満足
万人の肌を美しく整える秀作
黄ぐすみ肌をトーンアップして透明感をアップ。うるおいを与えながらなめらかに整え、メイクしたての美しさが長持ちする。ダブル ウェア セカンド スキン クリーム プライマー SPF20･PA++ 40ml ￥7150／エスティ ローダー

STEP1 目の下、頬の高いところから広げる
ファンデは保湿力があって手軽なクッション推し。塗り始めるのは、シミやくすみの出やすい目の下、頬の高いところ。そこから周囲に広げると、色ムラをカバーしつつ自然な仕上がりに。また、スポンジを使うときは肌をこすらず、肌に対して垂直に、細かく叩き込むように動かすこと。

STEP2 小ジワにはアイシャドウ用のチップが大活躍
目元やほうれい線などのシワには、キレイなアイシャドウ用チップを使用。スポンジでのばしたファンデをそのまま凹凸になじませて。スポンジだと大きすぎて入り込めない細かなミゾも、しっかりカバー。

優れたスキンケア＆メイク効果で
自信の持てる肌に格上げ
保湿力、カバー力、素肌感のすべてを叶える理想のアイテム。ダイヤモンドの輝きに着想を得て開発した処方が肌にほどよいツヤをもたらし、端正な肌印象に。タンクッションエクラ ルミヌ SPF25・PA+++ 全6色 各￥11000（セット価格）／クレ・ド・ポー ボーテ

STEP1 頬の一番高いところに2点置きからスタート
チークはしっとりうるおいのツヤが出るクリームやスティックがベター。色は、透明感と華やぎを演出する青みピンクをチョイスし、まずは画像の位置、頬の高いところに2点おきする。

STEP2 くの字にのばして中顔面短縮を狙う
スポンジで、矢印のようにくの字にのばす。まず上方向にのばし、次いで下方向に。最後にスポンジに残ったチークで中央を埋める。口角の延長線から下にはのばさないことで中顔面が短縮され、間延びした印象になるのを防げる。

大人の肌に必要な透明感と
血色感が両方手に入る
ライトなテクスチャーで、薄くのびるチーク。肌を明るく見せながら血色感も添えるライラックカラー。アフターグロー リキッドブラッシュ 02802 ¥4840／NARS JAPAN

STEP1 リップメイクの第一歩はミゾを埋めることから
こってりテクスチャーのリップトリートメントを塗り込み、ティッシュオフ。縦ジワを埋めつつ、乾燥を防いでぷっくり感を長持ちさせるための下準備。

こっくりテクスチャーで
乾燥からガッチリガード
リップの発色を高め、にじみを防ぐ。唇にうるおいを与えることで、縦ジワを目立たなくする。M･A･C プレップ プライム リップ  ¥3850／メイクアップ アート コスメティックス

STEP1 シアーな血色カラーを直塗り
リップは断然シアーでツヤやかなのが今の気分。赤みよりのローズ系なら、肌のトーンを選ばず誰でも美人顔に。塗り方は、チップやスティックの直塗りでOK。

STEP2 輪郭をぼかして今どきなオーバーリップメイクに
リップを塗ったら、輪郭を指でポンポン叩く。唇のアウトラインをきっちり描くと古くさい印象になるので、あえてぼかしてカジュアルダウン。オーバーリップ気味に描くメイクが流行っているので、旬の顔になれる。さらに、しっかりなじませることで、ヨレて縦ジワが目立つのを防ぐ狙いもある。

エナメルコーティングのような
クリアでリッチな光沢が魅力
厚みのあるツヤでぷっくり肉感的な唇に。赤みを抑えたミュートピンクは、誰にでもマッチする。HERA センシュアルヌードグロス 422 ¥4400／アモーレパシフィックジャパン

鼻の下から上唇にかけての人中（じんちゅう）は、ほんの数ミリ伸びるだけで一気に老け見えしてしまう要注意パーツ。そもそもなぜ歳を取ると人中が伸びるのか、皮膚科医の先生が解説。さらに、ヘア＆メイクアップアーティストによる40代にもおすすめの人中短縮メイクをお届け。見た目年齢マイナス5歳も叶う、美容整形要らずの若見えを叶えよう！

「人中とは、鼻の下から上唇の山にかけて伸びる溝部分のこと。ヒトが受精卵からどんどん細胞分裂して、顔かたちをつくるときにできる発達の名残です。だいたい50歳ぐらいを過ぎると、骨が縮んだり肌が弾力を失ったりするため、いろんな部分が重力に負けて変形します。たとえば目の穴や鼻の穴は広くなるし、鼻自体も横に広がってしまいます。人中もそのひとつ。鼻の下は骨の支えがありますが、そこから先は支えがなくて浮いた状態。なので皮膚がハリを失うと、重力に従って下垂し、伸びてしまうのです」（小柳衣吏子先生）

鼻中央、鼻中隔軟骨の下にシェーディングで影色をのせてから、指でなじませます。「シェーディングは、赤みの少ない色を選ぶと自然になじみます」

上唇を指で押し上げ、影のできる位置を確認。「次のステップでそこに影を入れるので、位置を覚えておきましょう」

1で確認した影の位置に、シェーディングで影色をオン。指でなじませて。「軽く点を入れる感じ。そんなに広い影にする必要はありません。こうすると上唇が盛り上がったようになって、その分人中が短く見えます」

シェーディングとハイライターがWエンドになった1本。1.1cm幅の芯で、光と影をピンポイントにプラスできる。シェーディングは、赤みを抑えたリアルな影色。
アイムミミ アイムマルチスティックデュアル 002 ￥1650／サン・スマイル

唇の地色に近いリップライナーを選び、上唇の山ふたつをつなげます。山の間の窪みを塗りつぶすイメージで。仕上げに、指でぼかしてなじませましょう。「40代になると唇の輪郭がぼやけてしまう人もいますが、それほど気にならないなら、リップライナーで自然に仕上げます」

スルスル描けてこっくり色づく、クリーミィでほどよい堅さの芯。唇の地色になりきるヌーディでくすみ系なピンク。
MAC リップ ペンシル スパイス ￥3630／メイクアップ アート コスメティックス

40代や唇の輪郭がぼやけてきたと感じる人は、唇の色に近いペンシルタイプのアイライナーをチョイス。上唇のふたつの山をつなぎ指でぼかして、唇の厚みを増します。「アイライナーを使うと、唇の輪郭をシャープにすることができます。また、バームやグロスを使うときも、アイライナーでリップラインを整えておくのもおすすめ。バームやグロスが落ちてもラインの色が残るので、メイク感をキープできます」

柔らかい芯で、ヨレずに線を描きやすい。ウォータープルーフ＆スマッジプルーフ処方で、朝から晩までくっきりラインをキープ。
サナ エクセル ニュアンスフル ペンシルライナー NP03 ￥1320／常盤薬品工業

あとから重ねるリップに近い色のアイシャドウと、リップブラシより色が柔らかくのるコンシーラーブラシを用意。上唇よりオーバーするように色をのせて、唇に厚みを出します。「唇の厚みがあって地色もしっかりしている20・30代は、使いたいリップに近いカラーのアイシャドウがおすすめ。強めに発色するアイテムを使えば、十分リップライナー代わりになるし、ふんわり可愛らしい仕上がりに」

マットやグリッター、繊細シマーと発色や輝きの異なるカラーをセットしたマルチパレット。菱形のカラーはチークにしても可愛い。
ウォンジョンヨ Ｗ デイリームードアップパレット 04 ￥2420／レインメーカーズ

ヘア＆メイクアップアーティストのyUKI TAKESHIMAさんと、筆職人である竹森鉄舟さんのこだわりを生かしたアイテム。コシのある毛が密になっていて、色ムラをピンポイントでカバーできる。リップブラシとしても活躍。
yUKI Brush プロシリーズ 008 コンシーラーブラシ ￥3927／LOOP blue.Inc

のびのよいクリームタイプのコンシーラーを小鼻の脇と口角にのせて、キレイなブラシでぼかす。小鼻の脇は横長の三角形に、口角は下唇の輪郭に沿って「く」の字を描くように。「小鼻脇からのびるほうれい線と、口角からのびるマリオネットラインをカバーするテクニック。このふたつの線があると、顔の縦幅が強調されて人中の長さも気になってしまうんです」

なめらかでのびのよいテクスチャーは、広い範囲に色をのせるのにぴったり。絶妙な色で影をカバーし、自然に仕上げる。
ラディアント タッチ 全6色 各￥5940／イヴ・サンローラン・ボーテ

鼻の下の影と唇上の影が立体感を演出するとともに、上唇がふっくらすることで人中が短縮。メリハリがついて、フレッシュな印象が復活します。ほうれい線とマリオネットラインを隠したハイライトも、効果バツグン。顔の縦幅がキュッと短くなって、頬がふっくら若返ったように見えます。

「目まわりのクマやくすみなどの色ムラが目立たず、しかも必死に隠したような厚塗り感はゼロ。力の抜けたナチュラルメイクなのに、生き生きとフレッシュな表情に仕上がっています。アイラインやマスカラのフレーム効果で、瞳がくっきり。形はしっかり、色はほんのりピンクに染まった眉も、今ドキなルックのポイントに」（AYAさん）

目元のカモフラは、ベースメイクからスタート。40代からの年齢肌には、保湿+凹凸を埋める効果のある下地をチョイス。たるみやキメの乱れが気になる部分にのせたら指でならし、色ムラの原因になる不要な影を隠します。

ファンデーションは、ほどよいカバー力があって美容液成分がふんだんに入っているクッションタイプがおすすめ。目の下は、逆三角形のゾーンを特に丁寧にカバー。矢印のようにスポンジを小刻みに動かしながら、矢印のようにスタンプを押すようにポンポンとなじませる。下まぶたのキワは、スポンジの何もついていない面で目頭から目尻へとなぞり、ファンデを極力薄く仕上げ、目元の立体感を際立たせる。

ベースメイクの仕上げには、フェイスパウダーを使う。肌が乾きやすいからとお粉を避けると、ミゾにメイクが溜まったり、アイラインやマスカラがにじんで崩れる原因に。二重幅や目の下、小鼻などヨレやすい部分には、薄くパウダーをのせて。二つに折ったパフで、目まわりはパフを滑らせるように、小鼻はトントンと優しく置けばOK。

骨格や血色感を引き立て、毛穴などの凹凸はカバー。サラリとした使用感ながら、なめらかなツヤ肌に仕上がる。スキンケア成分70％配合で、しっとり感が長もち。インウイ フィックスプライマー SPF50+･PA+++ 30g ￥5500／資生堂

リキッドやパウダー、クリームタイプのファンデーションなど様々なテクスチャーのアイテムに使えるスポンジ。水で濡らして使えばメイクのラスティング力がアップ。乾いたまま使っても、ムラなく均一に仕上がる2WAY仕様。3Dスポンジ WET ＆ DRY ￥418／ロージーローザ

乾燥や紫外線の影響で一時的にゆらいだ肌を、竹抽出物やグルタチオンで保湿。マイクロ粒子が毛穴や小ジワをカバーし、セミマットな肌をキープする。クリアデイリークッション SPF50+･PA+++ 全2色 各￥2970／By ttt.

世界中で35年間も愛され続けるフェイスパウダーが、さらなる進化。緻密に設計された4色の超微粒子パウダーが光を反射し、澄んだ透明感をもたらす。01は、赤みや黄み、茶ぐすみのカバーに。プリズム・リーブル 01 ￥8250／パルファム ジバンシイ

肌の色に近いクリームアイシャドウを、アイホール全体にのせる。くすみを払拭しながら肌をスムーズに整え、なおかつしっとりテクスチャーで上に重ねるアイシャドウのフィット感がよくなる大切なステップ。

メインで見せたいアイシャドウを二重幅に重ねる。下に仕込んだクリームと同じテクスチャーにすると、なじみと化粧もちがさらにアップ。カラーはブラウンがおすすめ。くすみカバー効果が高まり、自然な陰影を演出できる。

（左）肌への密着感と光を帯びた美しいマット感を両立。赤みのあるブラウンで、温もりのある眼差しに。アイグロウジェム  スキンシャドウ 23M ￥2970／コスメデコルテ

（右）クリームとパウダーのいいとこ取りをしたしっとりテクスチャーが肌に薄くのびて、透けるように発色。光沢を帯びたマットな質感で、肌になじむオレンジベージュ。アイシャドウのベースにもおすすめ。アイグロウジェム  スキンシャドウ 29M ￥2970／コスメデコルテ

アイライナーで、上まつ毛の間にラインを描く。下からまつ毛の間にブラシを入れると描きやすい。アイテムは、にじみにくいリキッドタイプがGOOD。短くコシのあるブラシだと、ブレずに描きやすい。色は、なじみやすい柔らかな黒かダークブラウンを。

まつ毛にマスカラベースをなじませる。根元からブラシあるいはコームを入れて毛先へと抜き、ベースが乾いたらマスカラを重ねる前にマスカラコームでとかして、ダマを防ぐ。

マスカラは、ブラシが細く繊細に液がつくアイテムをセレクト。まつ毛の根元にブラシを入れたら、左右に少しずつ動かしてまつ毛をしごきつつ、毛先へと梳かしあげます。仕上げに、マスカラコームで余分なマスカラ液をオフ。
下まつ毛にマスカラを塗るときは、まずブラシを横にしてまつ毛の根元に当てることで、細くて短い毛にも存在感をもたせる。それからブラシを縦にして、先端で根元から毛先へと動かし、マスカラ液をなじませて。下まつ毛にマスカラを塗るかどうかは、仕上げたいイメージに合わせて。

まつ毛のキワに影をつくることで、輪郭を際立たせるように計算されたカラーを採用。瞳と肌にグラデーションをつくり、自然になじむ。インウイ  アイライナーリキッド 01 ￥4400／資生堂

（左）まつ毛をとかしながら上向きにできるコームタイプ。透明ブラック液なのでまつ毛が白くならず、ナチュラルな仕上がり。汗や皮脂に強いウォータープルーフ処方。アイエディション（マスカラベース） ￥1320／エテュセ

（右）まつ毛1本ずつをカールさせて、くっきり上向きに。ストレートの極細ブラシが、目頭や目尻の細かい毛もキャッチする。ウォータープルーフ処方。カールアメイジング マスカラ BK10 ￥4400／エレガンス コスメティックス

アイブロウパウダーで理想の眉の形を描いたら、リキッドで足りない部分に描き足す。眉頭は筆を立てて毛を1本ずつ細かく描く。眉尻は、筆を横にして面を埋めるように描いて。

眉マスカラで、全体の色と濃さを整える。最初にブラシを入れた部分が一番濃くなるので、眉中から眉頭、眉尻への順番が自然に仕上がるコツ。ブラシの先端を使い、眉中から眉頭まで毛を逆立てながら色をつけた後、眉尻に向かって毛流れに沿って整えていく。肌に液がついてしまったら、綿棒でオフ。

柔らかなパウダーとくっきり描けるリキッドが1本に。ふんわり優しい雰囲気の眉をつくれる。ウォータープルーフ＆タッチプルーフ処方。ファシオ リキッド＆パウダー アイブロウ 03 ￥1210（編集部調べ）／コーセー

しっかりカラーリングできるのに、まるで自眉のようにさり気ない仕上がり。ブラシがコンパクトで、肌に液がつきにくい。暖色系メイクにマッチするモーヴ。カラーリング アイブロウ 03 ￥3520／SUQQU

「自眉がかなりしっかりしていて、どんなメイクをしても同じような印象になってしまうのが悩み。左右差も気になるのですが、綿棒を片手に何度も何度も修正を繰り返し、最後には諦めて終了……という毎日。とにかく眉の存在感を弱めたいです」（Marinaさん）。

まずはスクリューブラシで毛流れを整え、自眉の量や形を把握して。

眉に影を忍ばせるように、グレーのアイブロウペンシルで地肌全体を軽く塗りつぶす。そうすることで眉のなじみがアップ。このとき、こめかみ部分を軽く引き上げると形もつくりやすい。

スクリューブラシで軽くブラッシングし、ペンシルの色ムラをなじませる。

パウダーのaをブラシに取ったら一度手の甲で量を調節し、眉頭から眉尻に向けてふんわりとのせる。

眉マスカラを眉尻から眉頭に向けて逆毛を立てるように塗り、今度は眉頭から眉尻に向けて毛流れを整えるように重ねる。

ペンシルとパウダーで地肌と毛のトーンを揃えたことで、眉1本1本の主張が軽減して自然な印象に。さらに赤みが加わることで話しかけたくなるような親近感も。

もとの眉の形を生かしつつ、色が明るくなるだけでナチュラルな質感に。トレンドの赤み眉で若々しさもプラス。

素肌を影色で埋めることで、硬さを感じないふわふわ眉が完成。明るめのパウダーとトレンド感のある赤みマスカラで、トレンドのアイメイクとの相性も上々に。野暮ったくなりがちな濃い眉さんは、カラーマスカラをうまく取り入れて。

「若かりし頃に抜きすぎて眉尻を失いました……（涙）。眉の全くない部分に描くとどうしてものっぺりしてしまい、抜け感とはほど遠い古臭い顔になってしまうのが悩み。アイテムの選び方もイマイチわからず、眉に自信が持てません」（Sayaさん）。

スクリューブラシで毛流れを整えて自眉の形を確認したら、眉下の中間から眉尻にかけて自眉に沿ってガイドラインを描く。

アンダーラインと平行になるように、眉の中央から眉尻にかけてガイドラインを引く。眉尻部分はアンダーラインと自然につなげて。

フレームが完成したら、眉尻から眉の中央に向けて毛流れに逆らうように塗りつぶす。こうすることで地肌にしっかり色がつけられる。

パウダーのaとbをブラシに取り、毛流れを整えながら眉全体にのせる。眉頭は毛を立てるように、中間以降は眉尻に向けてとかすようにすべらせるのがコツ。

眉を囲み込むようにコンシーラーをのせ、指の腹でポンポンとなじませる。

コンシーラーをなじませると眉のフレームがより際立ち、整った印象に。

眉の色と形が整ったら、透明のマスカラを眉全体に塗って毛流れを固定させる。マスカラを重ねることでラスティング力もアップ。

コンシーラーを使ったことが一切わからないほどの自然な仕上がりに。細く頼りなかった眉が、しっかりと主張しつつふんわり柔らかな印象に変わった。

毛のある場所とない場所の境が分からないほど自然な仕上がりに。パウダーで厚みを出したことで、いかにも描いていますというのっぺり感を回避。

「眉頭にはあまり色をのせず、眉尻に向けて徐々に濃くなるグラデーションをつくって、眉の主張が強くなりすぎないようにコントロール。ぽっかり空いていた眉尻横の空間が埋まることで、顔自体がシュッと小さく見える効果も」（黒田さん）。

身だしなみ準備は30分以内が主流
11分〜20分がいちばん多く、約8割の人が30分以内。ちなみに日中のメイク直しに関しては「しない」、「3分以下」という回答が6割以上を占め、この世代の生活の慌ただしさが垣間見える。

半数弱は美容に月1万円以上使用
1万円以上を費やしている人が多く、金額が高くなるほど美容医療、スポーツジム、美容院などの外部サービスを多用していた。一方、5000円以下の人のうち、約半数が3000円以下と回答。

高価でも効果を求めるスキンケアの比率が大
メイクはプチプラや韓コスで節約もできるけど、スキンケアは本格的なエイジングケア製品が不可欠なお年頃。老け印象に直結する髪のケアに費やす比率の大きさも、この世代ならでは。

みんなやっぱり化粧品が大好き!
化粧品は日々のケア&メイク製品に加え、ハンドクリームや香水など幅広い。美容院は1回1万円超えも珍しくないうえ、頻繁な白髪染めも金額を押し上げている模様。

雑誌やWEBなど複数のコンテンツを併用
「マキア」をはじめ、具体的な雑誌名が多く挙がった。WEBコンテンツでは君島十和子さん、友利 新先生、小田切ヒロさんなどのプロから、美容系インフルエンサーまで幅広く。

生活圏内のドラッグストアがNo.1
実店舗ではドラッグストアがズバ抜けて多く、百貨店も健闘。オンラインではブランドや百貨店の公式サイト、アットコスメなど手堅い大手系から、日本未上陸の製品も購入できるQoo10やiHerbなど、いくつものショップが乱立。