Netflixで大人気の『ボーイフレンド』に出演したメンバーの中から、5人のボーイズがマキアオンラインに登場! 彼らの持つ色とりどりの「美しさ」から、気になる美容まで根掘り葉掘り取材したスペシャルインタビューをお届け。記念すべきその初回は、ゴーゴーダンサーとして活躍中のユーサクさんにフィーチャー。ボーイズにとって憧れの存在だったという彼の見事な身体づくりの秘訣や、マインドの保ち方に迫ります。
ただ“大きい”だけではなく、筋肉バランスの美しさが印象的なユーサクさんのボディ。首筋、肩、腹筋など、鍛え抜かれたそれぞれのパーツがステージの上で躍動することでさらに輝き出す、“魅せるカラダ”が特徴。
- 短期連載『BOY FRIENDS’ BEAUTY〜彼らが語る、美しさと美容のこと。』vol.1
- 【ユーサク】ストイックにボディを磨き続ける、優しきダンサー
- 本格的にボディメイクを始めたのはコロナ禍から。今は2時間のトレーニングを週5ペースで継続中
- 今、鍛えたいのは肩と脚。もっとゴツくなりたいんです
- 時には人と比べてしまうことも。でも、それを刺激に変えることが大切だと思う。
- ボディメイクが、自分に対する自信と挑戦するマインドを与えてくれた。
- 次回、vol.2はゲンセイさんが登場。ポーチの中身やおすすめコスメを大公開!
短期連載『BOY FRIENDS’ BEAUTY〜彼らが語る、美しさと美容のこと。』vol.1
『THE BOYFRIEND(ボーイフレンド)』とは……
今年7月に配信を開始した、Netflixの恋愛リアリティシリーズ『ボーイフレンド』。ビーチハウス『Green Room』で限られた時間を共に過ごす男性9人の恋愛模様を美しい映像や音楽と共に映し出したこの番組は、配信直後から大きな話題に。恋愛要素はもとより、彼ら一人ひとりが抱える悩みやそれぞれの成長も共感を呼び、世界中に熱烈な番組ファンを生み出している。
【ユーサク】ストイックにボディを磨き続ける、優しきダンサー
1988年生まれ、岐阜県出身。美しく勇猛なゴーゴーダンサーとして国内外のクラブやイベントのステージで活躍するほか、モデルとしても活動中。Instagramのフォロワー数は20万人超え(2024年9月現在)。
番組に登場した際、「まさか、あのユーサクさんがメンバーに!?」とボーイズが驚愕するほどカリスマ的な存在のユーサクさん。もともと“魅せること”が好きでダンサーとして活動していた彼は、30歳になった頃に以前から興味があったというゴーゴーダンサーの道へ。現在は海外のステージでも活躍し、ダイナミックな肉体美を披露しています。『Green Room』滞在中もストイックにボディを磨き続ける姿が印象的だったユーサクさんが語る、身体づくりのこだわりとは?
本格的にボディメイクを始めたのはコロナ禍から。今は2時間のトレーニングを週5ペースで継続中
――まずは、ボディメイクに目覚めたきっかけを教えてください。
「そもそもゲイの方って、モテるために身体を鍛える人が多いと思うんですよ。僕も最初のきっかけはそこで、20代半ばくらいからジムに行ったり家トレしたりして鍛え始めた感じです。本格的にボディメイクをするようになったのは、コロナ禍まっただ中の時期。ジムに行けなかったこともあって、YouTubeでトレーニング動画をよく見るようになったんですよ。ずっと独学でやってきたけれど、知識がついたことで筋トレの質が徐々に上がっていって。さらに食事とかも意識するようになったら、身体が変わっていくのを実感してどんどんハマっていきました」
――トレーニングだけではなく、食事も含めて総合的に意識することで変化が大きくなったんですね。
「一人暮らしを始めて自炊するようになった頃から、鶏胸肉を茹でてご飯と一緒に食べたりするようにしたんです。身体ってやっぱり食べ物でできているから、ごはんを変えないと身体も変わっていかないんじゃないかなって思います。食事内容も少しずつ変化していて、“これはちょっとしんどいから変えてみよう”とかいろいろと迷走しながら(笑)、自分の中でのベストを探しているところです」
――ゴーゴーダンサーを始められて、鍛えることの意識は変化しましたか?
「最初は“スポットライトを浴びられて楽しい〜”くらいの気持ちでいたので、ある程度鍛えておけばいいやっていう感じだったんです。でも名古屋から東京に来て、ゴーゴーダンサーのレジェンドと言われる方に出会った時に『ゴーゴーの基本は身体。身体をちゃんと作り上げないとダメだよ』と言われて。そこから、“今のままじゃダメだ。しっかり鍛えよう!”と気合いが入りましたね」
――現在はどのようなトレーニングをされていますか?
「全てウェイトトレーニングで、1回につき2時間前後。それを週5ペースで続けています。筋肉を大きくしたいので、重量は少しずつ上げていっています」
――ユーサクさんの1日のタイムスケジュールを教えて下さい。
「朝は大体8時か9時くらいに起きて、朝ごはんを食べます。で、12時になったらお昼ごはん。内容はどちらもお米にオクラとかキムチをのせたものと、番組でも飲んでいた鶏肉ジュース。基本的にメニューはそんな感じです。14時にジムに行って16時くらいまでトレーニングしたら、帰宅してコーヒーブレイク。で、18時に夕ごはんを食べて、21時にまたごはんを食べます。その後はフリータイムなので、YouTubeを観たりNetflixを観たりしながらダラダラして、寝るのは夜中の1時くらいかな。寝る時は真っ暗にして無音で寝るようにしてますね」
――食事の回数が多いのは理由があるのでしょうか?
「特に科学的な理論があってそうしているわけではなくて、1回に多くを吸収できないから小分けにして食べているというのが正直なところです。3食にしなきゃいけないっていうルールもないので、いいかなって」
――おやつを食べるとしたら何を食べますか?
「お餅が好きです。不純物が入っていなくて、純粋な炭水化物としてお腹を膨れさせてくれるところがいいなって。最近は味付けをせずそのまま食べていますが、以前はきなこをかけていた時期も。余ったきなこをコーヒーに入れて、きなこコーヒーときなこ餅でブレイクしてましたね」
今、鍛えたいのは肩と脚。もっとゴツくなりたいんです
日々の鍛錬によって仕上げられたボディは、まさに芸術品! 今回の撮影ではその肉体美を活かすべく、あえてシンプルな衣装をセレクト。ポーズを変えるごとに筋肉の隆起が際立ち、どこか品格を備えたワイルドな美しさにスタッフ一同からは思わず歓声が。
――身体を仕上げたことで、ステージでのパフォーマンスに変化はありましたか?
「腹筋がバキバキになったことで、観客の方の視線が変わったっていう実感はあります。やっぱり、腹筋って目を引くパーツなんですよね。ここぞという時に出すことで、一気に場が盛り上がったりします」
――ここをさらに鍛えたい、というパーツはありますか?
「もっと脚を太くしたいんです。そう聞くと、女性の方は驚きますよね(笑)。でも僕からしたら、下半身がゴツいのってカッコよくって憧れるんですよ。だから脚を太くして、肩ももっと筋肉をつけて大きくしたい。肩幅が広がると男らしく見える気がします」
――国外のステージにも立っていらっしゃいますが、海外のダンサーの方と身体作りの情報交換をすることはありますか?
「僕は英語がしゃべれないのであんまり交流はないんですが、彼らのインスタグラムとかSNSを通じて食べているものや鍛え方をチェックすることはあります。ただ、やっぱり海外の方って骨格とか筋肉のつき方が日本人とは違うんですよ。なので、直接的に参考にすることは少ないかも。食事も含めてすごくストイックなんだなっていう部分は刺激になりますね」
――ゴーゴーダンスではボディの質感も注目されると思うのですが、意識していることはありますか?
「ステージに立つ時はベビーオイルを塗ってテカリを出したりしますが、普段は特にケアはしていません。しいていうなら、お風呂に入る時にエプソムソルトを入れているかな。マグネシウムを吸収できると聞いて入れているのですが、暑い日が続いていたからサボりがちで(笑)。最近になってまた再開しました。お風呂に長く浸かるのが苦手なので、湯船に入るのは15分くらい。41〜42℃の設定で、スマホとかYouTubeを観ながら無理やり浸かるようにしています」
――ボディを維持するために密かにやっていることはありますか?
「歩き方や姿勢は常に意識してますね。以前は変な歩き方をしていたので、自分自身がすごく気になっちゃうんですよ。部屋の中にいる時も街中を歩いている時も、身体が映るショーウィンドウや鏡があったら姿勢をチェック。お腹に力を入れて、背筋を伸ばして……というように、気づいたら正しい姿勢をとるようにしています」
時には人と比べてしまうことも。でも、それを刺激に変えることが大切だと思う。
ゴーゴーダンサーという職業柄、身体づくりを中心とするストイックな毎日を過ごしているユーサクさん。決まった食事、決まったスケジュールで過ごす日々は、はたから見るとかなりハードそうな印象を受けるけれど、本人はどのように感じている?
――身体を作り上げることと、それを維持すること。どちらの方が大変ですか?
「作り上げる方が大変だと思います。同じことを繰り返していればキープはできるけれど、作り上げるには限界を突破して次のステップに行かなくちゃいけない。そっちの方が絶対難しいですね。自分としては、身体を維持しているというよりもずっと作り続けているイメージでいます」
――ご自身の中で到達点は設けているんでしょうか?
「はたから見たら『もう到達してるんじゃない?』って思われるかもしれないけれど、自分自身では永遠にそれを感じることはないと思います。もちろん、“こういう身体になりたい”っていう目標はあるんですが、きっとそこからさらにこだわりが増えていくんじゃないかな? 日焼けと同じで、“まだまだ、もっといける!”ってなっていっちゃう気がします(笑)」
――身体づくりが辛くなったり、やめたくなった時もありましたか?
「やめたいと思ったことはないですね。“トレーニングをしなかったら楽だろうな〜”とは思うけれど、自分にとって身体づくりは仕事でもあるから、そんなことはできないんです。みなさんも“今日仕事行きたくないな”って日はあると思うんですよ。でもそれでやめちゃう人はほとんどいないはず。それと同じかもしれないですね。しかもトレーニングの場合、行くとスッキリして“行ってよかったな”と思うことがほとんど。行くことで1日が始まる感覚がありますね」
――トレーニングによって充実感が得られるのでしょうか?
「“楽しい〜!”みたいな感じにはならないけれど、達成感はあると思います。“よし! 今日もこれをやったから、ちょっとはデカくなったかな”みたいな、積み上げていくワクワク感がありますね」
――“筋トレを続けていると、自分のことに集中できるので思考がポジティブになる”という方もいますが、ユーサクさんはいかがですか?
「うーん……。誰かの筋肉画像を見て、自分と比べて落ち込んじゃうこともありますよ。でも、それが逆にモチベーションになる部分もあるんですよね。“きっとこの人だって、これくらい辛いトレーニングを頑張っているんだろうな”と思うと自分も頑張れるんです。その際に大切なのは、固執しないこと。ずっと同じ人を見ているとネガティブになるから、刺激を受けたらシャッとその画像を捨てる。そうやって切り替えることも必要な気がします」
――身体づくりで一番大切なことは何だと思いますか?
「自分に合ったものを継続すること。今はいろんな情報が溢れているけれど、それが自分に合っているとは限らないじゃないですか。なので、いろいろと試す中で自分に合っているかどうかをしっかり判断することが大切。そして、それを継続することしかないと思う。身体って、すぐには変わらないんですよ。変化が出るまでに3ヶ月はかかるけれど、その前に諦めちゃう人が多いんですよね。ボディメイクを始めたら、変わらないと思わずにとりあえず続けてみてほしい。続けてさえいれば、すぐに目には見えなくても変わっていく部分が絶対にあるから」
ボディメイクが、自分に対する自信と挑戦するマインドを与えてくれた。
仕事の都合で先に『Green Room』から旅立つことになった際、ボーイズにイラストを描いてプレゼントした心優しいユーサクさん。番組内では「自分の気持ちを表に出すことが苦手」と話していたけれど、ボーイズとはどのようにコミュニケーションをとっていたのでしょうか?
――撮影中にボーイズと一緒にトレーニングをしたり、ボディメイクについてお話しする機会はありましたか?
「メンバーはほぼ全員がトレーニングする方だったので、マシンがある施設でみんなでやったりしていましたね。シュンくんやリョウタくんが『もっと鍛えたいから教えてください』と言ってきてくれたので、アドバイスをしたことも。リョウタくんはモデルという仕事のためにもっと身体を引き締めたいと思っているらしく、すごく熱心に頑張ってました」
――番組内では、ボーイズが一緒にスキンケアしたり、パックをしたりするシーンも。美容やボディメイクがコミュニケーションツールになっている感じがしました。
「本当にそうです。僕自身はあまり話すのが得意ではないので、そういうことが会話のきっかけになったり、みんなと打ち解けるいい機会になってくれた気がします」
――素晴らしいですね! ボディメイクがマインドや生き方にプラスになったと感じる部分はありますか?
「いろんなことが変わりました。こうしてインタビューをしていただていることも、まさにボディメイクのおかげですし(笑)。あとは、ゴーゴーダンサーとして注目していただけるようになったことも自分の中ではすごく大きいですね。身体が変わることによって自信に繋がったし、“こういうカッコいい衣装が着こなせるんじゃないか”とか、“こんな作品が作ってみたい”とか、イメージがどんどん膨らんでいくんです。チャレンジしてみたいことがたくさん生まれて、自分の視野が広がっていく感覚がありますね」
Tシャツ¥8800/カルバン•クライン カスタマーサービス(カルバン・クライン ジーンズ) パンツ¥59400/モールド(チノ) イヤカフ¥27500/マリハ その他/スタイリスト私物
インタビュー中、言葉を選びながら丁寧に回答してくれたユーサクさん。取材を終えた後に、「これで大丈夫でしたか?」とこちらを気遣う場面も。そんな細やかな心配りに加え、落ち着いた声のトーンや穏やかな語り口からも、内面の誠実さや周囲を包むような優しさが伝わってきました。
次回、vol.2はゲンセイさんが登場。ポーチの中身やおすすめコスメを大公開!
撮影/神戸健太郎 ヘア&メイク/後藤若菜、本多遥香〈ともにROI〉 スタイリスト/井田正明 取材・文/真島絵麻里
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