これまで美容と共にたくさんのチャレンジを繰り返してきた神崎 恵さん。マキア読者のお悩みに答えていただきました。

神崎恵 インタビュー

BE POSITIVE, BE HAPPY

神崎 恵が体現
“新しい私”は美容で叶える

明日の私をもっと輝かせたい!
マキア読者のお悩みQ&A

神崎 恵さん、明日の私を輝かせるためのヒント。失敗を恐れない、自分のトリセツを作るetc._2

Q
ふとした瞬間の写真にゾッとすることが増えてきました。エイジングに対しての心の保ち方を教えてください。


それはしょうがない。生きているんだもの♡
私もゾッとしますよ。きっとみんな同じかなと思います。でも、違う見方をすれば、気になる部分を発見できてなによりということ。あとはそこに対して手を打つだけなので。だから悩む必要はないんですよね。周りの人や昔の自分と比べてしまうのは当たり前のこと。どれだけ悩んでも翌朝ピンと顔が上がってくれるわけではないので、心を悩ませる必要は全くなくて、「じゃあどうするか?」のほうがずっと大事だと私は思います。

Q
女性として自立しながらも、ふんわりと可愛らしさを忘れない秘訣についてお伺いしたいです。また新しいことに一歩踏み出す勇気がほしいです。


見た目はただの“箱”。気持ちは武士です
ふんわりは見た目だけかもしれません。私をよく知っている方からは「武士だね」って言われていますから(笑)。“ふんわり”としたイメージは、話し方をゆっくりにしてみるとか、髪をふわっとカールさせてみるとか、いわゆる〝表面"でコントロールできる。そのバリエーションはたくさん持っているから、見せ方は上手なのかもしれません。ふんわりとした柔らかい雰囲気も、頼れる雰囲気も、どちらの雰囲気の見た目も作ることができるので、それは気分によってコントロールしています。

一歩踏み出す勇気に関しては、私は息をするように新しいことにチャレンジをする癖がついているんです。だからこそ失敗も痛い経験もしましたけど、それで良かったと思う。今何か起きても、「あの時よりは全然楽だわ」と、思うし、これから先は大体のことは大丈夫だなと思える。あまりつまずいたことがない方は怖いかもしれないし、つまずきたくないから慎重になっているのかも。でもそうすると、転んだ時の痛みは大きいですよ。だから失敗を恐れずに色々チャレンジしてみて。一歩踏み出すことさえできれば、こんなもんか、って思うことのほうがきっと多いはずです。

Q
私はモチベーションに波があるのですが、神崎さんにも低い時はありますか? そういう時はどう対処されているのでしょうか?


心を立て直すトリセツを作る。まずは自分をよく知ることから!
波があって当たり前。モチベーションがずっと高い方が珍しいですよ。どんなに疲れていても、よしよしと周りが持ち上げてくれるわけではないから、そういう時にどうしたら穏やかに、前向きに楽しくなれるのか、ということは、常に探してストックしています。私の場合は、運動。運動をする上で、体を鍛えてきれいになりたいという思いは3〜4番目で、1番は心と体をヘルシーに導くために毒を排出するというのが目的。Netflixを観ながら韓国料理やイタリアン、お好み焼きをばーっと並べて食べるのが実はいちばんの幸せなので(笑)、だからこそ、食べたら動く。それがセット。今は週3で鍛えています。

皆さんもモチベーションが下がった時、下がりそうになった時の自分のトリセツを知っているといいですよね。エステに行く、コスメを買う、おしゃれして出掛けられるような予定をひとつ入れてみるとか。もしくは、1日休んでのんびり過ごすのもいいですよね。そのためには自分を分析すること。例えば、睡眠が足りていないとか、働きすぎているとか、そういったデータ的な部分でも解消できることはあるかもしれないですよね。

Q
"世の中の需要"と"自分が好きなこと"の間に生まれる、ギャップの埋め方をお聞きしたいです。


伝え方と提案の仕方を考えてから発信するようにしています
必要とされていないこと、需要のないことでも、自分の伝え方、表現によっては楽しいことになるかもしれない。角度を変えれば見え方も変わってくる。用なしと思われているなと思っても、それを楽しんでやってしまえばこっちのもの。美容家として仕事を始めた頃も「ババアのくせに」「気持ち悪い」など、酷いワードが飛び交っていましたがあまり気にしていませんでした。知らない人が自分を知ってくれているという感覚で、むしろありがたかった。だって、見てくれているわけですから。

最近だと、昨年末に始めたTikTokに酷評が来ますが、全然平気。酷評が届きだしたら幅が広がったということだから、よし! って思うし、すんなり受け入れられるものはどこかに流れていってしまうのも早いと思うので。迷いがあるまま新しいことを始めてしまうと、打たれた時に凹むし、最初に自信がありすぎると苛立ちに変わったりもしますよね。だから始める前に整理しつつ、迷った時はやったほうがいい。そのほうが後悔しないし、やってダメだったら仕方ないと笑い飛ばせばいいんです。

MAQUIA 5月号
撮影/三瓶康友 ヘア/工藤由佳〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/石関靖子 メイク・モデル/神崎 恵 フラワーデザイン/logi PLANTS&FLOWERS 取材・文/通山奈津子 構成/萩原有紀(MAQUIA)
ベアトップ¥52800、パンツ¥48400/エストネーション グランフロント大阪店(エストネーション)  
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年11月21日発売号

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