圧倒的なビューティの知識と経験値を誇るMEGUMIさんに、美や人生に迷える読者が駆け込みクエスチョン! 「自分の“好き”と年相応な美のバランスに悩んでいる」というコメントに、MEGUMIさんはどう答える?

MEGUMI 悩み 相談

MEGUMI

俳優

MEGUMI

1981年9月25日生まれ、岡山県出身。俳優としての顔に加え最近はプロデューサー業も手がけるなど、多方面で活躍。美容にまつわる著書『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)もベストセラーに。

肌・メイク・美容のお悩みまで、読者に対面アドバイス
MEGUMIの
「キレイは誰でも叶います」

MEGUMIさんが考える「年相応な美のバランス」。引き算することで新たな楽しみを発見_2

さきぴんさん・33歳
メイクも服装もいまだに攻めがち。年相応にすべきですか?

MEGUMIさんのお答え
“オシャレの技を増やす感覚で、引き算した自分も楽しんでみて。”

主張の強さが周りとの距離を生む可能性も

さきぴん今33歳なのですが、いまだにミニスカや目元が強いメイクが大好きなんです。でも堅い仕事な上に、今は部下もいるので浮きがちで……。自分の“好き”と年相応な美のバランスに悩んでいます。
MEGUMIとても素敵ですし、どう思われても気にしないならそのまま突き進んでいいと思うんです。でも自分を主張することって周りとの距離を生む行為でもあるので、時を重ねるほど自分がキツくなっていく予感も。なので、削ぎ落とす作業を取り入れてみるのもひとつの手に。若い頃は盛るのが楽しいし似合うけれど、ある程度の年齢にいくと、メイクもファッションもワンポイントで魅せるオシャレが楽しめるようになる。それって、自分の世界がひとつ広がることでもあるんですよね。
さきぴんたしかに! いつも盛り盛りなので、引き算のオシャレを楽しむ日があってもいいのかも。
MEGUMI堅いお仕事で部下もいるとなると、見た目の圧が強い人はそれを超えるコミュ力が必要になっちゃう。それって自分が疲れるので、話しかけやすい自分を演出するのも大事な気がします。
さきぴん何を引けばいいですか?
MEGUMIファンデーションが白すぎる気が。完璧さを求めているのが伝わって、圧が出ちゃうんです。キッチリ塗り込まず、内側からグラデにするといいですよ。

顔なじみを意識して見た目の圧の調整を

さきぴんそういえば、補正力の高い下地を全顔に塗ってました。
MEGUMIアイシャドウも、頑張って4色パレットを使うと主張が強くなるので、ドゥーオーガニック(A)やSUQQU(C)のような単色がおすすめ。くすみ系のオレンジやピンクなら洗練されて見えます。あと眉かな。今は明るめにされていますが、アッシュ系か、Aimmx(B)のような透明の眉マスカラにすると顔なじみが良くなるはず。

MEGUMIさんが考える「年相応な美のバランス」。引き算することで新たな楽しみを発見_3

(A)日本人に合う絶妙な発色
「肌なじみのいいウォームな発色が◎。チークにも使えるので、これでワントーンメイクにすると垢抜けます」(MEGUMIさん、以下同)。ワ バイ ドゥーオーガニック ルミナス アイ シャドー RD02 ¥2750(リフィル)、同 ポイント メイクアップ コンパクト ¥1320/ジャパン・オーガニック

MEGUMIさんが考える「年相応な美のバランス」。引き算することで新たな楽しみを発見_4

(B)ツヤ&毛流れで清潔感を演出
「毛流れを整えるだけできちんと感がでます」。Aimmx アイブロウジェル&眉毛美容液 00 ¥2580/G.Oホールディングス

MEGUMIさんが考える「年相応な美のバランス」。引き算することで新たな楽しみを発見_5

(C)肌に溶け込む大人ピンク
「パールが細かくて上品に仕上がります」。トーン タッチ アイズ 18 ¥4070/SUQQU

子供を持つタイミングに“正解”はないと思う

さきぴん別の悩みも聞いて頂けますか? 今結婚6年目で子供を授かれたらと考えているのですが、仕事との兼ね合いが……。
MEGUMIご主人はどう考えていらっしゃるんですか?
さきぴん“子供がいてもいなくても、どちらも楽しいよね”という感じです。私自身は、キャリアのことを考えるといつのタイミングが正解なのかがよくわからなくて。
MEGUMIわかります。でも、いつが正解ってないんですよ。いつでも大変だしいつでも幸せ。この先キャリアを積んでも、例えば産休をとるとなったらやっぱり焦ると思いますよ。私は27歳で出産したんですが、焦りすぎて2週間で復帰しましたから(笑)。今できること、例えばベビーシッターや行政サービスを調べておくなど、環境や体制を整えておくなどからスタートしてはいかが?
さきぴんなるほど。
MEGUMIリモートで対応できるならそれを利用してもいいですしね。もう少しキャリアを積んでからの方が安心ならば、卵子凍結などを考えてみるのも良いかも。
さきぴん周りに卵子凍結されている方はいらっしゃいますか?
MEGUMI結構いますよ。今じゃないとか、相手がいないとか、理由こそ違えど、徐々に当たり前になってきている気がします。
さきぴん自分の中の“普通”に縛られていたけれど、いろんな選択肢を知って視野が広がりました!

結論!
多彩な自分を演出できるのはオシャレさんならでは。
「私も昔は盛ってナンボな時代がありました。でも違和感を感じて引き算をしてみたら、そこでどうアイデンティティを出すかっていう新たな楽しみが見つかった。会社とプライベートのギャップがあるのも魅力的だと思うので、コスプレ感覚で“デキる女”を演じてみては? 出産とキャリアの問題も、視野を広げて考えてみて」(MEGUMIさん)

MAQUIA 4月号
撮影/神戸健太郎 ヘア&メイク/加藤 恵 スタイリスト/斉藤くみ プロップ/DONA 取材・文/真島絵麻里 構成/山下弓子(MAQUIA)
ワンピース(4月発売予定)¥26950/アンクレイヴ(アンクレイヴ ホワイト) ピアス(右耳)¥59400、(左耳)¥71500、リング(人差し指)¥57200、(中指)¥133100/ヒロタカ 表参道ヒルズ(ヒロタカ)
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