見た目も人柄も、澱みなく流れる水のように清らかさを保ち続けるひと。人にも仕事にもまっすぐに向き合う長澤まさみが考える本当の自分、そして今の時代の恋の在り方。

長澤まさみ インタビュー

濁りのない肌とこころで。
長澤まさみ
彼女の強さと、やさしさと

お話をうかがったのは
長澤まさみ

俳優

長澤まさみ

1987年6月3日生まれ、静岡県出身。2000年に芸能界入りし、同年に映画『クロスファイア』で俳優デビュー。以降、ドラマや映画、舞台など数々の話題作に出演。2024年2月29日よりNetflix映画『パレード』が配信、9月13日に映画『スオミの話をしよう』が公開予定。

彼女をつくるもの

周囲まで浄化されるような清々しい美しさが長澤さんの魅力。澄み渡る肌と曇りなきマインドを維持し続ける方法とは?

明るい肌トーンの秘訣は
ビタミンC&腸内環境にあり。

「年を重ねるごとに肌トーンが上がっている感覚があります。特に首元はすごく白くなっていて、昔よりも明るいファンデーションを使うことが増えました。母と肌質が似ているので遺伝的なものもあると思うけれど、私自身が普段心がけているのはビタミンCを摂ること。とはいっても、ストイックにはならずに疲れた時や風邪を引きそうな時に摂っている感じですね。腸内の巡りも重視していて、食事はベジファーストが基本。ボリュームは朝を一番多くして、昼は普通、夜は少なめのバランスが私にはちょうどいいみたい。夜の8時くらいまでに食べ終わるようにすると身体の調子がいいし、朝の目覚めがラクだなって感じます」

ピラティスと週1のジム通いで
全身の滞りを流しています。

「もともと緊張しいな性格で、普段から肩が前に出がち。身体が縮こまっていろんなところが滞りがちなので、週1のパーソナルジム通いを続けています。マッサージを取り入れながら整えていくメニューで、1回が2時間ほど。全身を揉みしだかれるのは拷問級の痛さだけれど(笑)、終わった後はパアッと視界が鮮明になって効果を実感します。トレーニングは全身運動がメインですが、トレーナーの先生によると、身体を正しい位置に戻すことでお尻が上がったりもするのだそう。私自身もそういった身体の仕組みがわかる運動が好きで、パーソナル以外にピラティスも継続中。長年通っているものの大技はほとんどやらず、基本のポーズをひたすら地道にやっています」

マインドを健やかに保つために
欠かせないのが、友達との時間。

「悩みがある時や心が疲れた時は、友達に話します。以前は自分の中に溜め込んじゃうタイプだったんですが、肌荒れだとか身体のいろんなところに不調が出てしまって。以来、心の澱はすぐに出すように。いちばん仲のいい友達にしょっちゅう電話して、たわいもない世間話も含めて長々とおしゃべりしています。その子とはおばあちゃんが近所の友達とつるんでいるみたいな関係性で、“将来は近くに住もうね”なんて話も(笑)。私にとって、友達と楽しむ時間を持つことはハッピーでいるために欠かせないもの。年に1回必ず温泉に行くことになっている“温泉メイト”がいるので、今年もお互いになんとかスケジュールを合わせてノルマをクリアしなきゃ(笑)」

41〜42℃のお風呂に浸かり
代謝を上げるのが日々の習慣に。

「毎日しっかり湯船に浸かることも、巡りを良くするために取り入れていることのひとつ。お湯の温度は大体41〜42℃くらいかな。すごく健康な母がお風呂は熱めにしていると言っていたので、見習ってみたんです。肌のためにはぬるま湯がいいという話を聞いたこともあるけれど、私自身は熱めの方が合っているみたい。長く浸かって汗をダラダラかくようなことはせず、身体が温まったらサッと出るようにしています」

目元はコーラル、唇はオレンジが
自分の肌がキレイに見えるカラー。

「私にとって、コーラルやピンクベージュ系のアイシャドウは肌トーンをキレイに見せてくれるアイテム。プライベートでメイクをする時は、ブラウン系や暗めのカラーで目元をキリッと引き締めるのではなく、柔らかい色を使ってふんわり締めることを意識しています。リップはオレンジ系を使うことが多いかな。お気に入りの1本があるのですが、それを塗っているとよくホメてもらえるので多分似合っている……はず(笑)」

Information

長澤まさみさんをつくるもの。ビタミンC、週1のジム通い、お風呂etc.… 清々しい美しさの秘密_2

©2024「四月になれば彼女は」製作委員会

『四月になれば彼女は』
川村元気のベストセラー小説が映画化。精神科医の藤代 俊(佐藤 健)の元に、初恋相手の伊予田 春(森 七菜)から手紙が届く。同じ頃、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)が姿を消してしまい……。ウユニ塩湖やプラハの美しい景色を交えながら、愛とは何かを探し求める男女の姿を描く。3月22日より全国東宝系にて公開。

MAQUIA 4月号
撮影/矢吹健巳〈W〉 ヘア&メイク/佐川理佳 スタイリスト/吉田佳世 取材・文/真島絵麻里 構成/木下理恵(MAQUIA)
シャツ¥74800/クリフ(フミカ_ウチダ) ドレス¥52800(サヤカ デイヴィス)、ブレスレット¥80300、リング¥44000(コールムーン)/ショールーム セッション イヤリング/スタイリスト私物

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年11月21日発売号

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