磨き抜かれた肉体や放つ言葉に、人生への飽くなき探究心が滲む。タフで麗しく、内なる炎は誰より熱い。現在50歳。日々進化を遂げているGACKTが語る、美に対する取り組みと、揺らぐことのないその生き方。

GACKT インタビュー

MAQUIA SPECIAL INTERVIEW
輝きの裏にある努力、そして変わらない信念
GACKT
極める男の美学

お話をうかがったのは
GACKT

シンガーソングライター、俳優

GACKT

ガクト●沖縄県出身。バンド活動を経て、1999年にソロ活動を開始。男性ソロアーティスト シングルTOP10獲得数は歴代1位を誇る。音楽以外にも活躍の場を広げ、前作の『翔んで埼玉』では第43回日本アカデミー賞にて優秀主演男優賞を受賞するなど、躍進を続ける。

大勢から否定されても自分なりの生き方を貫いていきたい

プライオリティをつけることでやるべきことが見えてくる


ボクのことをストイックだと思っている人は多いかもしれない。でも基本的にはものすごくだらしない人間で、自分に厳しくすることだって本当は好きじゃない。ただ、老けるよりは老けない方がいいし、汚いよりは綺麗な方がいいだろ? だからやると決めたことに関しては、余計な感情は持たずにただ“やる”。単純にそれだけの話なんだよ。きっと、みんなはそこのプライオリティがつけられていないんだと思う。綺麗になりたいなら、砂糖を減らす。食べたいなら、体型のことを気にするのはやめろ。肌断食だってそう。いろいろ使っても効果が出ないなら、一回やめてみるのもアリじゃない?って。


これはボクの持論だけど、ここまで情報技術が発達した時代だからこそ、マジョリティの考え方を疑ってみることも必要。むしろマイノリティの方が正しかったってこともある。ボクはマイノリティでも構わないし、多数の中に入りたいとも思わない。自分の生き方を貫いていけば、それでいいと思ってる。大勢から否定されたとしても、自分がそれが正しい、または間違っていると思うんだったらそれを実証して見せればいい。そうやって生きていかないと、もったいないだろ? だって、自分の人生なんだから。

INFORMATION

GACKTさんインタビュー。「大勢から否定されても自分なりの生き方を貫く」_2

『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』
埼玉県をひたすらディスり、大きな話題を呼んだ前作から4年。スケールアップした本作は、事態が関西にまで飛び火し東西対決に発展。熱い郷土愛がぶつかり合う。GACKTさんが「2〜3回観ないと把握しきれないかも」と語る多彩な出演陣にも注目。11月23日(木・祝)全国公開。

GACKTさんインタビュー。「大勢から否定されても自分なりの生き方を貫く」_3

©2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会

MAQUIA 1月号
撮影/黒沼 諭〈aosora〉 ヘア&メイク/タナベコウタ スタイリスト/Rockey 取材・文/真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)
衣装/HARAJUKU VILLAGE

MAQUIA書影

MAQUIA2024年11月21日発売号

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