「MAQUIAのカバーを飾ることが夢だった」という松本まりかさんが2度目のカバーガールに。自分に自信を持つためには、美容と真剣に向き合うには……心に響くまりかさんのインタビューをお届けします。
努力することで自信が持てるから
松本まりかの果てしなき旅路
松本まりか
1984年9月12日生まれ。東京都出身。B型。2000年、16歳の頃、ドラマ『六番目の小夜子』で女優デビュー。不遇の時代が長らく続いた後、33歳の2018年、ドラマ『ホリデイラブ』で見事にブレイク。現在は演技派俳優として数々の映画、ドラマ、CMなどに出演。放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』での演技も話題に。
性別は関係なく、自分の顔ってきっと遊び道具。好きな肌、好きなメイク、どんどん楽しんだもの勝ち。外見じゃなくて中身ってよく言うし、もちろん中身が絶対的に大事ですけど、中と外は繋がっているから。外見がGOODなときとそうでないときとでは性格まで変わっちゃうんですよ。私の場合はいろんな役をやるから特に実感値が高くて、衣装やメイク、いわゆるビジュアルによって中身も思考回路もまるで別人のように。それくらい外見って実はパワーがあるっていうこと。外見を磨くことが心地よかったり楽しかったり、自分に魔法をかけてくれることも。その部分にフォーカスしてみると、また違う美容の楽しみ方ができるのかなって思うんです。
まだまだ美しくなれる。30代も40代も。
すべてを脱ぎ去って、自分がおばあちゃんになったとき。なにもなくても“美しい”っていうところを私は目指したい。そのために必要な努力はする。自信を持てればなんだってできるから。人のパワーって無限大だからこそ、はったりの自信だっていいんです。まずはメイクで自信を持ったりね。その自信を表面に留めずに、内面に落とし込んで自分を見つめ直して。最終的に外見と内面を繋げられたら最高。今ちょっとそういう幸せゾーンに入りつつあるんですよ。初めて仕事以外のことにも目を向けられるようになって、わくわくしています。これからの自分も楽しみで仕方ない。まだまだ美しくなれると信じて、30代も40代も謳歌したいな。
MAQUIA 5月号
撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/林 由香里 スタイリスト/後藤仁子 モデル/松本まりか 取材・文/通山奈津子 企画/木下理恵(MAQUIA)