田中みな実さんが、美容に対する姿勢から、仕事に恋愛、人付き合いの方法まで、MAQUIAインフルエンサーたちのガチ質問に真摯に回答!
美容への愛も、美しさも。さらなる進化を遂げて――
田中みな実の現在地(いま)
寄り添う気持ちを大切にしたい
田中みな実に聞きたい10の質問
Question❶―――
10年後はどんな自分でありたいですか?
A:ナチュラルでかわいい人
「塗り固めたような美しさではなく、くるくる変わる表情が愛らしいナチュラルな人を目指したい。生き生きとした自然な表情で、日々はつらつと生きるのが理想です」
Question❷―――
みな実さんのような美しい方、ストイックな方の話を聞いたり見たりすると美容のモチベーションが上がるのですが、みな実さんが「この人のお陰で美容に対する意識が上がった!」という方はいらっしゃいますか?
A:仕事でもプライベートでも、身近にいる人のいいところは全吸収!
「幸いにして良い刺激を与えてくださる方々が私の周りにはたっくさんいるので、しっかり吸収しています。美しい人に出会えば、即座に“何してるの?”と取材。美容好きな人との会話はどれだけ時間があっても足りません。先日、石井美保さんに肌荒れの相談をしたら、おすすめのコスメを自宅まで届けてくださったんです。もう何回助けてもらっているんだろう。ピンヒールで駆けつけて、それぞれの製品の説明を超早口&的確にしてくださった美保さん。カッコよすぎます。私も困っている誰かに対してそんな風でありたいなと思いました」
Question❸―――
自分らしい美を貫いていらっしゃって素敵だなぁと尊敬しています。外見だけでなく、中身も美しく凜々しくカッコよくいられる秘訣は?
A:そりゃあ、カッコイイところしかお見せしていませんからね。落ち込んだ時は目も当てられませんよっ(笑)
「お芝居の作品に入る前はナーバスになって余裕がなくなるし、肌が荒れたらこの世の終わりみたいな顔になる。でも人前に出る時は、皆さんに届けたいメッセージを心から発信したいから、“えいっ”とスイッチをオンにしてカメラ前に立つんです。きっと、皆だって無意識にそうしているんだと思いますよ。玄関を一歩出たら“外の自分”のスイッチを入れて、踏ん張ってる。大丈夫、皆、他人からはちゃんとカッコよく見えているから」
Question❹―――
最近、管理職になったのですが、部下のマネジメントに苦戦しています。年下の人と上手く付き合っていくにはどうすればいいと思いますか?
A:年下に限らず、人とのお付き合いは「尊敬と尊重」がないと上手くいかない
「私はね、“社会に出たら皆一律”と思っているから、年齢は考えずに人付き合いをしています。とはいえ、仕事である以上、仲良しこよしという訳にもいかないから一定の距離を保つことも必要。自分が管理職であったとしても分からないことは素直に認め、部下を頼り、時に隙を見せてもいいと思います。若い人の方が得意なこともあるし。互いに尊敬の念を持ち、相手を尊重することを忘れなければ万事うまく運ぶはず。きれいごとみたいでごめんね。でも、これ真理」
Question❺―――
今の仕事が退屈だなと思うことがあります。仕事にマンネリを感じた時、みな実さんならどうしますか?
A:私なら思い切って環境を変える
「局アナを辞めたのは“毎日が充実していて楽しい。けど、このままでいいんだろうか、もっと自分の可能性を探りたい”と感じたから。外に出てみると、今までいただいていた仕事のありがたみに気付けたし、新たな課題がわんさか見つかった。環境を変えるのは当然リスクが伴うけど、覚悟さえあれば大丈夫。失敗なんてありません。無駄な経験は一つもないと信じて突き進むのみ」
Question❻―――
仕事におけるターニングポイントは、いつ・どんなことだったと振り返って思いますか?
A:いくつかあるけれど、最近でいえばお芝居の仕事を始めたことかな
「最初にドラマのお話を頂いた時は、無謀だとお断りしたんです。でも、1度だけなら、とやってみたら、できないことが多すぎて、悔しくて悔しくて。その後も作品が変わるたびに課題が山積みで、毎度不完全燃焼(笑)。年を重ねていけばいくほど自分の得意分野に留まりがちだから、30代で挑戦を続けられることを有難いな~と感じています」
Question❼―――
積極的に人とお話しするのが難しいと感じてしまうのですが、自信を持って人前に出られる気持ちの持ち方のアドバイスがあれば教えてください。
A:根拠のない自信を持つこと。これに尽きます
「もっと気楽でいいんですよ。“伝えたいことを自分なりに自分のペースで話していい”私はそう思うようになったら、良い意味で適当に話ができるようになりました。“私は大丈夫!”と根拠のない自信を持つこともひとつの手段。話し上手な身近な人を思い浮かべてなりきってみても良い。とにかく場数なので、自信をつけたいのなら経験あるのみ! 勇気が出ますように」
Question❽―――
どうしても他人と比べて沈む時期が定期的にあります。みな実さんでも他人と比べることはありますか?
A:最近は比較のしようがないからナイ! でも、局アナ時代にはありました
「会社にいた頃は“TBSアナウンサー”という括りがあったせいか、競争心が芽生えやすかったかもしれません。人と比べてしまうのは自然なこと。でも、どうせ比べるならポジティブなマインドで。“この人より秀でたい!”と思ったら出来ない自分を悲観するより何か行動を起こすこと。コツコツ勉強でも、ジム通いでもいい。ポイントは他人に頼らないこと。“ハイスぺ彼氏がいる私の方が幸せ”なんて思っていたら彼を失ったときどん底よ(笑)」
Question❾―――
大好きな彼に振られて絶賛失恋中です……。毎日辛くて泣いてしまうことも多いのですが、みな実さんはどのようにして過去の恋愛を忘れてきましたか?
A:一生辛いと思っていたら時間が解決してくれた
「無理に元気にならなくていいし、今は誰に何を言われても彼のことが大好きだよね。散々落ち込んだら、占いや復縁寺にでも行ってみる? 私も失恋当時は悲しくて気力が湧かず、ボロボロだったけど、2年くらい経った頃かな、ようやく新しい恋に踏み出せた。“時間が解決してくれるよ”なんて言われても信じられないと思うけど、いま私はすっきりさっぱりした気持ちで前を向いている。それだけ好きになれる人に出会えて幸せだったね」
Question❿―――
どこでもドアがあるとしたら、今すぐ行きたい場所はどこですか?
A:大阪のおじいちゃまの家
「いつでも行けると思いつつ、なかなか会いに行けてなくて。“行くね~”と連絡をすると、お昼ごろに着くって言ってるのに、最寄り駅の改札で朝から待ってくれてるの。子供の頃そうしてくれたみたいに近所のロールケーキと、冷凍庫いっぱいにアイスを買って。帰る時は新大阪駅の新幹線のホームで姿が見えなくなるまで見送ってくれるんだ。ドラえも~ん!(笑)」
MAQUIA2月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(人物) 橋口恵佑(物) 新谷真衣(物) ヘア&メイク/AYA〈TRIVAL〉 スタイリスト/西野メンコ 取材・文/真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)