大人気美容クリエイター・吉田朱里&水越みさとも挑戦！ “なりたい自分”を叶える注目の最強メソッドとは？

今年中にトライしたいことや達成したい目標を、思い描いている人も多いのではないでしょうか。とはいえ、それを実現するためには、何から手をつければいいかわからないことも。そこで今回は、あのメジャーリーガーも取り組んだことがあるという、あるメソッドに注目。美容系YouTuberとして大活躍中の吉田朱里さん、水越みさとさんの二人に、チャレンジしていただきました。

今回、二人に書いていただいたのは、「マンダラチャート」という目標達成のためのシート。現在、MLBのロサンゼルス・エンゼルスに所属している大谷翔平選手も、高校時代に野球部監督の指導で使っていたと言われているもので、仏教の曼荼羅（まんだら）模様のような表の中に、目標とそれを叶えるための必要項目を書き込むことで、具体的にどんな行動をとっていくべきかを可視化します。

書き方は以下の通り。
①全体を9×9の81マスに分割し、その真ん中に一番叶えたい目標を書く。
②その周りを囲む8マス（中央の薄ピンク色の部分）に、その目標を達成するために必要な「8つの要素」を書く。
③その要素と同じ内容を、周囲の8ブロックの中央（それぞれのブロックの真ん中の薄ピンク色のマス）にも書き入れ、その周りに今度は「8つの要素」それぞれを手に入れるための「8つの行動目標」を書く。

今をときめく美容家の二人は、“なりたい自分”を叶えるためにどんな目標を掲げたのでしょうか？

プチプラからデパコスまで、日々膨大な量のコスメをお試し。丁寧でわかりやすいレビュー動画が圧倒的支持を得ている、美容クリエイターの水越みさとさん。「計画を立てたり、次のステップアップを意識して何かをするのが苦手」という彼女が、マンダラチャートの中央に書いたのは、「肌のことに詳しくなって、今より美肌になる‼」という目標。

「美肌の中でも、『美白』に重点を置いてケアをしていきたいと思っている今年。昨年は、様々な美容家さんやクリエイターの方とコラボする機会をいただいたのですが、改めて画面で自分の肌を見たら、ほかの方と比べて色ムラがあることに驚いて。クリアに見えないのは、小鼻の赤みや、毛穴詰まり＆産毛による黒ずみなどが原因だと気付いたんです。そこで、美しい肌を目指す中でも、左上のブロックに書いた『色ムラ改善』と、左下のブロックに書いた『毛穴ケア』の2点に、特に力を入れていきたいと思っています」

『色ムラ改善』のためにすでに始めているというのが、まずはサプリメントの摂取。そして、肌を落ち着かせる意味での炭酸パックの利用だといいます。

「サプリメントは、石井美保さんがプロデュースしているルミエージュというビタミンCを毎日飲んでいます。石井さんは、私が実際にお会いした中でも、飛び抜けて肌が美しい方のひとり。美肌の方はたいてい食生活にとても気を遣っていますが、私は自炊が苦手で、普段からUber Eatsや外食ばかりで……。日ごろから野菜が足りていないと感じているため、ビタミンはこのサプリに頼っているところが大きいですね。炭酸パックは、エカトのプレシャスジェルパックを愛用。肌のターンオーバーを起こして、ムラのないつるりとした表面感に整えてくれるため、撮影の前日や、疲れがたまって肌が悲鳴を上げそうなときのお助けアイテムとして活用しています。もちろん、日常的な保湿も重要。顔全体にはキュレルのフェイスクリーム、目元や口元にはスックのヴィアルム ザ スムージング クリームを重ね、冬の乾燥から肌を守るように」

色ムラ改善にもつながるのが『毛穴ケア』。メイク動画などではそれほど目立ちませんが、毛穴悩みには、実は長い間悩まされてきたそう。

「メイクをすると隠れるのですが、すっぴんになるとやはり毛穴の開きが気になりますね。そこに影ができてしまったり、細かな産毛が黒ずみに見えたりもしますし。毛穴ケアは、なんといっても洗顔とそのあとの保湿が重要。そこで週1、2回使っているのが、ソフィーナ iP のポア クリアリング ジェル ウォッシュ。毛穴の奥にたまる角栓をしっかり崩壊してかき出してくれるので、おすすめです。そのあとに、VTのCICA デイリースージングマスクでうるおいを与えるとともに、キュッと引き締めてあげると効果的。スックのポア クレンジング セラムも、汚れや余分な皮脂を溶かしてくれるのに加え、保湿力が高くて気に入っています。でもまだまだ毛穴ケアを極めていきたいので、美容医療を受けたり、さらに有効なアイテムを開拓していきたいですね！」

今回、このマンダラチャートを書くにあたり、水越さんがもっとも身にしみて感じたというのが、食生活を充実させることを含む、生活面での改善の必要性。

「以前から薄々気付いてはいたんですが……直視しないようにしてきました（笑）。でも、こうして紙に書くことで、できていないことや、自分の弱点が明確に。私は、どうもスケジュール管理が下手みたいで。日中は友人と会ったり、外出をしたり、日中にしかできないことをするんです。ただその影響で、時には締め切り前は寝ずに動画を作って、朝の4、5時に寝て、10時くらいに起きるという乱れた生活になることも。今年こそはそんな悪循環を断ち切って、肌のために規則正しい生活を送ろうと思っています。運動に関しては、重い腰を上げてやっと取り掛かったところ。マシーンピラティスとジムに週1ずつ通って、きれいなヒップラインを作るべく、頑張っています！ 体作りのために、食事への意識も変わってきて、最近はたんぱく質をなるべく多く摂るように。ほんのちょっとずつですが、いい方向に向かっている気がしますね」

最後に、YouTuberとしての今年の抱負を聞くと、こんな答えが。

「上へ行きたいとか、変わりたいという気持ちはあんまりなくて、今の姿勢を崩さず、『自分のスタイルで続けていくこと』ですかね。チャンスがあれば、コラボをしたり、新しいことにも挑戦していきたいけれど、そういう変化への柔軟さは持ちつつも、“継続すること”をまずは大切にしたい。それと、メイクに関しての動画は、自分の直感で話すことができるけれど、スキンケアはやっぱり知識を持っていないと語れないと思うんです。だから、化粧品成分検定のテキストを読んだり、美容医療について学んだりと、インプットする時間をしっかり取って、今年は美容に関する知識をもっと深めていきたいと思っています」

二人目は、元NMB48のメンバーで、大ヒットコスメ「B IDOL」のプロデューサーでもある吉田朱里さん。アイドル時代から大好きな美容に関する情報を発信するYouTubeをスタートし、その美貌を生かしてのメイク動画や、自ら試して見つけた“使える”コスメ情報が話題に。チャンネル登録者数が93万人を超える超人気クリエイターです。

「マンダラチャートを作成したのは、もちろん初めて。何日間かかけて、苦しみながら書きましたね。最初は『こんなにたくさん書くことある！？』と思いましたが、完成して眺めてみると、書き出した項目は昔からやろうと考えてきたことばかり。頭の中が整理されて、すごくすっきりしました！ 私って、ときどき『自分はなにを目指してるんだろう？ どこに向かっているんだろう？』とブレそうになることがあるんです。でも、この表を見返したら、脱線せずに一貫した生き方ができそうだなと。スマホの待ち受け画面にしようと思います（笑）」

アイドル時代から、向こう1、2年の目標を立てることを大切にし、それをコツコツ達成することで成長してきたという吉田さん。最終的に目指しているのは、美容業界で今以上に知名度を上げ、『No.1美容クリエイター』になること。

「その目標を達成するために必要だと思う8つの項目の中で、一番重要だと考えているのは、やはり『コスメプロデュース』。すべてを諦めろと言われても、これだけは絶対にやり続けたい、私にとってとても大切な仕事です。今、美容分野で私がある程度認めていただいているのは、B IDOLで実績を作れたからこそ。アイドルの経験があり、B IDOLがあっての、今の私なので。B IDOLをプロデュースする上で、大事にしているのは、“自分らしさ”ですね。トレンドに乗っかりすぎたり、変にクリエイターぶったりしてしまうと、求められなくなってしまうと思うんです。だから、『これ、絶対使わんやろ』という色を入れたパレットは作らない。一コスメ好きな私の感覚を生かして、自分が本当に使いたいものだけを作りたいと思っています。そのあたりは、左上のブロックに書いた、『親近感』や『普通の感覚を大切にする』という部分とリンクしてくるのかな。売れる商品を作る勘が鈍らないよう、時間があれば売り場に通って、なにが完売しているか、お客さんがどんな反応をしているかなどを、自分の目で見るようにしていますね」

さらに、自分の仕事を客観視している吉田さんが、B IDOLが売れている理由を考えたときに、欠くことができないと考えている要素が、ずばり『影響力』だといいます。

「現役アイドルがYouTubeで発信するのがまだ珍しかった時代に、いち早く動画配信を始めたことで、“美容アイドル”として認知していただけて、その後、B IDOLというブランド誕生につながりました。商品が広く知られて使っていただけているのも、やはり私がモデルやタレントであればこそ。だからこそ、この先も『影響力』を持ち続けられる存在でいたいと思いますね。ただ、私はタレントでもあるし、YouTuberでもあるので、“憧れ”と“親近感”の両方を同時に持たれるような存在になるのが理想的。タレントとしては、美容という枠を超えてもっと活躍できるようになりたいし、YouTubeではファンの方に役立つ情報をきちんと発信していきたい。今年は、自身でSNSをやっていないプロのヘアメイクさんと視聴者の架け橋になって、普通のチャンネルではなかなか観られない最新のメイクテクニックなどを紹介していこうと思っているんです」と意欲的。

『影響力』を与える存在であり続けるには、当然自身の価値を高めていくこともマストと考えているそうで、日々のケアで『可愛くなる』努力を継続中。

「25歳を過ぎて、肌質がゆるくカーブを描いてきていることを感じますね。もともと肌がとても薄く、乾燥しやすいので、最近はこっくりクリームでしっかりフタをして、うるおいが逃げてしまわないようにしています。朝晩のケアで愛用しているのは、B IDOLやウォンジョンヨのシートマスク＋オバジのダーマアドバンスドリフトもしくはコスメデコルテのリポソーム アドバンスト　リペアクリーム。ボディケアは、毎日お風呂にピーチ・ジョンのオイルを持ち込んでセルフマッサージを。加えて、撮影前はボディラインを仕上げていきたいので、インディバで脂肪を柔らかくほぐし、ジムの有酸素運動でそれを落とし、ピラティスで引き締めるというセットで体作りをしています。食事も、外食だったらしゃぶしゃぶや焼き鳥を選んだり、自炊のときは肉や魚に卵料理もプラスしたりと、たんぱく質を多く摂るよう、かなり気をつけていますね」

親しみやすさをキープしつつ、“アカリン”という絶対的なブランド力をキープできているのは、やはりそんな堅実な美容貯金があればこそ。真面目にコツコツと仕事にまい進する一方で、「実は自分はここまで来れるとは思っていなかった」という驚きの言葉も。

「私が昔思い描いていた“なりたかった自分”を、とっくに超えてしまった感じ（笑）。ありがたいことに、自分のコスメブランドも持てたし、美容関係のCMにも出させていただいたりと、いろんな夢がほぼ叶ってしまったんです。どれも真剣に取り組んできた結果なんですが、これは本当に自分のことなのかなぁとイマイチ現実味がないというか……。だからこそ、今の状況に甘んじたり浮き足立ったりせず、これまで通り自分の仕事を客観視して、次の一手を考えていきたいなと思っています。例えば、長いスパンで考えたときに、若い女の子向けの商品を、リアルな感覚で一生作り続けるのは難しいと思うんです。だから、ファンの方と一緒に自分も成長して、30歳くらいで結婚したり子どもを持ったりと、人生のステージを変化させていきたい。そして、今度は30、40代の女性やママに向けた、今よりワンランク上のデパコスラインを出せればいいなと考えています。アイドルのころから常々思っていることなんですが、ファンの方が一生を終えるときに、『あぁ、私ってアカリンとずっと一緒に歩んできたな』と思い出してくれたら、それ以上に幸せなことってないですよね。ファンの方と足並みをそろえて、人生を進めるのが私の理想。だから、みんなに置いていかれないよう、2023年もいい恋愛をして、プライベートも充実させなきゃと思っています！」

撮影／藤澤由加　ヘア＆メイク／室橋佑紀　スタイリスト／松尾正美（水越みさとさん）　松永麻里（吉田朱里さん）　取材・文／栗田瑞穂　企画・構成／福島美歩（MAQUIA ONLINE）