「MAQUIA」9月号の表紙を飾るこじはること小嶋陽菜さんにインタビュー。ファッションやビューティはもとより、その生き方にも自分らしさがしっかりと息づく彼女に、そのコツを聞きました。

小嶋陽菜 インタビュー こじはる

小嶋陽菜(こじはる)流
「ぴったり」の見つけかた

 

小嶋陽菜

1988年4月19日生まれ、埼玉県出身。2005年にAKB48のメンバーとして活動をスタート。2010年よりマキアモデルを務めるなど、多方面で活躍。グループ卒業後は自身のブランド『Her lip to』を立ち上げ、運営会社のCCOも務めている。YouTubeチャンネル『HARUNA KOJIMA's cat nap』も大人気。

ブレない自分を、信じて選ぶこと

ブレない自分を、信じて選ぶこと

何かを決めた分だけ、自信も生まれる

小嶋陽菜さん-1

自分が好きなものや似合うものを選ぶ時は即決派。でも知らないものもたくさんあるから、“私にはコレ!”と決めつけずに時間をかけていろいろと試したりもします。好きなものだけだとフツーにまとまっちゃいがちだし、飽きちゃう気がして。そういった意識を持つようになったのは、アイドルとしてステージに立ち始めた頃からかな。当時からメイクや衣装を自分で決めることが多かったので、ファンの方の反応を見ながら試行錯誤している感覚があるんです。この仕事って人が求めるものに応えることが大切だから、自分だけがいいと感じるものや、自分の幸せだけを基準に選ぶことはあまりなくて。“自分が好きで、みんなも喜んでくれるものは何かな?”と考えるようにしています。

小嶋陽菜さん-2

アパレルを始めたのも、“ファンの方と好きなものを共有できたら”という気持ちから。小規模でゆるっとやるつもりだったけれど、要望に応える中で少しずつ規模が拡がっていった感じ。最初からここまでの展開になると知っていたら、やらなかったかも(笑)。私の場合、物作りについての決断はまったく大変じゃないんです。ただ会社も経営しているので、意思決定が必要な事項が毎日100個以上あるんですよ。多くの人が関わっている分、簡単なものから人の人生に関わるシビアな内容まで次々と決めていかなくちゃいけない。すごく大変だけれど、それを続けてきたことが自信になっている気が。いろんな面でかなり鍛えられるので、何かを決めた数だけ人間が形成されていくような感覚がありますね。

小嶋陽菜さん-3

決めた後に壁にぶつかることもたくさんありますよ。ビューティの製品を作り始めた時も、アパレルでの経験や座組みでできるかと思ったら全然スムーズに進まなくて……。結局、まずはチームをしっかり作らなければいい製品は作れないと実感。予定よりも時間はかかったけれど、こういう経験の積み重ねが物事を選択する際の感覚を養ってくれるんじゃないかなって。振り返れば、思うようにいかないことって昔もいっぱいあったんですよね。その時に感じていた“やりたいことを選べる人間になるぞ!”という思いが、自分にぴったりなことができている今の環境に繋がっているのかも。


MAQUIA9月号
撮影/吉田 崇 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini〉 スタイリスト/コギソマナ〈io〉 取材・文/真島絵麻里 構成/木下理恵(MAQUIA)

MAQUIA書影

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