みなさんから届いた質問やお悩みに、えみが真正面から向き合う大人気連載。仕事と家庭を両立しながら忙しく生きる毎日は、一体どんなふうにスタートする?
えみはどう考えて、どう思う?
EMI SAYS...,
Q.
モーニングルーティンが知りたいです
A.
怒涛のタスクに追われて
優雅さなんて全くありません(笑)
a.m. 6:30
アラームが鳴る
去年、娘の自立を促すために彼女用のベッドを購入したんですが、一人で寝ていたのは最初の2~3週間だけ。夜中に呼ばれて結局一緒に寝るので、今は夜の9時頃からベッドに入って一緒に寝ています。朝の6:30から5分おきに5回目覚ましをセットしていて、携帯を握りしめたまま2度寝、4度寝……を繰り返すこと約20分。音が鳴る瞬間に、0.5秒で消す早業も身に付きました(笑)。昔は娘に「ママ起きてー!!」って起こされていたのに、最近は二人してしばらくベッドの中です。
a.m. 6:50
ベッドから起き上がり
娘関連のタスクスタート
やっとベッドから抜け出して娘を起こしたら、まずカーテンを開けて本格的に脳内を朝モードに。寝るときはTシャツとショーツ派なので、薄手のニットパンツをはいてパーカを羽織ります。え、なんでショーツなの?って、むしろ毛布があるのに何でみなさんズボンをはくの? 素足の方が気持ちいいのに! そして娘に歯磨きを促しつつ、彼女の服を部屋から取ってきます。歯磨きが終わったら、仕上げをアシスト。小学6年生までは上手に磨けていない場合も多いらしくて、歯医者さんから歯ブラシやフロスを手伝ってあげた方がいいと聞いて実践中です。次に着替えを補助して、朝ごはん&お弁当担当の夫にバトンタッチ。その間に、夜寝ている間に使用した娘の矯正用コンタクトレンズを洗浄したり、ごはんを食べる娘の髪を後ろからセットしたり、水筒に水を入れたり、お弁当用のカトラリーを用意します。
a.m. 7:20
娘関連のタスク完了。
動物たちに朝ごはんをあげる
ベッドから起き上がってから、ここまでの約30分で娘に関する任務を完了させたら、学校に行くまでの10分間で飼っているペットたちに餌をあげます。犬1匹と猫2匹の計3匹と、我が家は相変わらず賑わっております。
a.m. 7:30
娘を玄関で見送って
自分のタスク&家事にとりかかる
「いってらっしゃーい!」と娘を小学校に送りだしたら、ここで自分の歯磨きと洗顔、スキンケアを。娘の残した朝ごはんをつまみつつ、お味噌汁をお鍋から直接おたまですくって立ち飲みし(お行儀が悪くて失礼! 笑)、ここからは家事タイム! ソファーなどを粘着式クリーナーでキレイにして、部屋全体に掃除機をかけて、洗濯を。ペット関連のもの、白、黒の色別に分けて、計3回まわすこともあります。そして乾燥機にかけつつコンロ周りを拭いて、食器を洗って、キッチンのお片付けも完了。
a.m. 9:00
やっとひと段落……
この後は、撮影がある日はノーメイクのままスタジオに向かったり、外出予定がある日はヘアメイクをして出かけたりします。自宅で仕事の日は、すっぴんでコーヒーを飲みながらメールをチェック。返信しながら合間に携帯ゲームを挟みつつ過ごしていると、15分おきくらいに宅配便がピンポーン! 続々と届くお仕事のサンプルを開封しながら徐々にお仕事モードに切り替えていく、そんな毎日です。娘が小学6年生くらいになったら全て自分でこなしてくれて、私はベッドの中から「いってらっしゃーい!」と声をかける……そんな日々を今から夢見てます(笑)。モーニングルーティンって優雅なイメージがあるかもしれないけれど、そんなゆとりはゼロ! もう、毎朝時間との闘いでしかないです‼
MAQUIA 6月号
撮影/大辻隆広〈go relax E more〉 ヘア&メイク/鷲塚明寿美 スタイリスト/伊藤信子 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) 構成・文/森山和子 企画/吉田百合(MAQUIA)